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AdobeStockでAI画像を販売してみたら想像以上に高く売れてた件

こんにちは。株式会社アイ・シー・オーのあやちかと申します。

今回はAdobeStockで販売したAI生成画像が想像以上に高く売れてた件についてお話しながら、今後の「写真」の価値について少し考えてみようと思います。


AdobeStockとは

AdobeStockとはAdobeが提供するフォトストックサービスです。

AdobeStock

仕事でもプライベートでも、フォトストックにお世話になることは多くあります。中でもAdobeStockは世界規模で素材数もトップレベルです。知らないクリエイターはいませんね。

AI生成画像について

2022年の夏ごろに「midjourney」と出会い、クリエイティブ領域における生成AIの可能性にはとても感動したことを覚えています。そのあとすぐに「StableDiffusion」が公開され、世界には生成AIによって作られた画像が急激に増えました。

当時のAI生成画像というのはイラスト要素が強かった印象ですが、だんだんフォトリアルなものも増えてきました。それに伴い、最近のフォトストックには多くのAI生成画像が見られますし、本物との識別が困難なほどのクオリティになってきています。

AdobeStockでAI生成画像のみのフィルターをかけた際の検索結果


実際販売してみたAI生成画像

遊びがてらDALL・E 3で生成してみたボツ画像がたくさんあったので、そのまま使わないのももったいないし、フォトストックとはどんなもんか知るためにも、AdobeStockにて供養することにしました。※DALL・Eは商用利用OK

販売した画像がこちら

ショッピングで接客するロボット_1

販売するためにキーワードを入力する項目があるのですが、キーワード考えるのむずいし面倒くさかったです(笑)

参考までに…

設定したキーワード一覧

また、販売には審査が必要なのですが、その審査には4週間以上かかりました…却下されるパターンもあるみたいですが、なんとか一発クリア。

他にも、タックスフォーム (W-8BEN) とやらのサインが必要だったりと、初めて知るものばかりでした(笑)これもやらないとアメリカから30%分源泉徴収されちゃいます。


結果

なんやかんやはじめてみたAI生成画像のストックフォトマネタイズ

2023年10月26日…アップロード
2023年11月29日…審査通過、販売開始
2023年2月5日…購入!
2023年2月11日…Adobeからメールでお知らせ

という流れを経て、気になる金額は

結果

$3.30…!?

円安真っ只中の今、¥150で換算すると

¥495…!?

ストックフォト1枚で?

AdobeStockの月間サブスク 3,828 円/月 (3点まで) の方が買ってくれたのか…クレジットパックを保有している方が買ってくれたのか…

自分で生成しといてなんですが、一体どこで使うのでしょうか?(笑)

通常ストックフォトはサイトにもよりますが、せいぜい1枚DLにつき数円程度かと思っていたのですが。

ともかく、$25以上の収益が発生しないと出金できませんが、これはいいお小遣い稼ぎですね。GhatGPTの有料版は$20/月なので、頑張れば全然元が取れそうです!
(しかし 結局ちまちま生成して申請出すのが面倒くさくてやっていない )


「AI生成画像」に求めるものと、人間が撮る「写真」に求められるもの

わたしが今回生成AIで生成した画像は、現代では考えにくいシチュエーションで、3DCGなどで制作するにも労力のかかるものです。

また、生成する本人にも強いこだわりが発生しないような画像素材。
こういうものこそが、きっと今のAI生成画像に求めるものですね。

しかし、先に挙げたフォトリアルな女性たちの素材などはどうでしょうか。
こだわりが発生しない状況では、AI生成画像で十分です。

よって、これからの写真に求められるのは何なのか?
AIにはできないことって何なのか?
広告代理店勤務の社員なりに考えてみました。

  • イベントなどの様子を鮮明に撮影できる

  • 思い出に残る一瞬を美しく撮影できる

  • 実在していた人物や情景を、その時代のベストな方法で撮影し保管できる

  • 写真に意味を持たせる撮影ができる

  • 人の心を動かすような写真が撮影できる

こんなところでしょうか。
考えてみると、そもそもの「写真」が果たす目的の本質的なところばかりですね。これらはAIにはできず、高い技術と磨かれた完成のあるプロのみぞ出来ることです。

さいごに

今回はAdobeStockで販売したAI生成画像の収益結果の公開と、今後の「写真」の価値について考えてみました!

用途によって、これら2つをうまく使い分けていきたいですね…!

弊社では事業者様の様々なプロモーションに必要な素材の提供をAIで代替してご提案することが可能です。
もちろん、「写真」が果たすべき目的に沿った撮影もお任せください。
新潟を拠点とした、様々なカメラマンさん達と連携して、唯一無二のベストショットのご提案も可能です。

今回はここまで。目指せ不労所得~!

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