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お茶農家の支援に行ってきました!

こんにちは!
静岡県の中小企業診断士、大滝綾乃(オオタキアヤノ)です。

10月に入り、急に秋らしくなってきましたね。スーパーにサツマイモや大根、サンマが並ぶようになり、食卓も秋らしくなってきました。支援先のお菓子屋さんも、カボチャや栗などの食材を使ったお菓子が出ているなど、少しでもこの季節を楽しみたいなと思っています。

さて、先日、静岡市内の複数のお茶農家さんのところに行ってきました。今回は標高500mの所でお茶を作っている農家さんや、20代でお茶農家を引き継がれた方などを訪問しました。
静岡といえばお茶とみかんです。静岡はお茶づくりに適した気候と高い生産技術により、品質の高いお茶を生産しています。県内には、川根茶、天竜茶、本山茶など、山間のお茶の産地が多くあります。山間育ちのお茶は強くて優しい旨味・甘味を楽しめる、高品質なお茶として人気があります。また、静岡は日本茶の代表的な品種「やぶきた」誕生の地で、現在でもやぶきたの生産が多く、県内の茶栽培面積のうち、実に約9割をやぶきたが占めています。

農林水産省「令和5年産茶の摘採面積、生葉収穫量及び荒茶生産量」(主産県)より
標高500mのお茶畑です!

私が今回お伺いしたお茶農家さんは静岡市の本山と呼ばれる地区と清水区の両河内と呼ばれる地区にありますが、同じ品種のお茶でも全然味が違います!お茶の焙煎の仕方や入れ方の違いなどもありますが、味がまろやかだったり、香りが良かったり、見た目に違いはなくても味の好みが分かれると感じました。

また、今回お伺いした農家さんは有機茶に取り組んでいる農家さんです。有機茶は3年以上、化学肥料を使わないで育てたお茶です。有機茶は海外での需要があり、これから伸びていく市場と言われています。農家さんは土壌の健康を守るため、害虫などに気を配り、蜘蛛などの捕食者の力を借り、ほとんど手作業でお茶の栽培を行っています。標高が高いお茶畑ほど、機械が入りづらく、人の手で育てられています。今回は若い農家さんでしたが、高齢化が進んでいる地域のため、お茶の生産量を保つには事業承継などの課題があります。地域の中小企業診断士として、引き続き支援できればと思っています。

静岡のお茶は、ただの飲み物ではなく、地域の歴史と人々の努力が詰まっています。ぜひ皆さんも色々なお茶を飲み比べて、お気に入りの一杯を探してくださいね!

先日は本山茶と一緒に研修を受けました!

また、静岡にはお茶を楽しめる施設がたくさんあります。特に私が好きなのは静岡市清水区にある「茶菓子屋コンチェ」さんという、チョコレートとお茶の組み合わせを楽しめるカフェです。チョコレートを題材にした子ども向けの本もあり、チョコレートのどら焼きなど、お茶に合うチョコレート菓子が食べられます。静岡市清水区の商業施設「エスパルスドリームプラザ」の中にあります。お近くの方はぜひお越しください!

茶菓子屋コンチェさんの店内です。
絵本に夢中の娘。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。