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新潟県庁でインターンした話🐟🏢

こんにちは〜あやたか(@ayatulip10)です。

春休みは10日間ほど新潟におり、県庁でインターンをしていました。このnoteはざっくりの業務内容と重ための感想を綴るものです。

※内容が高度でよく理解できていない部分が多分にあり、事実を独自に味付けしている気もするのでその点ご了承くださいませ。

👇インターンの募集・概要はこちらです👇


1.行こうと思ったきっかけ

そもそも参加前の私の状態は

・就活始めたて、3年目以降も含めて将来のことをぼちぼち考え始めている
・将来は今のところ産業保健や公衆衛生、研究界隈に行きたいな〜
・行政も気になっていて現場見てみたい
・ハリー先生そろそろ会いたいよね〜

でした!

今のところは産業保健に強い興味があるのですが、産業保健はインターン中に触れたことで、知れば知るほど面白くなっていったので、「情報の暴露量で好きな分野は決まるのかも?」と思い、とりあえず興味はあるけどよく知らない分野を見に行こう〜というモチベーションで申し込みました。

昨年山形に旅行してめちゃくちゃ満足度が高く、日本海側にもうちょっと行ってみたいなという裏目的もありました。表も裏もふわっとしとる…。


2. 何をしていたか

私がインターンしていた間の内容は以下の通りです。

・平日8:30-18:30くらい @新潟県庁
・ハリー先生にくっついて各種ミーティングや記者会見に出席
・ロジカルシンキング関連本の抄読会
・(インターン生用の課題)働き方改革のシミュレーション
・担当職員さんから県庁の業務内容についてのミニレクチャー
※あまり募集時に内容は提示されていないので全国からいろんなモチベーションの大学生が集まってきて楽しいです。多国籍ユースホステル的雰囲気。

皆さま毎日てんてこ舞いでとても忙しそうでしたが、課題に必要な資料を出してくださったりおしゃべりに付き合ってくださったり、ちょろっと登場した学生たちにどうしてこんなに親切なんだ…と日々感動していました。


3. 感じたこと

(1)行政ってでかくて緻密!

初めて行政の現場を見せていただき、行政のイメージが根幹からひっくり返りました。

「これ決めたからやれー!守らないと怒るぞー!」的な役割かと思っていましたが(ごめんなさいごめんなさい)、きめ細かい営業業務っぽいお仕事だなと感じました。

トップダウンで命令したり締め付けたりするのではなく、どうすればそれぞれの施設や地域が目標に到達できるか、という課題に対して、時には相手の組織中に一緒に入りながら適切にサポートしている印象を受けました。

営業業務で言うと(この例えは誰かに伝わるのだろうか)(そして私は営業経験がない)以下のような点が県庁のお仕事と近しいと感じました。

・「システムを入れる前に、現行業務フローを棚卸してみませんか。その後システムが生かせそうなプロセス、他のツールを使った方がうまくいく部分などを検討しましょう」と促す
・担当者の力・地位だけでは突破できない部内稟議のために、キーマンや上長に渡す用の提案資料を一緒に作る

どの場面でも丁寧な根回しがキーになっていました。権力で有無を言わさず…というのはめちゃくちゃ誤解でした、解けてよかった。


また、そのほかにも

・所属組織や都道府県、国を主語にして未来を語る人が多い。その将来のために、自分がなすべき役割、これから獲得すべきスキルや知識を考えていることが印象的。
・県行政そのものの性質か、現場(地域の保健所や病院の動き)も大局(国や世界が向かっている方向性)の両方に触れることができる。また、両者に常にキャッチアップせねばならない。

等々の気づきがあり、行政のダイナミックさと緻密さを肌で感じることができました。


(2)かじってみてわかる政策実現の面白さ

今回のインターン期間では課題として「働き方改革のシミュレーション」に取り組みました。詳細の説明は避けますが、ざっくり「国が決めた政策を現場で実現するにはどうしたらいいのかね?」という内容でした。

基本的にはインターン生同士で相談し、時々ハリー先生にフィードバックをもらう、という形式で進めていました。終盤には成果報告会としてお時間をいただき、実際に私たちが取り組んだ課題を業務として進めていくみなさんの前でシミュレーション内容を発表しました。

