第141回 誰にでもできる!傷付いた心に寄り添う方法
このnoteはVoicyで配信中のつれづれあやにーをテキストで書き起こした「読めるつれづれあやにー」です。
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【心に寄り添うときに気をつけていること】
今回は働き方の話ではなく、人の心に寄り添うというマインドに関するお話をしていきます。
人生の中で、事故や震災に遭ってしまって悲しい・辛いということはあると思います。
私自身も心が折れるような経験をしたことがあるんですが、その経験から、どんな立場でも人の心に寄り添うことができると考えるようになりました。
今回はその中で、私が人の心に寄り添う時に気を付けていること、実践していることをシェアしたいと思います。
皆さんは「人の心に寄り添う」って聞くとどんなことだと思いますか?
話を聞くこと、優しく接することなど人それぞれの答えがあると思うんですけども、私は大前提として、人の心に寄り添うことは思いやりを持つことだと思っています。
思いやりというのは、相手の気持ちや立場に気を配ったり、その気持ちを共有するということだと思っていて、それができることが人の心に寄り添うことだと考えています。
私たちは大人になればなるほど、怖かったことや不安な事を隠そうとしてしまうんですよね。
ネガティブな感情を人に見せてはいけないと思ってる人は多いと思っているんですが、辛い時こそそういう感情って口に出して言っていいと思うんですよね。
今回は心に寄り添う方法として私が気をつけてる3つのことをお伝えしていきます。
1、相手の話をよく聞いて、不安を取り除く
一つ目は、相手の話をよく聞いてあげることで心の中にある不安や内に秘めている気持ちを吐き出させてあげるという方法です。
聞き手になると「何と言っていいか分からない」と思うかもしれませんが、基本的にはオウム返しでもいいと思っています。
教育の方法でもあるんですが、オウム返しって「自分の感情は間違っていない」と認識させることができるんですよね。
話し手にしてみれば、反応してくれることが心を癒す要因になるので、頷いたり目を見て聞いたりしながらオウム返しして話を聞くことで、不安を解消させてあげられます。
2、決めつける発言はしない
よくあることなんですが、私たちは「大丈夫だよ」ってつい言ってしまうんですよね。
相手が不安で悲しい思いをしてる時に「大丈夫だよ」って言っても逆効果で、そもそもその人って大丈夫じゃないから傷ついている訳ですよね。
自分から相手の状態を決めつけないようにすることも心に寄り添う上では大切です。
また、「もっと大変な人がいるから大丈夫だよ」といったように、悪いものとその人を比較することはやめるように徹底しています。
相手が落ち込んでる時に「もっと辛い人がいるからマシだよ」って言われても心には寄り添えないんですよね。
心に寄り添うには、相手の立場に立って自分がやるべきことを考えることが大切で、無理に決めつけようとすることは逆効果です。
3、解決策のアドバイスはしない
恋愛のアドバイスでもよくあることですが、解決策を無理にアドバイスしないことを私は意識しています。
相手から求められればアドバイスするべきですが、相手がそれを望んでいない時に「○○はこうしたらいいよ」ってアドバイスをすることは辛い思いをしている人にとってはマイナスになります。
解決策というのは感情論ではなく、あくまで行動論であるので、そういう意味でも解決策を無理にアドバイスしないというのはとても重要だと私は思っています。
相手が何をして欲しいか聞かずについつい解決先を提案するのではなく、「今何か私にできることがある?」というようにするといいと思います。
また、相手をよく見て観察することも大切です。
ショックを受けた状態から何か変化があったらその変化に対して、思いやりの気持ちを持った健康な心で接することが、心に寄り添うという行動なのではないかと思います。
例えばSNSで「怖い」と言ってたら、「そっか怖かったんだね」って言ってあげる、ただそれだけでもいいと思います。
人の心に寄り添うことや、誰かを応援したり支援したりすることって答えがないから、その人ができることを精一杯することがベストだと思うんですけど、
具体的に何をしていいかわからないという方は多いんじゃないかと思って、今回は誰にでもできる『心に寄り添う』という形での支援についてお話をしました。
落ち込んでいたり悲しい思いをしている人たちに寄り添ってくれる人がどうか増えてくれるといいなと思っています。
【傷ついた心はみんなで治しあえばよい】
私自身も、不安な気持ちを受け止めてあげられる場所が作りたいと思ってLINE@などをやっていますが、本当に一人一人が心に寄り添う姿勢を持っていれば、救われる人や心が楽になるという人は増えていくと思います。
優しい連鎖が広がればいいなといつも思っているし、現実でもネットの世界でも、人が心を無くさない限りそれは続けていけることだと思います。
体の怪我だけでなく、心の怪我というのも早い段階で治療するのがよいと思っていますので、是非周りを見渡してみて、あなたの優しい気持ちが誰かを救ってあげるといいなと思ってお届けしました。
それではまた次回お会いいたしましょう。
ごきげんよう!
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グラレコ(イラスト):ことみさん
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