理不尽祭り

A様の前に、何人かの女王様にお仕えさせて頂いたのですが、
その中でもR様は、本当に理不尽な扱いが大変お好きな方でした。

ある日、私が、R様の脚をマッサージさせて頂いていた時のことです。
「私の足元から離れたらお仕置きだからな」
と、おっしゃてからすぐに思いっきり蹴り上げられて
私は、1mぐらい転げてしまったのです。
そうすると、すかさずR様は、
「私の言うことが聞けないの?誰が離れていいって言った?
マッサージの手も勝手に止めてるし・・・」
と、楽しそうに奴隷をなぶりものにするかのように
おっしゃるのです。
ここで、奴隷である私が、そんなぁ
(そんなぁは禁止容疑に認定されております)とか言おうものなら、
どんな醜いお仕置きになるかもしれませんので、
「申し訳ございません」
と、慌てて、足元に戻るのですが、
「じゃ、一本鞭300行こうか?」
と、笑顔でおっしゃると、R様待望のお仕置きタイムが始まるのです。
「ちゃんと300かぞえろよな」
と、おっしゃったので、私は、慌ててR様ご愛用の一本鞭を
飾り棚にとりに行き、
「よろしくお願いいたします」
と、すぐに一本鞭を手渡しさせて頂くのです。
この行動も、徹底的に躾けられており、少しでも動作が遅いと
お仕置きが増えるだけなんです。
さらに、R様は、奴隷に自らを苦しめる道具を持ってこさせることも
大変お好きで、どこまでも残忍な方なんです。

これで、理不尽なお仕置きが終わると思われたら大間違いです。

まず、300をしっかりと数え切らないと、
すぐにやり直しになるのは当たり前で、
それだけではなく、きっちりと300数えられたとしても、
「お前、何ちゃんと数えているんだよ。
私からお仕置きを奪う気?
お仕置きを奪った罪でお仕置きね」
と、やっぱり、鞭は、終わらないのです。

こうやって、一本鞭のめった打ちは、R様が疲れ果てるまで続くのです。
もちろん、お疲れになると、
「早くマッサージしろよ」
と、次に御命令が待っているのは言うまでもありません。




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