やってみて/発表してみて、医療政策を現場で実現していくことはかなり複雑で時間がかかるものの、不可能なことではないと感じました。成果報告も正直自分が何の果を成したのか言語化できない状態で望みましたが、

「考えるための土台を作ってくれてありがとう!」
「これで実際にどうすれば良いかの議論ができるようになりましたー!」

とみなさんに言ってもらえて、やっと自分が何をしていたのか、大きい流れの中でその作業がどんな風に役に立つのか少し掴めた気がしました。

重要な資料作成を任せてくださった大人、丁寧にアドバイスやフィードバックをくれた大人のみなさんに心の底から感謝しています。


(3)わしバリュー出せてないよ〜て大騒ぎしがち学生の気づき

2日目くらいにハリー先生に感想を聞かれました。

私「今日明日で自分がなんのバリューも出せてないのが悔しい。今回は短期ですし何か明らかな成果を出すことは求められていないと思いつつも、新しい場所にくるといつも同じように思います。昨日私が出したバリューはホテルに帰ってから実施したコーチングセッションだけです。」


先生「将来出すどでかいバリューに比べたら今やってる業務委託やらバイトで出すのバリューはおそらく本当に微々たるもの。今目の前のバリューの多寡に拘ってないで将来でかいことできるようにintakeの量と質を気にかけた方が良い!

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雷に撃たれました。痺れた…。

日々「使い勝手の良い人間」になろうと思って極小バリューを積み重ねる暮らしをしているなと気がつきました。

尖っていた時代はあまり同世代と関わりたくなくて、大人にひっつき回っていたため、「何もできませんが!雑用と段取りはできます!面倒なことは私にやらせてください、代わりにそばに置いてください!」のスタンスが染み付いています。

それはそれで重要だと思うのですが、これから20年それを続けることにあまりワクワクしないし(もちろん誰かがやらなければいけない業務はいつでもあるので必要に応じてやる)、将来でっかいことをするには確かにどんと構えて 本丸に挑む必要があります。そしてこれは長期戦。

目先の「今回も役に立ったぜ!」という満足感なしで暮らしていくのは心細いと思うので、それもちょこちょこやりつつ、自分の将来への投資だと思ってたくさん吸収することやストレッチゾーンに飛び込んで暮らしていきたいと思っています(といいつつ未だできるか心配…)。
将来 指数関数的にバンっとでかいバリューにつながると信じて泰然自若になりたい。


4. 今後

初めて行政の現場を覗いてみて「別のところももっと見たい!」と思いました。保健所やさんぽセンター(地域産業保健センター)、厚労省や国際機関などに参上して、それぞれの立場とうまみ、面白さを感じる瞬間を聞く旅に出たいです。幸いなことにあと2年間学生なのでいくつか伺ってみます。

今回のインターンで一番印象的だったことの一つは「ハリー先生まじでずっと生きてる!!!」です。(語彙…)

先生に同行して様々な会議に一緒に出席し、1日を通してずっとガチンコで未知の課題や判断が難しい命題に取り組んでいる様子を間近でみていました。

発言もしてないし大した思考もできていないのに、先生にくっついているだけで1日がめちゃくちゃ濃厚で、先生は常に人生を全うしているなぁ…と感じました。ずっとほぼ全力疾走。

目の前のバリューだけに囚われず、将来の大きな達成に向かってインプットの質と量を高めた結果が現在の成果に繋がり、現在の濃厚daysもまた未来のどでかい何かに繋がっているのだろうな〜と感じました。2日目に言っていただいた「目の前のバリューの多寡に囚われないで!intakeの質と量を大事にして!」の未来にはこういう姿があるのか、と納得したような勇気をもらったような気分になりました。

良質なインプット、トライアルが何なのか今はあまり見えていませんが、私もでっかい成果を出せる大人になれるよう健全に右往左往していこうと思っています。

機会を与えてくださったみなさん本当にありがとうございました!大きくなって恩返しと恩送り!します!


新潟県庁のエントランスにはドンキみたいな水槽があります。


お高いプリン購入費に使います。