見出し画像

欠けたもの繕わず

「見て?カッコいいなあ」

陶芸仲間と炭火焼鳥を食べに行ったときのこと、一人が言った。
欠けたうつわを金継ぎこそしていないけど、丁寧にやすりを掛けて使っていた。その無骨さゆえのカッコよさ。

何かに捉われずに、意思を表してみてるみたいで、じんわり胸に響いた。

陶芸のひとが集まると、
作り方がどーだとか(否定じゃないよ)
器の裏を見てみたり
お店の人からすれば
ちょっと面倒な一面もあるけど面白い。

この何年か、テイクアウトや家で焼いてみた焼き鳥は、物足りなかったことを思いだした。

渇望してたんだ。
仲間の笑い声も、炭火の匂いも懐かしく、最高だった。
焼き鳥はやっぱり店にかぎる。
ごちそうさまでした。



\読んでくれてありがとうございます!/ あなたのサポートはとても励みだし、作ることが楽しくなります。