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制作進行 汗まみれ❷営業編

こんばんは、暑いですね〜

制作進行という周りになかなかいないであろう
職種について何か書けたらと思いましたが、

きっちり説明しようとするとなかなか時間がかかりそうなので、
ゆるくポツポツ書きます。
今回は『アテンド(営業)について』です。

もし、制作進行を目指していて、
仕事内容を体系的に知りたい!という方は、
こちらを参考にしてみてください

制作進行の新人研修で使われるマニュアル

アニメをどうやって作っていて、
進行の仕事は何か!がまとまっています。
もちろんここに書かれていない曖昧なお仕事も多いですが、
制作進行をするなら、このマニュアルに書いてある内容は、最低限の知識として必要になります

本題:アテンド

制作進行の業務にはアテンドというのがあって、
アニメーターさんに営業をかけて採用するお仕事です。
これが得意か不得意かで、進行が楽しいか辛いか分かれることも多いかなとおもいます。

アニメを作る、例えば
『思い出の修理工場 』(私が好きな本です笑)を全8話30分尺
Netflix配信でアニメ化しますとなったら、

1話数あたり、大体20名くらいアニメーターさんが必要なのではないかなと思います。
その20名を集めてくるのがアテンドです。
基本的には、1話に対して制作進行は1人なので、1人で20人集め切るのが優秀な制作です。

アニメーターさんの多くはフリーランスなので、
作品ごとに毎回アニメーターさんを集めます。
最近は、会社で囲っていたたり、拘束契約(月に○カットで○万円の拘束料)も多くなっています。
もし作品で拘束しているアニメーターさんが15人いて、そのうち自分の担当する話数に3人入れることになったら、
残りの17名をアテンドします。
ただ、20人全員が拘束アニメーターだった話は聞いたことがないので、
基本的には、どの制作進行もアテンドをしていると思います。

アテンドの仕方は、会社や人ごとに全く違うと思いますが、
絵コンテを見て、どんなアニメーターさんが作風に、シーンに合うか考えて、
お願いしたいアニメーターさんの連絡先を得て(ここが難所,,?)
実際に営業のお電話をします。
アニメーターさんも、営業のお電話は煩わしいし迷惑なことも多いので、
繋がらないこともとても多いです。

アテンドを乗り越えるために
日頃から、アニメのスタッフクレジットに目を光らせ、
周囲の制作と円滑なコミュニケーションをとっておくことで、
アニメーターさんを紹介してもらったり、
前の作品で一緒にお仕事したアニメーターさんに、継続でお願いしたり、twitter経由で営業したり、あらゆる手を尽くします。

手を尽くしても、得意不得意があるし
作品としての予算や知名度が低い作品だと、
アテンドは難航し、詰みます。病みます….。笑

また、近年はアニメ作品の本数が増え、
アニメーターさんは各社どころか、
同じ会社でも、作品ごとで争奪戦なのです。

なので、そこの絵が得意なあなた!
アニメーターになりませんか?笑
冗談抜きで、もし挑戦してみたいと思っていたらぜひ、してみてほしいと思います。(余談)

今回は制作進行のメインの業務アテンドについて、書いてみました!

楽しくもあり、大変でもある業務です。




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