襲いかかる不安と興奮

「もしかしたら講師を頼むかもしれない」

この一言を聞いた僕は、頭が真っ白だった。だって「やりたい」と言っていたことが本当になりそうな気がしたから。

そして、ものすごい興奮が襲いかかってきた。

え、やれるの?本当??うそ?どっちや!?!?

って、脳の中で叫びまくっていた。

けど、実際の僕の声はどんな風に伝わっていたのだろうか。

興奮がそのまま伝わっていたのだろうか。これに関しては、正直何もわからない。けど、その時は素直に「やらせてください!」とは、言えなかった。

それだけは、覚えている。とても後悔した。言えばよかったと。
そしてその時の僕はとても冷静なふりをしていただろう。

けど、その時の僕は本当に頭が真っ白になっていて理解するまでに時間がかかった。

「講師として呼ばれるかもしれない」と、理解したのは話が終わった後だった。

そのときだ。
急に不安が襲いかかった。さっきまでの興奮とは違って不安ばかりが募った。


俺なんかが?こんな経験させてもらって成し遂げられるの?って、何回頭の中で自問自答しただろうか。

正直、数え切れないくらいしただろう。


急に襲いかかってきた不安と興奮。

だけど変なことに今は不安も興奮もない。ただ楽しみであることには間違いない。不思議だ。

任せられても任せられなくても、楽しみなのは本当の話だ。

たぶんだけど、僕は講師をやるからだ。

いつかはわからない。来年かもしれない、5年後かもしれない。へたしたら10年後かもしれない。

それでも「やりたい!」って発信し続けるだろうし、それはそれでいい経験にもなる。

本当になれたとしてもそれはそれで最高な経験だ。

まあ、要するに、どっちにせよ僕にとって最高な経験なのだ。

だから、これから不安も興奮も吹っ飛ばすくらい楽しみということなのだ。



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