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時代の流れを考える
妙齢と呼ばれる歳になり、よく考えてみれば、職場の新人くらいの年齢の子供が自分にいてもおかしくないじゃないか、と気がついた時、同時に自分が「昔はこんなじゃなかったのに…」と、口には出さないまでも、心で頻繁につぶやいている事に愕然とした。
なくなったもの、失われたものを懐かしむのはいいが、いつまでもそこに固執していると虚しさが募ってくる。時代に乗り遅れようが周りにやりにくいババァだと思われようが、それは甘んじて受け入れるが、現代を否定するスタンスは、自分の首を絞めるだけだと思っているので、さっさと諦めて次の良きものに目を向けたい。
物事には始まりがあり、ピークがあり、終わりがある。終わりが見え始めた時、ついピーク時を懐かしんでしまうわけだが、もう終わりの時が近づいたそのタイミングで足掻いても、効果はないのだ。ならば、最後を、できる限り気持ちよく、清々しく着地すべきなのだと思う。
自分を嫌いにならないために。
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