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S10最終386位 壁ヌメル粗茶

 みなさんお久しぶりです、そうでない方はいつもお世話になっています、あやたかです。みなさんS10お疲れ様でした。僕はS10では最終順位がメインロム386位、サブロム623位という結果でした。一応18乗せ、2ロム最終3桁という最低限(?)の成績を残すことができたのに加え、レギュDは最後というわけで記事を書こうと思います。なお、今回の構築はおなじみ高校1年生からの友人でクラスメイトでもあっただいふく君が作成(育成はすべて僕)した構築です。彼は今まで僕に色々な構築&調整案をくれています。駄文、結果は芳しいかもしれませんが、構築は非常に完成度が高く、良いものになっているためもしよろしければ読んでいただけると幸いです。

自己紹介:TNあやたか
実績(目安)
剣盾:第6回ななすけ杯準優勝
SV:シーズン2レート2018最終61位

目次

1、構築経緯&使用構築紹介
2、個別紹介
3、立ち回り
4、最後に

1、構築経緯&使用構築紹介

 今回僕が使用した構築は壁ヌメル粗茶です。オーロンゲの壁を駆使し、ヒスイヌメルゴンで鉄壁を積み、ヤバソチャ、ランドロスでサイクル&回復をしていき詰めていく構築になっています。

 この構築が完成したのは1日の0時半頃。終了まで8時間ほどのタイミングでした。原案がだいふく君から送られてきたのは30日の昼過ぎ頃でした。だいふく君はDLC来たし久々にポケモンに手を付け、スタン、追い風などメジャーな構築を中心に使っていたところ彼は
「ブランクのせいでミラーに勝てない。」
ということに気づいたそうです()上位層には特にプレイング差で勝てないため、それらの構築は放棄したらしいです。その結果、高耐久のポケモンをコンセプトにすればプレイミスのごまかし&捲り性能の高さで勝つことができるのではないか?という点から構築を考え始めました。
 次に高耐久ポケモンを使う点において問題点なのが水流連打、暗黒強打の確定急所でこちらの積を無視してくるウーラオス。ウーラオスにガンメタを貼った結果、シェルアーマーで急所に当たらないヒスイヌメルゴン&おもてなしでの回復&水ウーラにめっぽう強く、自分も積アタッカーになることができるヤバソチャを採用。この2体で積むとなると壁を貼れるオーロンゲが欲しくなり、この3体のSの遅さ&ヒスイヌメルゴンとの補完に加え、威嚇がある点を評価しスカーフ霊獣ランドロスを採用。これで主軸が決まりました。この時点で僕に
「この組み合わせ強くない?」
と連絡が来たため、@2を考え始めました。(僕は色々な構築に浮気をしたためほとんど彼が考えました)
というわけで僕も扱う構築が肌に合うため、シーズン中盤からヒスイヌメルゴンを使っていました。鉄壁などを積むより早く高い全体高火力を叩き込んでくるカミイーユイなどの構築に対してAD振りの寿司が良いんじゃないか?という考えから壁寿司+ヒスイヌメルゴンという構築を使用し、その後から壁寿司を中心に潜っていました。しかし、上位帯では寿司の捌き方をしっかりとできている人が多く、最終日が近づくにつれて通用しなくなっていき、4000位付近まで落ちてしまいました。そのような中、シーズン中盤で使っていたヒスイヌメルゴンを主軸にした新しい構築をだいふく君が作成し、それを使用するといった流れになりました。 
 基本の4匹は変わらず続投。そして補完枠@2に雨サフゴなどに強く出れる水オーガポン。そして最後はモロバレル負けん気によって木枯らし嵐を打ちづらくすることでトルネロスに、そして悪ウーラオスにもある程度強く、壁とのシナジーがあるゴーグル持ち妖テラスコノヨザルになりました。コノヨザルを採用するまではヒートロトムを採用していましたが、あまりにも数値が貧弱すぎたため解雇という流れになりました。

2、個別紹介

1、ヒスイヌメルゴン(妖) シェルアーマー 慎重@食べ残し

実数値:187(252)-120-152(252)-×-187↑-81(4)
言うことなしのHB

技:たて籠もる/命の雫/ボディプレス/ヘビーボンバー 

 この構築のキーマン&詰め要因。ヒスイヌメルゴンの体力管理が大切になってくる。技は一応のアンコール対策でたてこもる(あえてPPは増やしてない)、回復技の命の雫、メインウェポンのボディプレス、ハバタクカミなどを倒せるヘビーボンバーになりました。テラスは悪ウーラオス等に強く、耐性が優秀な妖を採用。壁構築は急所にあたると終わるのでシェルアーマーが強く、負け筋をつぶせる非常に優秀な特性です。

