一人で取材に行ったとき、いかにもインタビューの途中っぽい写真を撮る方法

一人で取材に行ったとき、いかにもインタビューの途中っぽい写真を撮る方法

Ayano Yoshioka

初めまして。よしおかあやのと申します。
ものすごーーーーーーく久しぶりにnoteを更新することにしました。

簡単に自己紹介すると、今はプレジデント社で働いている編集者です。以前はアイティメディアで、Business Media 誠という媒体をやっていました。社会人になって最初に雑誌編集部に配属されて働いていたため、キャリアとしては「編集者」ですが、アイティメディア(ITmedia、誠、ねとらぼ)では毎日自分で記事を書いていたので、「記者」の仕事もできます。いわゆる「編集記者」というやつです。

「編集とライティングにまつわるアレコレ」というアドベントカレンダーに「なんか書いてよー」と呼ばれたので、何も考えずに「いいですよー」と答えたところ、みなさんガッツリ役にたつ真面目な話を書いていらっしゃるので「ヤバイ!どうしよう!大したこと書けない!」と焦りつつこれを書いています。

編集とライティングにまつわるアレコレhttps://adventar.org/calendars/2660

最初に断っておきます。全然大した話ではないです。
以前、若いライターさんにこの話をしたら「なるほど~~!」と感心してもらえたので、どなたかのお役に立てればいいなーと思って書いてみる次第。

繰り返しますよ。本当に大した話じゃないですからね……!
いいですね……?!?!?!

納得した人だけ、続きをどうぞ。

========
一人でインタビュー取材に行って、話を聞いて、写真も撮る、という仕事。
今の会社で「取材は大抵一人でやってました」というと驚かれるんですが(紙の出版社なので)、Webだと結構ありますよね。

最近だとオウンドメディアとか、Web社内報を社内でつくっている企業も増えていて、そういうところでよく「インタビュー記事を一人で取材するって、どうやってるんですか?」と聞かれるのです。なので、私はどうやっていたか、というのを簡単に書きます。

写真がむちゃくちゃ上手い人はいいんですが、私のように「大して写真うまくない」という人が、失敗しない(最低限記事に載せてサマになる&相手が嫌がらない)ためのテクニックです。

まずは撮影の段取りについて。

一人でインタビューしながら写真を撮ることはできないので(もしかしたら、できる人もいるのかも)、インタビュー中は話を聞くことに専念して、インタビューが終わったあとに、落ち着いて相手の写真を撮らせてもらうことになります。「先に写真を撮って、そのあとでインタビュー」は、カメラマンと一緒のときはいいけど、自分一人のときは滅多にやりませんでした。

で、問題は「どこで撮るか」。これが結構大事。
よくあるパターンは、二つです。

一つ目は、会社の受付とかロゴがあるところで腕組んでもらって写真撮る、みたいなパターン。威厳が出ていい感じの写真が撮れます。
これは、取材対象が写真を撮られ慣れてる人(社長さんとか、タレントとか)の場合はオススメです。
でも、それ以外の場合はあまりオススメしません。プリクラとかセルフィーとか、写真撮られ慣れてる人はいいんですが、ほとんどの人はたいていこれをやってもらうと表情が凍り付いてしまって、柔らかい雰囲気で、自然な表情の写真を撮るのはほぼ無理だから、というのがその理由。

そこで二つ目が、取材した部屋(会議室、応接室など)でそのまま撮る、というパターン。この場合は表情をつくってもらってバッチリ撮影、というのではなく、"取材中の雰囲気を写真で再現する"ことを目指します。
これが実は、簡単そうで難しい。なぜなら、インタビュアーが取材を終えてカメラを向けたとたんに、大抵の人は手を膝に置いて"気をつけ"のポーズになってしまうからです。昔よく「WEB業界ろくろ回しすぎワロタ」なんて言われましたが、ろくろ写真(下の図参照)だって、一人取材で撮ろうと思うと至難の業なんですよ。

インタビュアーとカメラマンが一人二役で、ろくろ回し写真……じゃなかった、インタビュー中の雰囲気が出てる写真を撮るにはどうするか?わたしはそういうとき、いつも広報さんなどインタビューに同席してくれた人(以下「広報さん」)に協力をお願いしていました。

以下、具体的な手順です。
(1)自分(インタビュアー)が座っていた場所に、広報さんに座ってもらう。
(2)二人に雑談をしてもらう。真剣な話じゃなくて、場が和むような話題がベスト。趣味について聞いたり、子どもの話を振ると和むことが多い気がします。
(3)場が暖まってきたところで、写真撮影開始。広報さんの後ろに立って、インタビュー相手を撮る。

位置関係はこんな感じです(我ながらひどい絵だ……)

写真を撮るときのポイントは
・広報さんの肩越しに(つまりインタビュー相手と自分が向かい合う)
・視線が来るようにして(視線が来ていない写真は、結局記事で使えない)
・望遠寄りの標準レンズで(大抵テーブル越しに撮ることになるので。あと広角レンズで撮ると顔が太って/歪んで写るので嫌がられる。私は70~80mm[キヤノンなので×1.6倍換算]を使うことが多い)
・右向き、左向き、正面の3方向から撮っておく。余裕があれば左右横顔も。
・多めにシャッターを切っておく(デジカメの液晶で見ると大丈夫と思っても、パソコンで見るとブレてることはよくあるので)
・撮影が終わったらその場で数点選んで「こんな感じでどうでしょう?」と確認をとる(真面目な顔がいい/笑顔がいいという好み、顔の向きの好みを抑えておくため)
……というところでしょうか。

これができるようになってからは、一人取材でインタビュー写真に使えるものがなく、あとで青ざめる……ということがなくなりました。
ときどきは、取材相手から「自分のプロフィール写真にしたいから、あのときの写真をくれませんか?」なんて言われることもあって、うれしかったです。

大した話ではないですが、もしもどなたかのお役に立てたならうれしいです。私以外の編集者さんたちの役にたつ記事はこちらをどうぞ!

編集とライティングにまつわるアレコレ
 https://adventar.org/calendars/2660

追伸:公開日を間違えていて、出すのが遅れてしまいました。モーリさん、ごめんなさい!!!!!(謝謝謝)

追伸その2:レンズの話、最初「×1.5倍換算」と書いてしまいましたが、正しくは「×1.6倍換算」です。失礼しました~(基礎的なミスで恥ずかしい……)

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
スキありがとうございます!やったー!
Ayano Yoshioka
あやのです。ご当地キユーピー集めてます。写真は一六タルトキユーピー。