ダブルクリップが教えてくれたこと
こんにちは!あやトルです。
前回の話の続きです。
前田デザイン室、通称『前デ』に入ってから約1ヶ月が経ち、なかなかうまくいかないなぁ...と思いながらも、モンモンとしたことを振り返ることも大事!と思って前回書きました。
ただそれだけではなく、様々な刺激や経験を通じて、気づいたことや出来たことも勿論たくさんありました!
中でも驚いたのは、自分がデザインの仕事に携わっていたことに気づかされたことです。
それまで、デザイン=グラフィックデザインという認識が強かったのですが、
webやファッションなどの分野だけでなく、ライターや編集者など様々な分野の方の話を前デを通じて伺い、「デザインはグラフィックだけの世界じゃないぞこれは...もはやデザイナーだけのものでもないぞ...」と視野が広がるようになりました。
そしてその視野をより広げてくれたのが『勝てるデザイン』の本の巻末ワークの1つ「デザイン1000例を集める」でした。
身の回りにあるデザインを写真に撮って集めるというワークで、まず家の中でやってみると、最初は家電のロゴや商品パッケージ、本の表紙などのデザインに目が行きがちでした。
しかし、ふとテーブルの上に転がっているダブルクリップを見て、
「なんか形が整っているなぁ。ん……?待てよ??これもデザインなのでは!?」
と思い、気づけば写真を撮っていました。
そのダブルクリップとの出会いがきっかけでプロダクトデザインについて改めて認識し、よくよく考え直すと仕事でプロダクトデザインをしていたことに気づかされたのです。
机の上にあったダブルクリップ。
思わずつまみたくなる曲線部分の洗礼された美しさ。
「どうか私をつまんでください」とお願いする言葉がどこからか聞こえてくる。
自分の仕事はデザイン性:機能性で言えば2 : 8くらいの割合だと思うのですが、その割合の少なさに「デザインをしている」という認識はそれまでありませんでした。
そのため、その気づきは「もっと他の誰かのためにもデザインしてみたい!」と思っていた自分にとって大きな励みになりました。
そして何と、他にも前デに入ったことがきっかけで、人生で初めて出来たことがありました!その話は次回!