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義父母から言われたこと

私が警察から事情を聞かれていた時、両家両親が、到着し家に入ってきました。
義父から「息子がごめんね。」と、会った瞬間に謝られました。私も、「お義父さんごめんなさい。」と言いました。
義母は、旦那さんの遺体に覆い被さって泣いていました。そして、旦那さんの首に巻きついているネクタイを何度も外そうとして、「ねぇ!!早くこの首のネクタイを取ってあげてよ!!なんで、このままにしておくのよ!!」と、私に対して言ってきました。
私だって、直ぐに外してあげたかった。
救急隊の方が旦那さんを床に下ろしてくれた時、ネクタイを外そうと思いました。
だけど、きっと警察が調べるから触らない方がいいよな…と思って、ネクタイを外すのはやめました。
警察の方からからも「ごめんね奥さん。ネクタイ外したいよね。調べてからでないと外せないんだよ。僕達も早く外してあげたい。」と言われていました。
だから私は義母に言いました、「私も同じ気持ちだよ。早く外してあげたい。だけど、警察が調べてからじゃないとダメなんだよ…」と。
私は心の中で、私だって嫌だよ。ネクタイを外したいよ。だけどダメなんだよ…ねぇ…なんでどこまでいっても自分の意見や考えを押し付けるの??
ふざけんなくそババア。何でもかんでも、感情的になって言いたいこと言ってんじゃねーよ。と、思っていました。
私の母は、旦那さんの名前を呟きながら「なんで?どうして??」と言い、旦那さんの顔をひたすら撫でていました。そして私の方を見て「大丈夫?」と言い旦那さんの顔を撫でるのをやめて、私の背中をさすってくれました。

旦那さんは自宅居間で亡くなったので、警察 鑑識 が入りました。刑事課の方から捜査の流れを説明されました。「今から調べるので1階は立ち入り禁止にします。皆さんは別の部屋で待機していて下さい。」と言われ、私達は2階の部屋にいる様に言われました。
義父母は、どこかに連絡をしていました。
電話が終わった後、義父から話しかけられました。「今、葬儀屋に連絡をした。警察が帰ってから葬儀屋が来るから。」と。
淡々と言う義父に対して、なんでそんなに冷静なの??私の気持ちは??どうして私の気持ちは置いていかれるの??
そんな事を思っていました。
私は気が付かなかったのですが、 義父が母に話しかけていたようで。
母から、「お母さんいいですか??僕たちが、娘さんの面倒を見るのは四十九日までです。 それ以降はお母さんお願いします。と言われたの。全く何を考えているの?何でそんなことを今日言われないといけないの?ふざけるな。人を馬鹿にしている。」と、義父母が帰宅した後話を聞きました。
私も母に「なんでそんなこと言われないといけないの?やっぱり縁を切りたいってこと?意味がわかんない。ふざけてる。」と話をしました

私は義父から、「四十九日までかかる費用は、僕達が出す 。それ以降は、お願いね。」と、警察から何度も事情を聞かれて部屋に戻った時に話をされました。
私は、えっ??なぜこの人はこのタイミングでそんな話をするの??お金の話し?四十九日以降は、私がやっていく?ってか、遠回しに私と縁を切りたいってこと??なの??
自分の息子が自殺した日に、なんでこれから先の事とか話してるの??頭大丈夫?人としてどうなの??そんな事を思っていました。

警察の捜査が終わり、「事件性がなく自死と判断します 。明日朝一で死亡診断書を警察が委託した病院へ取りに行ってください。」と言われた時、義父から「取りに行こうか?」とは聞かれず「取りに行ける??」と聞かれました。
私が、精神的余裕も無いことは見て知っているはずなのに…
そして義母は警察が片付けて帰ろうとした時、死亡診断書の値段を聞き出したのです。
私は、えっ??こいつ頭大丈夫?なんで金額聞くの??怖い、何を考えているの。金額とかどうでもいいじゃん。この状況でよくお金の心配ができるよね。ねぇ、あなたの息子は自殺したんだよ。と、思いながら義母の発言に引いている自分がいました。
警察の方は、驚いていました。そして「6万円です。」と義母に話をすると帰っていきました。
その後、連絡をしていた葬儀屋の方が来て主人の身なりを整えてくれました。明日の予定を確認し葬儀屋の方は帰宅されました。
義父母も一旦帰宅すると言うことで、玄関で見送ろうとしたら義母から突然、現金で6万円を渡されました。
私は、現金渡してくるってこの人何を考えているの??もう死んでくれ。と心の底から思いました。
そして私は義母に「お金は受けとりません。結構です。自分で支払いますから。」と、伝えお金を義母に渡すと押し返され「いいの!これで支払ってきてちょうだい!!」と言われました。
支払うって…言い方…なんなのこの人…
マジで死んで欲しい。と思い、もう刃向かうことさえ面倒くさくなり、現金を受け取りました。

最後の最後まで義父母からは、優しい言葉なんて掛けてもらえませんでした。
全てが終わり警察、鑑識、義父母が帰宅したのは夜中の2時過ぎでした。
そして次の日から、義父母、両親、私の暴走が始まりました。

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