走る私と日々のこと

小中学校が一斉に休みになってから、ランニングをする子供達をよく見かけるようになった。
運動不足解消や体力作りだったりするのだろう。
とりあえず外に出てできる手軽な運動にランニングを選ぶ人は多いようだ。
私もかつて、産後ダイエットにはランニングを選び、善福寺川沿いを何度か走ってみたこともある。

たまに走ってみるという行為は、日常に取り込みやすい。
しかし継続して走り続けるとなると、いきなりハードルが上がるものだ。
私は、日常的に走ることを想像すらしたこともなかったし、そもそも走れるとも思えなかった。
それなのに今、毎週のように10キロ程度走っている。趣味はランニングと胸を張って言える。

ここまでくるのに色々な出来事があった。
「走る」に対するイメージも随分と変わった。
それらを忘れてしまわないように、少しずつnoteに書いていくことにした。

今回のタイトルは「母親が突然走り出した。」

娘たちにとってかなりの衝撃だったようだ。
運動会前に朝走る!という娘に1度も付き合ったこともなければ、面倒だからすぐ乗り物に乗りたがる。そんな私が走り出したのだ。
休みのたびに近所を走り、汗びっしょりになって帰ってくる。

2019年8月。
私が所属する宇野常寛さん主宰のオンラインサロン「PLNETS CLUB」のランニング部で、10月に開催される軽井沢マラソンへ参加の計画があった。
私はどうしても一緒に走りたかった。走っているみんなの姿をよく写真や記事で見ていて羨ましかった。
その当時まだ3キロ位しか走ったことがなく、その距離でさえ膝が痛くなっていた。
走りたいけどまずは膝に自信がない。クラブで相談すると、専門性の高いメンバーが膝の痛み対策のイベントを開催してくれた。

その時のnoteはこちら↓
https://note.com/planetsclub/n/n9ff25546ffb2

イベントに参加した時に、履いている靴が合っていないこと(これは1番重要だった)と、膝の痛みは克服できることを教えてもらった。 
この日がきっかけで、走る距離を伸ばせるようになり、半年後には20キロ近く走れるようになった。

↓走り始めの活動記録(2019年9月)

↓最近の活動記録(2020年2月)

そう半年間以上、走り続けている。

日々娘たちは、私の成長を目の当たりにしていた。
母が成長していく姿を子供が見守るという、通常とは真逆の光景が面白かったようだ。
ランニングから帰ってくると、何キロ走ったか興味津々に確認してくる。
距離が伸びると喜び、よく頑張ったじゃん!と褒めてくれる。
しまいにはランニンググッズをプレゼントしたいとまで言い出すようになった。
好きな推しに課金するように、娘たちも私に課金する。夢のような話だ。遠慮することなく、すぐに娘と池袋西武へむかった。
そこには私の信頼する販売員さんがいるので、なんとなく欲しいものを伝えて選んでもらった。
その時のアイテムはアームバンドとウエストポーチ。これがまた万能で、走るたびに身につけて愛用している。(アイテムについてはまた後日)

走って嬉しいのも私なのに、随分と得した気分だ。
テストで良い点を取って欲しいものを買ってもらう子供の気持ちって、こんな感じなのか?
そう思ってみたものの、娘たちにそんなことをしてあげたこともなく、結局同じなのか分からないままその日を終えたのだった。



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