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限られた時間にいかにレバレッジを効かせるか

最近、X(旧Twitter)であるスタートアップ社長の投稿を目にした。

その内容には、自分が取り入れたいと感じる点が多く含まれていた。ここでは、特に共感したポイントをいくつかピックアップしてみる。

効率は無限に高めることができる

【時間量と時間効率の関係性】
・経営者、起業家はがむしゃらに毎週90時間働くべきだという、話をよく聞く。
・これは、重要だし、基本的なことだ。
・だが、週の標準的な労働時間の40時間と比較して、90や100時間働いたところで、アウトプットはせいぜい2.5倍にしかならない。なぜなら時間は有限だからだ。
・最大2.5倍の生産性向上は、素晴らしいことではあるが、社長が会社を大きくするという意味でのレバレッジとしては弱い。
・これに対して、効率は無限に高めることができる。

たしかに、時間量には上限があるが、時間効率は青天井だ。

アウトプット = 時間量 × 時間効率

時間量を増やすこととは異なり、時間効率を上げることは、長期的にレバレッジが効いて資産となり得る。

例えば、毎週超絶頑張って100時間働いて時間効率が50%の場合、アウトプットは50だ。しかし、週に少し頑張って50時間働いて時間効率が100%なら、同じアウトプット50を達成できる。前者は「超絶頑張り」であり、持続可能性が低い。

時間の資源配分。何にどれだけの時間を使うか。

・時間効率を決定づけるただ一つの究極の要素は、「限られた時間を何に使うか」
・言い換えれば時間の資源配分。何にどれだけの時間を使うか。

1日24時間というルールは平等なので、その中の時間をどう配分していくかでアウトプット量が決まる。

僕は本業では残業をしないようにしている。残業をすると、よくない習慣や考え方を助長し、時間効率を高める思考を放棄してしまうからだ。その代わり、実働8時間を効率的に活用することに焦点を当て、PDCAサイクルを回すよう心掛けている。

組織全体の効率を高める最強のツールが文化

・組織全体の効率を高める最強のツールが文化
・文化は価値観とプロセスの組み合わせで形成される。
・社長は文化を意図的に作り上げられるように動くべき。
・そのためには、仕事にこだわりを持つ。
・組織にあって欲しい文化を明確にする。
・文化は口に出すだけでは形成されない。
・実際の行動とそのフィードバックで形成されていく
・社長の仕事に対する態度が文化を形成する最大の要素。

「文化を作る」という考え方は、エイベックスの松浦会長も述べていた。

「仕組み作り」や「ルール作り」という言葉よりも、「文化作り」という表現には生きた感じがする。これからは「文化作り」を口癖にしていこう。

最後に

投稿に対する感想は以上だ。

関連して、最近僕が特に考えるのは、「オーバーキルを目指さないこと」の重要性だ。

80点が合格点なら、80点を目指すべきだ。100点を目指して過剰に努力し、疲弊することは避けるべきだ。80点も100点も合格という結果は同じなので、100点を目指す努力の20点分は実質的に無駄になる。特に真面目な性格の人ほど、この罠に陥りやすい。

常に「自分はオーバーキルを目指していないか?」と自問自答することで、本当の目標を見失わないようにしたい。

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