2、オーロンゲ(毒)悪戯心 慎重@光の粘土

実数値:202(252)-140-108(180)-×-115(76)-80
HB:カイリューのテラス災い込鉢巻神速耐え

技:リフレクター/光の壁/捨て台詞/ソウルクラッシュ
 壁貼り要因。壁貼った後は捨て台詞&威嚇&おもてなしでサイクルを回す。ソウルクラッシュは悪ウーラオスが基本的な役割対象。ソウルクラッシュはかなり偉く、悪ウーラオスだけでなく、イエアルマに対してもいい味を出す。最後の1vs1、オーロンゲミラーで削りをいれたい時などにも使えて優秀でした。

3、霊獣ランドロス(飛)意地@こだわりスカーフ

実数値:177(100)-201(140)↑-111(4)-×-102(12)-143(252)
S:スカーフ込で最速ドラパ抜き&蝶舞などのS上昇orスカーフで最速テツノ
   ツツミ抜きなどをしている有象無象を抜ける準速

A:耐久をあまり振っていない炎オーガポンに対して岩雪崩2発で概ね倒す 
   ことができる調整

技:地団太/岩雪崩/蜻蛉返り/テラバースト

 威嚇&サイクル&崩し枠。Sはだいふく君曰くパオドラパキリンにあたったとき何もできずに負けるのが嫌で準速になった。事実ドラパルト構築に対してはかなり活躍した。捨て台詞の受け先にもなれるように耐久に努力値を割いており、壁込みでも大抵は耐えれるような調整。火力面の調整は岩雪崩のラインをだいふく君が細かくダメージ計算して出していました。ただ火力もしっかり出せ、シーズン中盤で主に使っていたもう少し火力に寄せたランドロスより使い心地は良かった。技は全体技の岩雪崩、サイクルを回せる蜻蛉返り、一致技の地団太、上からうてる強力な一致ウェポンのテラバースト。

ヤバソチャ(水) おもてなし 図太い@オボンの実

実数値:178(244)-×-170↑(228)-142(4)-102(12)-91(12)
HBを厚めにしつつ、瞑想のアドバンテージを考え偶数に

技:シャドーボール/瞑想/力を吸いとる/トリックルーム

 この構築の回復要因。ヌメルゴン、コノヨザルを主に回復させる。耐熱瞑想も強いがヒスイヌメルゴン&コノヨザルを使う都合上おもてなしを採用。技はメインウェポンのシャドーボール、相手のAを下げ、ヒスイヌメルゴンのサポートができ、寿司などにも強い回復技の力を吸いとる、積み技の瞑想、S操作のトリックルームという風になりました。シャカシャカ砲も強いが、攻撃技としては優秀。しかし回復技としては評価が低い、瞑想しないと回復量が渋い、命中不安などの点からだいふく君はあまり評価しておらず、S操作のトリックルームになりました。(シャカシャカ砲をもっと打つような構築だったら耐熱型にする、その型はこの構築にはあっていない)トリックルームはかなりいい味を出しており、非常に強かったです。寿司や追い風に対してだけではなく、ヒスイヌメルゴンの詰め盤面でも打つことが多かったです。事実シャカシャカ砲があったら勝ってた試合よりトリックルームがあったから勝ってた試合のほうが多かったです。ヒスイヌメルゴン&ヤバソチャを2回連続で動かせるのが強すぎる。力を吸いとるも捨て台詞と合わせることで身代わりの無い寿司に強く、加えてたてこもるとのシナジーも合うため採用となりました。
 ミラーのヒスイヌメルゴンなどにも強く相手のヒスイヌメルゴンvsヤバソチャのとき瞑想シャドボで刈り取ることも多かったです。

水オーガポン(水)意地@仮面

実数値:187(252)-165↑(76)-117(100)-×-118(12)-139(68)

HB:カイリューのテラス災い込鉢巻神速耐え
D:テラスを切ったときのことを考え偶数
A:11n

カミイーユイ、サフゴに対して受けだすことを考え耐久ベース、テラスタルを切ることで蔦棍棒は火力が出る&きあいだめもあるのでAは11n

技:ニードルガード/きあいだめ/蔦棍棒/ウッドホーン

 ヌメルゴンで突破が難しい&苦手なカミイーユイ、サーフゴーなどをメタる枠として採用しました。最低限の火力を保ちつつ耐久をベースに努力値を配分。技は守り技のニドガ、一致技の蔦棍棒は確定。壁構築ゆえ体力管理が大切なため火力意識のウッドハンマーよりも場持ち意識のウッドホーン。最後の枠はアンコール、この指とまれきあいだめの3つから選択だが、この指とアンコールは使う場面が限定的すぎるということで破壊力を意識&ヌメルゴンとかで積んでる隣でしたきあいだめクソ強くね?って僕が言ったためきあいだめになった。事実相手の守るに合わせてのきあいだめ、コータス入りに対してのきあいだめ蔦棍棒はめちゃめちゃ強かったです。加えて、きあだいめウッドホーンで急所に当たったときの回復量がエグイ。ただ挑発のほうが役割対象が現実的で強かったかもしれない。

