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エネルギーとなるもの(ただの本の書き置きです)

ふとTwitterで回ってきたサイバーエージェントの藤田さんの本「渋谷で働く社長の告白」を買わないといけない気がして読みました。

仕事を初めて10年目、やっと自分の人生を考えるようになりました。
それと同時になにか疲れのような感覚が長く続いていました。
どろんこになってでも夢を追いたい私と、ワークアンドライフバランスが主流になったスマートなクリーンな現代。社会との融合を目指し、新しい時代に沿った会社へと目指す日々。でもそれは時に、妥協とも言える選択。時に諦めるための選択でした。

お手本を見失ってしまったような、見失わなければならないような感覚がずっとありました。変に真面目な性格から毎日向き合っていて消耗戦だったのだと思います。


藤田さんの本は、20代の大学の頃から物語が始まっていました。
ベンチャー企業の洗礼を受けたときの話から上場して黒字化するまでのノンフィクション。
夢中になって時間を忘れてすべて1日もしないうちに読み終わってしまいました。

何故か涙が出る心を動かすようなストーリーだった。
きっとこの先、私を強くする1冊として記憶に残り続けるはずだ。
そんな気がしています。

この感覚を忘れないように早く文字にしておきたかったのが記事を書いた理由です。誰かに伝えたいわけではない自分のための書き置き記事です。
たまたま見つけて読んでしまった方、ごめんなさい。

いつだって世界を変えるのは、夢中になる人たちの熱狂であり、
アントレプレナー精神であること
当たり前の事実なのに私は忘れたふりをしていました。

必死に働いて、そんな生活できないよと言われる褒め言葉から、
自分の幸せをそろそろ考えたほうがいいよと心配される言葉から
私は勝手に孤独になっていたんだと思います。
世間とは違うなにか。異常な自分。
努力をし続けた結果、人生の時間の使い方を後悔するかもしれないよという恐怖。
それでもいいや!と思っている私ですが、
なんとなく臆病になって一緒に夢を見ようよとは言えなくなっている控えめな自分がいるのかもしれない。

藤田さんの本は、
自分の意志を忘れたふりすることは到底許してくれない
衝撃なストーリーでした。(笑)
泣くのも、諦めるのも悟るのも、嘆くのも、まだ早い気がした。
ノンフィクションというのはこんなにエネルギーがあるのかと思いました。

頑張らなくていいんだよという言葉も必要な世の中だけれど
苦しい思いをしても乗り越えていきたい人、実現したい人にとっても
幸ある社会でもあってほしいと願う私のエゴに
付き合ってくれるような本でした。

そして何より自分の時間軸を破壊してくれた本でした。
現実的ではない、今はまだ時期じゃない、
成長スピードが早すぎるなんて線を引いたり
逃げたり避けたりするのが、私達のやり方だったか、
できないのを乗り越えていくのが私達でしょう。
自分で自分に腹が立つほどなんて自分は大馬鹿なんだと思いました。

私の会社には、まだ力が必要だ。
世界の一部を自分たちの手で創りたいと願う人達の強い力を求めている。
一緒に夢を追える人をこれからも募集しています。


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