まるで「我がことのよう」

古江彩佳選手が、アムンディ・エビアン選手権で優勝した。
この吉報を知り、よかったね、よかったねと自然と口から漏れた。
オリンピックの出場枠からは残念ながら漏れてしまったが、パリ五輪開催国で行われていたメジャー大会で優勝し、溜飲を下げてくれていたら嬉しい。

古江選手がフィールドをアメリカに移したのは2022年。この年にスコティッシュ女子オープンで優勝している。それから二年後、ヨーロッパの地で二度目の優勝、メジャー初優勝を飾った。

私の記憶違いかもしれないが、アメリカに行った一因のなかに、東京五輪メンバーになれなかったからというものがある。パリ五輪メンバーは、全米女子オープンで二度目の優勝を果たした笹生優花選手は決定、あと一つの椅子を巡って山下美夢有とギリギリまで競っていたが、山下選手が全米女子プロで二位となり、また選から漏れてしまった。だが、五輪開催国でのメジャー優勝、少しでも気が晴れたら良いなと、つい思ってしまうのは仕方がない。

海外で結果を出してくれる選手が多くなればなるほど、喜びは増す。五十路という年齢からなのか、日本の女子プロゴルファーを世界に通用できるよう頑張ってきた女性たちのなみなみならぬ努力と貢献に頭が下がる思いである。


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