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私はマツコさんに異論を唱えたい。

こんにちは、あやにーです。
先日放送されたマツコの知らない世界で、インスタ映えを目的とした客が食事を残す問題に対して

「かわいいインスタをあげても、お前はブス」「地に足をつけて生きろ」と発言した件が話題になっていました。
ようは写真だけ撮って食べずに残したり捨てたりする人が多い!という話からの流れで、これに対して「よく言ってくれた!」という声が多く聞こえてきましたが、私はどうしても「ちょっと待って、それリアル?」と伝えたいです。

追記:このnoteは食を無駄にすることを推奨するわけはなく、お金を払っているから捨てるのも自由であると言う見解の元書いているわけではありません。
実際にその場にいてほとんどの人が捨てることなく完食していることやマナーを守っていることが多いこと、捨てる人に対して容認をすると言う見解ではないと言うことを前提に読んでいただければと思います。

インスタ映えするフードはイマドキ女子のアートセラピー

私自身フォトジェニックなグルメが大好きでいろんなお店に足を運んでいます。たぶん50店舗くらいは超えているんじゃないだろうか。
レストランからホテル、カフェなど色々若い子に混じってw足を運んでいます。

そもそもなぜフォトジェニックなスイーツをみんな求めるんでしょうか?
たぶんインスタ蠅とかwwwっていう人は「いいねのため」とか「承認欲求w」と笑うでしょう。
もし、私はなぜそういうお店に行くの?って聞かれたら、間違いなく「癒されるから」と答えます。

だってもはやアート!可愛い文化の詰まったアート!!
可愛い空間で心から可愛いと思うものが目の前にあり、それが自分の手の中にある。さらに美味しい。完全なる体験型アートなんです。

これ体験しなかったら、私は知らなかった事実で。
これは女の子たちにとってアートセラピーと同じなんだ!!と気がついたんです。

だからこそSNSでシェアしたい!誰かに見せたい!こんな可愛いもの独り占めなんてもったいない!

そんな気持ちでみんな写真を撮ってアップしてる。みんなお店の中や外ではキラキラした瞳で「かわいいねーかわいいね!」ってはしゃいでる。
みんな幸せなきもちに、ちゃんとなっているんです。

いいねがどうかって、実際問題あとから付いてくるんですよ。
いいねが貰えなかったからといって後悔することもない。

いいね、のためにやってると思う人は、一度あの「可愛すぎる世界」を体験してほしい。

だからこそ、今回の「かわいいインスタをあげても、お前はブス」という発言を聞き、ああ、これこそマツコさんが知らない世界なんだなと思います。

前置きが長くなりますが、それを踏まえて続きをご覧ください。

①そもそもスイーツビュッフェやカフェは今フォトジェニックを狙っている店側に対して

昨今のスイーツはフォトジェニックに全振りして、集客を狙っています。
プリンセスをテーマにしたり、ハロウィンの可愛いスイーツでコンセプトを作ったり。そして「可愛い」を求めた女の子たちであふれています。

インスタに載せてほしい、宣伝に繋げたいお店側と、可愛いスイーツをインスタグラムに載せたいオンナノコたち。お互いにメリットが一致しているからこそ、話題になり人が来る。

そして人が来ることで売り上げが成り立ち、潰れかけていたお店が復活したという話もあります。
「写真を撮らせるメニュー」を出すお店側の問題は本当にないんでしょうか?写真を撮らせたいがために、過剰な盛り付けをしているお店も増えています。本当にお客さんにとって「ちょうどいいメニュー」を提供しているのか、という点で疑問が残ります。

明らかに食べきれないような量のパンケーキに対して「ひとり一つ注文を」というお店も少なくありませんし、そもそもメニューの写真では消費者は判断できないことも。

味は後付けというお店だってあります。
食べてからあり得ないほどまずい!みたいなこともぶっちゃけある。

一概に「食べ残しをするインスタ蠅女子死ね」みたいな風潮は、消費者だけを責めすぎているのでは?と感じるのです。
消費者にその食品の量は決められません。

だからこそ、今まさにお店側の発信と消費者のコミュニケーションが重要になってきている、そういう現状があると思うんです。


②食べ残し問題(食品ロス)はインスタ蠅問題以前に、昔からある。


政府が発表している食べ残し(食品ロス)はこちらにまとめられていますが年間で632万トンというデータがあり、毎日ひとりお茶碗1杯分ずつの食品や食べ残しが捨てられています。
これはインスタ映えを狙った女の子たちだけの問題ではないはずで。
ビュッフェや食べ放題の食べ残し問題とかもそう。

テレビやネットで「食べずにみんな捨ててる」という発言をよく見かけますが「みんな」っていったい何パーセントなんでしょうか。

少なくとも私が行ったことのあるお店では、安くない値段かつ長時間並んでいるので、8割以上が食べているし、食べ残しも少しであることが多いです。(※データがこちら見つからなかったので、飲食関係者の方で、もしデータをお持ちの方いたら教えてください)

インスタ映えを狙っていない飲食店でも、食べ残しは当たり前のようにあります。今回なぜここが「食べ残し問題」の焦点にされているのか、私は印象操作されている部分があるんじゃないか、と。

食べ残し問題に対しては「量を伝える」ことや、食べ残しを減らすための施策をお店側もする必要があると感じます。
人が食べられる量には個人差があり、一概に食べ残すな、というのも私は正義なのか?と思うのです。

前述した通り、コミュニケーション不足はやはり否めません。
お互いに歩み寄ることによるロスを減らす方法は絶対にあるはず。
長年問題になっている食べ残し問題を解決すべきは消費者だけではないのではないでしょうか。

私は一部の人の行動に対して過剰に「みんな」という風潮が嫌いです。
そうではない子だってたくさんいる。

私的には、フォトジェニックスイーツを食べに行く女の子たちは、こんなに叩かれて嫌な思いをした以上、みんなで気を付けていこう!って気持ちです!!
注文する前に量を聞くとか、基本シェアする!とか、消費者側で出来ることをしていこう。

③「可愛い」が好きなブスって何が悪いの?

私はこの一言をどうしても伝えたいです。
「可愛いが好きなブスの何が悪いの?」って。

可愛いと思われたくて努力することの何がいけないんだろう。
私は自分の外見が恐ろしく嫌いで「ブスだ」とずっと思っていて(今もあまり外見に対しては語りたくない)
「可愛い」って何かを評価することも怖かった時代もありました。
まさに「ブスが可愛いって言ってるwww」って言われる気がしてたんですよね。

それでも「可愛い世界にいる自分」は少しだけ物語の中にいて、癒されたり素直に可愛い!って言っても許されるような気がして、癒される。
更にそこに見合う自分に、可愛い自分になる努力をするきっかけにもなるかもしれません。

ブスであろうが、デブであろうが、その発言で心が傷つき、笑顔を奪って、そういう人を増やしていくのにね!!!!!!
ブス、デブメーカーになっていることに気がついてほしい。

いいじゃない、ブスでも可愛いもの好きで。インスタにあげたって。
本当に迷惑だと思う行動があったなら、その場で本人たちに注意してほしい。後々ネットで「インスタ蠅が」って叩く人たちは、ストレス発散しているだけでしかないんだから。

そしてぜひ、インスタ蠅とかwwwって叩く皆さんはフォトジェニックなフードを出すお店に足を運んでみてほしいです。
たぶんほとんどの人が行かないまま叩いていると思うので。そして完食してほしい。

私は何事も責めるばかりではなく「どうしたら良くなるのか」を話し合える日本がいいなとずっと思っています。
ぜひこの問題も「どうしたらロスが減るのか」を考えてほしい。



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