"むしる"という名の『プルドポーク』。BBQの次世代ブームになるかも
「さあどうぞ、近くで見てください」。
巨体を揺らし、オーナーが持ってきたのは真っ黒な塊だった。
正直、さすがに焼きすぎではと思ったが、これくらいがちょうど良いらしい。むしろ「この焦げ目が香ばしいし、味が濃くて後をひく。僕はこの部分が一番好きなんです」。
1つ2㎏はある肉塊に「ベアクロウ」と呼ばれる専用フォークを突き刺す。
左右に一気に引きちぎると、ほろほろとやわらかそうな肉が見えてきた。
このワイルド感は見ているだけでテンションが上がる。
ベアクロウに挟まる肉をそぎ落