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身丈出しは予想以上にたいへんだった【ちくちく日記】

去年の春、リサイクル着物のオンラインショップで一目惚れして買った鴛鴦さん柄。ちょうど黒っぽいの欲しいなって思ってたのもあって。
だけど実は、サイズはとっても小さいのですよね……。

身長そこそこあるから腕も長く、裄が合うものはない。(とはいっても身長との比率でいえば短いと思う……)
わがままボディなので身巾はだいたい足りない。
誂えるような予算は悲しいけど持ち合わせていない。

なので、裄と身巾はもう出す前提で。大きめのものが手に入ればラッキー。ちょっと足りんくらいならごまかして着る、という具合でして。

ところが、身丈はですねぇ。出すのが難しい。
なので、身丈が短いのは諦めるようにしていたのですが。
セールになってたし、買っちゃえ買っちゃえっと。買ってしまったのですね。

で、身丈。うーん。低めに腰紐打てば……でもしゅるしゅるした生地なのですべって崩れるかなぁ。
ちょっとめんどくさそうだけど、出してみますか、身丈!

と意気込んだものの。
襟の一部を外さなきゃいけないし、裏も伸ばさなきゃだから解くところ多い……ということは縫い直すところも多い……。

ご存じの方も多いかと思いますが念のため。
着物はだいたい、後ろ身頃と前身頃の帯で隠れるあたりを縫い込んで丈を調整してあるのですね。ここを伸ばすと丈が長くなるわけです。
ところが、おくみにはそれがない。なので、おくみの隠れる部分をちょん切って布を足すわけです。剣先というとがった部分のちょっと下くらいですかね。これは以前、リサイクル着物店の方に教えてもらった。

オーケー。やり方はわかった。

わかったけど……。

作業自体のめんどくささに加え、生地が真っ黒で糸が見えない! しゅるしゅる生地ですべる! と、とても縫いにくい。

目標は2022年の年末までにはと思ってたけど、余裕で年越してしまいもう2月が終わる……。
まぁ、いいんですけどね。着る予定もないし。

一応難関は突破してあとは袖付けと裏地の処理……。

もうやらない。身丈が足りないのは買わないか、対丈で。
というか、着用するものはしばらくいらない。

なのですが、もう一つ、身丈を出そうと解いちゃったのがあるんですよね……。ふふ。ふふ。
これは袷から単衣にするつもりで、どうせ解くなら出すかーと、やってしまったやつです。

袷から単衣もね、けっこうたいへんよね。端の処理とか……。

もうほんとにやらない。これ以上はやらない。


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