コノヨザル(妖) 負けん気 意地@防塵ゴーグル

実数値:207(172)-154↑(36)-102(12)-×-138(220)-119(68)

HDを中心に配分し、Aを11n調整。
S:最低限ゴリランダーやヒードランをある程度抜ける

補完枠2枚目。上記の5体ではモロバレルやゴリランダーの処理が遅く、かつトルネロスがフリーで木枯らし嵐を打ち放題な盤面になってしまいます。そのため、トルネロスに圧をかけることができ、モロバレルなどに強いポケモンが欲しくなりました、その結果壁とのシナジーがあり、自身を積みの駒としても活用でき、まけんきで木枯らし嵐SダウンしたらAが上昇するためトルネロスにも圧をかけることができるコノヨザルに防塵ゴーグルを持たせて採用しました。本当は回復リソースの持ち物が欲しいが、オボンの実、食べ残しはとられている&モロバレル対策でこのような形になりました。この持ち物に対してはヤバソチャをゴツメにして、コノヨザルをオボンにするか、眠りを1回ごまかせ、火傷電磁波も対応できるラムでも良かったかもしれない。特にこの構築はヤバソチャの処理が遅いため、シャカシャカ砲で焼けて負けるという事が多かったためラムはかなりありだったかもしれない。この枠はもともと眼鏡ヒートロトムでしたが数値が貧弱すぎる、強い点がボルトチェンジでしかないためコノヨザルになりました。ちなみにヒードランではトルネロスへの圧&火力不足だった。テラスは悪ウーラの一致技を半減しながら耐性が優秀な妖を採用。回復はヤバソチャとヒスイヌメルゴンの命の雫、ドレインパンチに任せることになりました。ヌメルゴンか、コノヨザルか、どちらを通せるかを考え、選出ができるため選出パターンの増加につながりました。選出率は低かったが、選出した試合では必ず活躍していました。

3、立ち回り

 基本選出

 オーロンゲ×ヌメルゴン×ヤバソチャ×ランドロス
 この出し方がとても強い。あとは相手の構築にあわせてコノヨザル、オーガポンを選出する。

 イエアルマ→オーガポン
 序盤はソウルクラッシュを打ちながら相手のCを下げつつオーガポンでテラスを切ってDを上げる。相手のこらえるに注意する。

 バレル入り、威嚇が多い、追い風(取り巻きによる)構築→コノヨザル
 コノヨが通せそうな場合はコノヨを出す、ガチクレセにもコノヨを出すことが多かった。台詞威嚇&ビルドで要塞し、空元気をサイクル要因にうってきそうなタイミングでヤバソチャ降臨&シャドボでクレセを削るor力を吸いとるで体力確保。追い風は木枯らし嵐をまけんきで牽制しながら戦う。

 寿司→鈍感が多いのでランド→コノヨorオーガポン
鈍感が多いのでランドで見るのではなく捨て台詞&力を吸いとるで見る。コノヨでビルドを積みながら相手を詰めていく。天然寿司の場合は先に1体倒して気合でTOD。

というように相手の並びに合わせて選出することが非常に重要です。そこからはアタッカーの体力管理、誰でどのように詰めていくかのルートを考えながらTODに注意しつつ壁ターン管理、威嚇&捨て台詞のサイクルを回していきます。○○を通すには△△が邪魔、裏から出てくるポケモンに合わせてあえて相手のポケモンを倒さずにたてこもるや体力管理、同時にトリックルームなどでS操作をするなどの柔軟な立ち回りが必要ではないかと個人的には思いました。

4、最後に

 ここまで長々と文章を読んでいただきありがとうございました。少しでも誰かのヒントになってくれればと思います。反省点としてはもっと早く構築をしあげられればコノヨザルの持ち物、水オーガポンの@1の技などの細かい部分の調整ができたのではないかと思いました。
 シーズン終盤は世界大会や海外大会に出てる人、名前を知ってる強者にあたりまくりボスラッシュが続いていましたが今まで勝てたことのない人にも勝つことができ、なんとかやり切ることができました、、最近はあまり納得のできる良い結果を出せていないのでどうにか頑張りたいです。Eレギュでは新ポケも使えるので非常に楽しみですね。
 今回は構築の並び、調整すべてだいふく君に組んでもらいました。メインロムとサブロム合計したら恐らくレートを300弱近く盛ることができました。かなり完成度が高い構築をだいふく君は組んでくれたのでとても感謝しています。高校1年生の時からの付き合いだけど改めてありがとう。最後になりましたが、今後も頑張っていこうと思いますので僕とだいふく君のTwitter,Xのフォロー、投稿のいいね、リポスト等励み、モチベーションになりますのでよろしくお願いいたします。


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