誕生日は〇〇に感謝をする日
歌手の福山雅治さん。
彼はご自身の誕生日である、2月6日には毎年、
ある方に花束を送っているそうです。
その方は「お母さん」だそう。
なぜ自分の誕生日なのに、
あえて「誰か」に贈り物をするのか。
「自分の誕生日に
一番頑張ってくれたのはお母さんだから」
という理由だそうです。
そう、福山雅治さんにとっての誕生日とは、
お母さんに「産んでくれてありがとう」と伝える日
なのです。
一番身近な人を
一番大切にしている人は、
人として信頼できる。
そう思いませんか?
何より、本当にとても素敵ですよね。
誰にも誕生日を祝ってもらえない、と
嘆く人もいるかもしれませんが、
誰かに期待するのではなく、
むしろ自分が両親を祝おうと思っていたら、
気持ちは晴れ晴れします。
自分では絶対に起こせない奇跡。
それはあなたをこの世界に産み落とすことです。
それはあなたの誕生日に、
あなたのご両親が起こした奇跡なのですから。
私もBeauty Japanをきっかけに
サラリーマンを勝手に辞めて
タロットセラピストになった私に対して
「あまりにも腹が立つから
もう顔を見たくない。
実家にはしばらく来ないでほしい。」
とまで言い放たれた父親と、少しだけ和解しました。
(これは東海大会の直前の出来事。また書きますね!)
私の幼少期は
父に殴られ蹴られ、言葉の暴力も浴びせられ、
それを何もできずに黙ってみていた母。
あまり幸せな子供だったとは
言い難いと思います。
でも両親が一生懸命私のために
頑張って働いてくれて、
そのお金で
奨学金なしで大学に通えて、
卒業後には無事に
大手金融機関への就職を決められたのも事実。
父が厳しい職場で
這いつくばって頑張っていたこと、
うつ病になって、
朝「会社に行きたくない」と
何度もぼやきながら出社していたこと。
私たち家族を養うために、
大きな責任を背負って、
その責任に押しつぶされそうになりながら
定年まで頑張ってくれた父。
子供たち3人の
塾や習い事への送り迎えをしながら、
家事を全てこなし。
自分の時間を全て
家族のために使ってくれた母。
全ては三人姉妹に
望む将来を手に入れさせるため。
そして私はその13年後に、
親の期待を全て裏切って
親の1番の自慢だった
一流企業の総合職の看板を捨てて、
タロットセラピストになった。
私も私でまた、
両親の心を大きく傷つけてしまったのです。
そのこともしっかりと、
分かっているつもりです。
もちろん、これに関しては
いろんな意見があると思います。
「あなたの人生なんだから、
親を気にする必要はない」
そう言ってくれて励ましてくれた人も
たくさんいます。
「親の人生ではない、私の人生だから」
という考え方。
これも正しい。
でもね、一方で
赤ちゃんの時からここまで
一人で生きてこられたわけではないのです。
父と母。
彼らの血の滲むような努力がなければ
私は今、ここにいない。
だからこそ、この大きな裏切り行為には、
それなりに…
いや、大きな罪悪感もあります。
Beauty Japanの東海大会にエントリーして
無事ファイナリストになれた後。
「ミスコン出場とかふざけてるのか!
お前は一体何をやってるんだ!
バカなのか!?」
当初はこんな怒号を
何度も浴びせられたものです。
(実家に行かなくても
わざわざ電話がかかってきて
怒られるんですよ。笑)
でも最初はそう言っていた父にとっても
Beauty Japanという
大きな舞台に向かって
自分の子供が一心不乱に
何かを真剣に取り組んでいる姿というのは、
やはり親の心にガツンと響く「何か」が
あったのかもしれません。
Beauty Japanがきっかけで
両親と少し和解できた、あの時。
いまだに忘れられません。
次の3月22日に誕生日を迎えたら、
私は36歳になります。
個人的には70歳くらいまで生きられたら
充分かなと思っていたので(笑)、
そう考えると折り返し地点です。
人生の折り返し地点をきっかけに、
福山雅治さんの教えを胸に刻み、
両親に毎年、お花を送ってみようかなと
思っているところです。
自分の誕生日は「お母さん」に感謝をする日。
私は特別に
父も入れてあげようと思います(笑)
とまぁね、
ちょっとしっとりした雰囲気の文章なので。
ここで小話を。
全くの余談ですが、私は学生時代から
福山雅治さん(ファンの間での通称:ましゃ)のファンでした。
一時期はファンクラブに入るほど。
静岡県のエコパアリーナに来てくれた時は
全ての開催日のチケットを取り、
全ポップソングを聴いては
これ以上ないほどの満面の笑みで
ペンライトとマフラータオルを振り回し、
全バラードを聴いては
号泣したという。笑
ちょっとうざいファンです。
イケメンは、やることもイケメンだ。
ましゃのお母様、
ましゃをこの世に生み落としてくれてありがとう。
あなたのカッコ良すぎる国宝級のご子息は
ただそこにいるだけで
私の心を素敵に救ってくれています。
私からも、毎年2月6日は
心の中で、ましゃのお母様にお花を贈ります。
(いや、だって、住所知らないから。笑)
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