忘れられた墓の前で魂は出会う
必死になればなるほど、本当に必要だと思えば思うほど、そういうものほど手に入らなかった。昔からそうだった。
きっと残酷なのは私欲の塊で、純粋無垢で粘りけのある行動だ。
深い慈愛を持ち、己の欲求を抑え、自分よりカーブミラーに映った誰かの幸せを素直に喜べる人間になりたい。
きっとそんな人は、誰かの代わりに罰を受け、幸福を取り上げられてしまう場面に向き合うかもしれないが、誠実であることが最も簡単で、唯一の救いであると思えるだろう。
人を信じる行為を疑ってしまうなら、ただ自分の正しさだ