大森望責任編集『NOVA 2023年夏号』(河出文庫)

画像1 溝渕久美子「プレーリードッグタウンの奇跡」が、動物・ファーストコンタクト・言語とオレの好物三種盛りでよかった。 斜線堂有紀「ヒュブリスの船」斜線堂さんの小説の登場人物は徹底的にいたぶられて、いつも清々しいほど救いがない(そこがよい)。 勝山海百合「ビスケット・エフェクト」作中に出てくる食べ物が全部おいしそうでよかった。味や食感の細かい描写をしているわけではないのに、どうしてこんなにうまそうなんだろう。シチュエーションかな。

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