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思い込みの力

小学校に入る前くらいまでの女の子たちをどうしようもなく魅了する『HUGっと!プリキュア』。

4歳になる姪っ子も大っっっ好きなアニメ。

どれくらい好きかというと、ひとりでエンディングのダンスを完コピしていたり、プリキュアの衣装をお母さんに作ってもらったり、変身するときに使う「プリハート」や「メロディタンバリン」などを買ってもらうほど。

そんな姪っ子の母(私の妹)は娘のために、プリキュアショーに行く計画を立て、私も同行することに。

始まる前から、作ってもらった衣装を身につけ、ワクワクな姪っ子。

始まる前に立ち寄ったおもちゃ屋さんのガチャガチャでも、お目当てのツインラブギターなるおもちゃが出るなどさい先も善く、姪っ子も上機嫌。

ショーが始まると、大好きなプリキュアたちが目の前に現れ、会場中の子供たちの目を釘付けに。

でも、私からしてみたら「人形をかぶっていてアニメの印象と違うし、怖くないのかな?」という心配をよそに、笑顔の姪っ子ちゃん。

不思議なもんだなぁと思っていたら、ビシンといういわゆる悪者が現れた瞬間、「怖い怖い」と泣き出した。

私からしてみたら、「他の出演者よりも頭と体のバランスがとれているし、容姿も人間だし全然怖くなくない?」と思った。

たしか、ディズニーの悪者役には紫色が使われていることが多いと何かで耳にしたのを思い出した。

たしかにビシンの服は紫色ではあったし、怖そうな雰囲気の声を出してはいたけど、怖いって言ったのはその理由?と疑問に思った。

なんで怖いのと聞いても「怖い怖い」しか答えないので憶測ではあるけれど、たぶん姪っ子ちゃんは、ふだんテレビで見ているビシンが「悪いことをする人」という認識で見ていたのではと感じた。なぜなら、ステージに出てきた瞬間に「怖い」と言っていたからだった

それはある種の”思い込み”というものだろう。

そのときに思ったのは、思い込みなど子供でも無意識のうちに形成されていくものは、大人になると無意識で何かを思い込む力も強くなり、そう思う機会も多くなるのではないかということ。

・ビシンが怖いと思っている=怖い

・新しいことをする自信がない=怖い

私自身、無意識のうちにネガティブなことを考え過ぎてしまうことが少なくないけれど、意識的にポジティブなことを考え、自分はできると思い込むことも大切なのではないか

姪っ子ちゃんなど、子供に「怖くないよ」と言ってもあまり効き目はなさそうだけれど、私は意識的に思考を変えることができる。

「怖いと思っているから怖い」だけで、やってみたら想像していたほど大変じゃなかったなんてことはよくある。

新しい何かに挑戦することに対して怖さを感じるのは当たり前かもしれないし、そのための準備は必要だけれど、怖さを解消するにはやるしかない。

”怖い”、なんて考えても仕方がない。

もし“怖い”と考えてしまったら”できる”と思い込む。

そんなふうに、時には、自信過剰な自分になることも必要なのかもしれない。

#9月毎日ブログ更新部 #コラム

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