見出し画像

警視庁捜査一課46係season2 第六話

AM11:12~警視庁捜査一課46係~

生田:まなつ~!
真夏:どうしたの?
生田:報告書代わりに書いて!
真夏:自分で書きなよ...
生田:めんどくさい...
真夏:・・・
絢音賀喜久保堀:😅

プルプルプル

絢音電話:はい。捜査一課46係。はい。はい。分かりました

生田:事件?
絢音:はい。武蔵野管内で殺人事件です
生田:遠い...
賀喜:行きましょう
絢音:うん

~現場ビル2階~

ウーーーーーーーーーー

遠藤金川:お疲れ様です
絢音真夏生田堀賀喜久保:お疲れ様
真夏:ご遺体は?
遠藤:こっちです

遠藤:ここです...
絢音:これ...何回刺されてるの?
琴子:最低でも25回。見えてないだけでもっとあると思う...
生田:25回...
琴子:それと、首を絞められた跡もあります
賀喜:恨みでもあったんですかね?
真夏:どうだろうね...
金川:被害者は有川晴美さんで、この近くのクリーニング店でアルバイトをしてるようです。これが身分証です
久保:ありがとう
遠藤:近くに防犯カメラはありませんでした。目撃者もいません
検視官:死亡推定時刻は今から5時間ほど前です
生田:5時間くらい前ですか...
堀:第一発見者は?
金川:所轄のPMです
真夏:所轄のPM?
金川:はい
堀:そのPMを呼んでもらってもいい?
金川:分かりました

PM1:お疲れ様です。武蔵野署武蔵野中央交番の賀川巡査です
堀:捜査一課の堀です。なんでこんな所に来たんですか?
PM1:それが...
堀:どうかしたんですか?
PM1:交番に置いていた自転車の上にこんなメモがありまして...
真夏:ここの住所が書かれた紙?
PM1:はい。どうやら警ら中に誰かが置いたと思われます
絢音:交番の防犯カメラに置いた人物は映ってなかったんですか?
PM1:ちょうど防犯カメラの影で...
絢音:そうですか...
琴子:メモの指紋調べますか?
生田:お願いしていい?
琴子:分かりました
金川:マル索は異状なしです
真夏:そっか
金川:では、私達は密行に戻ります
真夏:分かった。ありがとうね
金川遠藤:失礼します
生田:で、どうする?
真夏:とりあえず、近くの聞き込みお願いしていい?
生田:分かった
久保:わかりました
絢音:私達はどうしますか?
真夏:被害者の有川晴美さんの家に行って来て
絢音賀喜:わかりました
堀:私達は?
真夏:被害者が働いてるクリーニング店に行こう
堀:そうですね

~現場付近(生田・久保視点)~

生田:すみません
男性1:なんですか?
久保:警視庁の者なんですけど
生田:今日の朝6時頃にこの近くで不審な人を見かけたり不審なことがあったりしませんでしたか?
男性1:朝の6時ですか...
久保:はい...
男性1:あ、6時頃に悲鳴が聞こえましたよ?
生田:悲鳴ですか?
男性1:はい。女性の悲鳴でした
久保:そうですか...
生田:他に何かありましたか?
男性1:他は特にないです
生田:そうですか...
生田久保:ご協力ありがとうございました

~被害者宅(絢音・賀喜視点)~

ピンポーンピンポーン

被害者母:は~い
絢音:すみません
被害者母:えっと...どちら様でしょうか?
賀喜:警視庁の賀喜です
絢音:同じく鈴木です
被害者母:警察?どのようなご用件でしょうか?
賀喜:有川晴美さんのご家族の方ですか?
被害者母:母ですが...晴美がどうかしたんですか?
賀喜:有川晴美さんは武蔵野警察署の管内で遺体として発見されました...
被害者母:え?冗談ですよね?
賀喜絢音:・・・
被害者母:そんな...😢
賀喜絢音:・・・
被害者母:娘はなんで亡くなったんですか?
絢音:それは現在捜査中です
被害者母:そうですか...
賀喜:最近、娘さんに変わった様子はありませんでしたか?
被害者母:最近、仕事場の同僚に言い寄られてるっていう話は聞きましたけど...
絢音:そうですか...
賀喜:このような時に申し訳ないのですが、捜査のために娘さんの部屋を見させていただいてもよろしいでしょうか?
被害者母:どうぞ...

