1440時間を無駄にしたセンチメンタルな男の話。

「今度こそ」と思った瞬間に、時間は過ぎてゆく。

「今度ご飯いきませんか?」
と、脳内で何度も何度もイメージする。

この時は、完璧に誘える紳士そのものだ。

だがしかし、現実はまともに話すことさえできない自分がいるのだ。

なんて、情けない男だ。

こんなことを考えて、約2ヶ月は過ぎただろう。

2ヶ月という時間。

そう、約1440時間を無駄にした。

たったご飯を誘うことだけに、なぜ1440時間も無駄にしたのだろうか。

そこになんの原因があるのか。

その原因を考えてるだけでも時間は過ぎてゆく。
そしてまた、無駄な時間を過ごす。

僕は、いつになったら完璧に誘える紳士になれるのか。


それは、僕にもわからない。

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