乳児湿疹に悩む、生後3か月の娘のとある一日(を娘視点で書いてみた)
生後2か月に入った頃から、顔や耳、目のまわり、おでこなどに湿疹が出始めた我が娘。
ひどいときは汁が出てべショベショになり、痒がって手や爪で顔を掻いたり、縦抱っこをしていると私たちの服に顔をこすりつけたりしてくるため、医者に処方してもらったステロイドを塗ってもなかなか治らない。
炎症がおさまり、ようやく枯れてきたなーと思ったらぶり返して、の繰り返しで、見ているこちらも可愛そうになり、かかりつけの小児科の先生に紹介状を書いてもらい、大学病院の皮膚科へも行った。
薬の種類が変わって、「あら効いてる?」と一時は思ったものの、数日経ったら悪化してきて、またもつらそうな状況に。
アトピーをはじめ、常時なんらかの肌トラブル(ちなみに今は蕁麻疹)を抱えている超敏感肌体質の私には、ステロイドの副作用などを調べまくった過去があるんだけど、娘の顔を観察しては、「薬を塗っているこのほっぺの部分、毛細血管が目立つ……」と、薬の副作用を心配するようになっていた。
これ以上、ステロイドを塗り続けるのは良くないんじゃないか? そもそもいつまで塗り続るべきなのか、指導を受けていないし……と不安になり、夫氏と相談して、小児皮膚科へ連れて行くことに。調べたら、あざみ野に良さそうな病院があったので、試しに行ってみることにした。
面白そうなので、ここからは娘の視点で書いてみようっと。
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昨夜は6時間くらい爆睡しちゃったから、起きたときはお腹ペコペコ、おむつヤバイヤバイの状態。おむつを変えてもらっておっぱいをもらって、いい気分になって遊んでいたら、何やら着替えさせられて「出かけるよ」って。
いつもみたいに抱っこひもでお散歩かなと思ったら、ベビーカーに乗せられちゃった。最近、苦手なのに、ベビーカー。「まあ、少しなら我慢したるか」と思ったんだけど、なかなか降ろしてもらえなくて、さすがに私も我慢の限界。周りの人が振り向くくらいの大声を上げて大泣きしちゃったわよ。仕方ないわよね、嫌なんだもん。
駅に着いておむつを替えてもらって、スッキリしたところで、ようやくパパが抱っこひもに入れてくれた。そうそう、これこれ。ぴっとりくっつけるし、暖かいし、適度な揺れもあるから、よーく寝られるのよねぇ。今日も気づいたら夢のなかだったわ。その間、パパとママはKFCで優雅にランチしていたらしいけど、もともとそのつもりだったから私を寝かしたのかしら。まあ、いいけど。気持ちよかったし。
1時間くらいお昼寝したところで抱っこひもから出されたんだけど、周りを見たら全然知らない所で。寝ぼけていたから、「ここどこー? 私はだれー?」って感じになっていたら、ママに抱っこされて違う部屋に連れて行かれた。知らない男の人に会ったと思ったら、お洋服を脱がされて、体のかゆい部分を触られて、挙句の果てにおむつまで剥がされて、あっという間に目が覚めたわ。もういったい何なのよ! 医者だかなんだか知らないけど、失礼しちゃうわ、まったく。
あまりに不快だったから、パパがお洋服を着せてくれているときにギャン泣きしてやったわ。その後おむつを替えてくれてスッキリはしたけれど、そんなことくらいで笑顔なんて見せてやらないんだから。
ギャン泣きしたからか、お腹も空いてきたなぁと思っていたら、ママに抱っこひもに入れられてまたどこかへ連れて行かれた。てくてく歩いてるけど、どこ行くんだろう……。てか、ママのおっぱいの匂いが顔先にプンプン漂ってきて、お腹がどんどん空いてくるー!
お腹が空きすぎてまたもやギャン泣きしてたら、雰囲気の良さげな所に着いて、抱っこひもから出された。やっとおっぱいをもらえて、ようやくひと息つけたわ。それにしても、この場所、天井が高くて、木のぬくもりがあって、なかなか落ち着くわね。ママのお膝に座って、まったりしちゃった。もう少し大きくなったら、ママと一緒にソフトクリームとやらを食べようっと。
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この日の診断結果は、顔は乳児湿疹、体はあせも。
1日2回、まずは保湿をたっぷりして、5~10分経って乾いてきたら、炎症を起こしている部分にステロイドを塗ってください、とのことだった。
処方されたのは、保湿剤(ヒルドイドとプロペトを混ぜたもの)、顔用のステロイド(ロコイドとプロペトを混ぜたもの)、体用のステロイド(リンデロンとプロペトを混ぜたもの)。
正直にいうと、ロコイドは今までも使っていたので、「またロコイドかぁ。どうせ効かないんじゃないかな……」と半信半疑な気持ちで病院をあとにした。
その夜から、教わったとおりに保湿剤と薬を塗り塗りしてみたんだけど、翌日の朝には赤みがだいぶ引いていて、「おぉ!」と嬉しい驚きが。
ステロイドは同じということは、保湿剤が効いているんだと思う。ヒルドイドもプロペトも単体では使ったことがあったんだけど、いずれも単体では保湿効果がさほど得られない、ということなのかしら。
兎にも角にも、炎症が収まってきたことでかゆみが和らいだからか、顔をこすったり掻いたりすることが減り、なんとなく娘が不機嫌でいる時間が短縮されたようで、ほんとによかった。
明後日にはまた病院へ。また医者に脱がされて、「だれこの人! なんで私、コイツにこんなことされてるのー!?」って、ギャン泣きするんだろうなぁw
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