#027 🦄Olivia Rodrigo"brutal"は私たちの気持ち -混沌は10代だけのもの?-
(この記事は2022年6月11日に配信した無料版ニュースレターを公開しています)
おはようございます!
土曜日の朝の◎小泉週報です!
「あの子なら死んだよ」を書いたあとで、いろんな人から「なぜ17歳を主人公にしたの?」と(時に失笑気味に)何度も聞かれ、そのたびに言葉に詰まりました。
これは私の半生でもあるし、現在進行形の感情でもあるということをうまく説明できなかったからです。
ランダムに流していたspotifyからOlivia Rodrigoのbrutalが聞こえた時、私は自分が書いた作品の答えを見出しました。
17歳の気持ちは「あの頃」の感情ではなく、今朝の、いまの瞬間の私の気持ちと何一つ変わってないということがはっきりとわかったからです。
大人になるということは若さを失うことを意味するのでしょうか。
「そんな日々もあったねと笑える日が来るだろう」と、過去を懐かしく思えた時がそうなの?
(教えてあゆ、そうなの? )
わからない、だけど私は自分の感覚を大切にしたい。
年を重ね、感情の対処法をなんとか身につけただけで、実は変わらずに生きるのが怖くて傷つくことに不安で、それは多くの大人が今も持ち合わせている混沌だと信じたいです。
◎小泉週報は、小泉綾子が毎週土曜日の朝9時に、
個人的な短いエッセイや書評、映画評、
日常のゴシップや妄想や発見をつめ込んだニュースレターを、
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混沌とした世界で離ればなれになった私たちの心が、
より深く繋がれるように努めます。
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