見出し画像

私の白くまアイスものがたり

かき氷に練乳、そのうえにフルーツやあずきなどがトッピングされた、このたまらない組み合わせ、それが白くまアイスです。
幼い頃から馴染みのある大好きなアイスです。そんな白くまアイスに新しい思い出ができたので、今日はつらつらと書いていきます。

私の定番アイス、それは白くまアイス

私が子どものとき、鹿児島出身の母に教えてもらってから、アイスは白くまアイス一択でそればかり食べていました。あまりにも私が白くまアイスを気に入っていたからか、母の実家に帰省したときに家族で天文館にある白くま発祥の地「むじゃき」に行ったことを覚えています。母の実家は霧島で天文館は以外と離れていて、当時いろいろ観光もかねていたと思うけど、私はみんなで白くまを食べたことしか記憶に残っていません。

子どものときは特別だった白くまアイスも、いつしか好きなアイスの中の一つとなり、今では定番アイスとなっていました。福岡から鹿児島、大阪に引越ししてもそれは変わらずで、私の好きな定番のアイスだと思っていたけど、大阪に来てから、白くまアイスを選ぶことが少なくなったようにも感じていました。

そんな白くまアイスを、何を思い立ったのか、退職の日に今までお世話になった職場のスタッフにプレゼントしました。せっかくだからと、みんなで一緒に食べることになり、わいわいと白くまアイスを堪能する時間。スタッフのほとんどが、白くまアイスを初めて食べる人ばかりでした。

「あずきと練乳がいい」
「なにこれー、美味しい」
「酸味のあるパインが良いアクセントになってる」

などなど。
なんとも言えない誇らしい気持ち。「そうでしょ、そうでしょ。白くまアイスは美味しいのです。」なんで私が誇らしく思うのかは置いておき、ふっと思うことが・・・「パインが、アクセント」そう言われたらそうだ、だけどそんなこと考えたこともなかった。あまりにも新鮮な反応をうけて私の脳内が少しだけ活発に。

「なぜ、なぜこれは、白くまアイスなのか」
「そもそも、なぜこれが、白くまなのか」

目の前にあるのはアイスではなく、かき氷。なぜ、白くまかき氷ではないのか。そもそも、発祥は南国鹿児島で、なぜ白くまなのか。感動的な最終日に、私はこんなことをいっとき考えていました。

子どものころからの日常と化した私のあたりまえを、大人になって誰かと共有する体験っていいものです。変わらないものへの安心感と、新しい発見を楽しむ出来事でした。
これからも、白くまアイスは私の定番アイスとして楽しんでいきたいです。
よろしくね、白くまアイス。

白くまアイスについて調べてみた/由来

退職してから数日経ってもやっぱり気になるので調べてみました。

◆「白くま」名前の由来

由来は諸説あるようで、調べてでてきたのがこの2つでした。
その①
綿屋さんが夏に副業ではじめてかき氷屋で、かき氷に練乳をかけ販売していた。その練乳缶に白熊が描かれており、そのまま名前に使用した。(こちらが有力らしい)
その②
かき氷に練乳をかけフルーツやレーズンをトッピングし、それを上から見たときに白熊に似ていたため名前になった。

◆「白くまアイス」について

発祥の地であるお店では「氷白熊」としてかき氷が提供されています。では、なぜ白くまアイスと言われるようになったのか、はっきりとはわからないのですがきっとこれかなと思うものがありました。

店頭で売られているアイスの種類は「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」とあり、「乳固形分」と「乳脂肪分」の量で分けられる。氷に練乳が混ざっている白くまは、ラクトアイスとして販売されており、氷を感じない白くまの商品もあって、それはアイスミルクと書いてある。「氷菓」は乳固形分がほとんど使われていないか、まったく使われていないもので、「ラクトアイス」は乳固形分が3.0%以上のもの。
だから、白くまは「白くまアイス」と言われているのだと腹落ちしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?