問3.「好き」に関して「全か無かの法則」を用いて述べよ。
「好き」という感情はとっても大事なんだけど、自分の中で、かなりのグラデーションをつけて解釈していたと気がついた。
「好きっぽいを好きだと思い込む」のは自分自身の感度を下げる一方なので、「これは好きではなく、好きっぽいだけだな」としっかり認識するのが大事。
と言いつつ、私もサラリーマン時代は「この仕事・この会社は好き」と本気で思ってたので、これを書きながら胸が痛い。
仕事はやらなくていいならやりたくないし、多分あの会社には戻れないな、今となっては。
「60点の好きは、好きじゃない。」
を採用するのと、
「95点の好きは、好きじゃない。」
を採用したところから見る景色は、異なるものになるよね。そりゃあそう。
○ ○ ○
今までの人生において、レールを新たに敷くということをほとんどせず、「敷かれているレールをいかに早く走るか」ということしかやってこなかった。
高校受験、大学受験、就活、社会人としての振る舞い。全部そう。
このレールは私の意思で敷いたものじゃないけど、まあこのレールの上も楽しいし、好きということにしよう。
が頭のてっぺんから足の指先までこびり着いてしまっている。
この仕事は忙しいけど、全国出張できるし、から好き(ということにしておこう)。
この会社は激務だけど、お給料もいいし平日休みも取れるし、好き(ということにしておこう)。
好きってことにしておかないと、なんか私の人生無駄に見えちゃうし(こういう小さな小さな思い込みが、人生を作ってるよね)。
○ ○ ○
誰かが作った鈍い「好き」に埋もれたくないなら、本当の自分の好きに囲まれて生きたいなら、もうそのレールから降りたのなら、
その処世術は要らないのだから、どこまでも自分に忠実に。忠実に。
ちゃんと自分で選んで、ちゃんと自分で責任取って。責任の名のもとに自由があるのだから。誰かのせいにしないで。
全か無かの法則を思い出す。好きの閾値を、上げ続けるんだ。
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