~被害者宅被害者部屋~

被害者母:こちらです...
絢音賀喜:ありがとうございます

~数十分後~

絢音:特に気になる物は無いか...
賀喜:こっちもです...
絢音:じゃあ、お母さんを連れて武蔵野署に行こうか
賀喜:そうですね...

~クリーニング店(真夏・堀視点)~

真夏:すみません
店長:いらしゃいませ!
堀:警視庁の堀と申します
真夏:同じく秋元です
店長:警察の方ですか...警察の方が何の御用でしょうか?
堀:こちらの従業員の有川晴美さんについてお話を聞かせていただいてもよろしいですか?
店長:有川さんですか?
真夏:はい。有川さんに最近変わったこととかありませんでしたか?
店長:特には無いと思いますけど...
真夏:そうですか...
堀真夏:ありがとうございました

~数十分後~

~警視庁武蔵野警察署遺体安置室~

絢音:こちらです...
被害者母:晴美!晴美ー!😢
絢音賀喜:・・・

~警視庁武蔵野警察署会議室~

生田:全員集まったね
真夏:じゃあ、情報をまとめよう
生田:まず、聞き込みの結果は朝の6時頃に女性の悲鳴を聞いたって言う情報があるよ
絢音:6時頃ですか...
真夏:ってことは、殺害されたのは6時頃かな?
久保:どうやらそのようです
生田:そっか。真夏たちは?
堀:被害者の働いていたクリーニング店では特に情報なしです
絢音:え?情報なしですか?
堀:どうだけど...
真夏:どうかしたの?
賀喜:被害者のお母さんの話では、被害者は職場の同僚に言い寄られてたと...
生田:え?
久保:どういうことですか?
真夏:あの店長が嘘をついたんだ...
賀喜:なんでそんなこと...
堀:あのクリーニング店って男性は店長だけだったはずです
久保:つまり、被疑者は...
絢音:その店長の可能性が高いです
生田:でも、証拠が無い...
琴子:そのことなんですけど...
絢音:琴子ちゃん。どうかしたの?
琴子:被害者の爪の間から被害者以外のDNAが検出されました
久保:DNAですか
琴子:そう。多分、首を絞められた時に抵抗してその時に被疑者のDNAが爪の間に入ったんだと思う
絢音:じゃあ、その店長にDNAサンプルの提出をお願いしましょうか
生田:そうだね。令状請求する
真夏:じゃあ、私と絢音と未央奈と琴子と賀喜ちゃんで行こう?
久保:私達は?
真夏:店長を監視して?
生田:分かった

~クリーニング店~

真夏:すみません
店長:あ、警察の...
堀:店長さん。DNAサンプルの提出にご協力いただけますか?
店長:DNAサンプル?
真夏:はい。DNAサンプルです
絢音:これが令状です
店長:分かりました...
琴子:では、これを口の中に3回ほど擦り付けてください
店長:分かりました

~2時間後~

堀:失礼します
店長:また、あなた方ですか...
真夏:店長さん。あなたのDNAサンプルが被害者の爪から検出されたDNAサンプルと一致したため殺人罪で逮捕状が出ています
店長:逮捕状...
絢音:午後16時12分です
真夏:あなたを逮捕します
賀喜:行きましょう
店長:・・・

~警視庁武蔵野警察署取り調べ室~

真夏:何があったんですか?
店長:何があったか?
真夏:はい
店長:そんなもん、あいつに振られたんだよ!
堀:振られた?
店長:そうだよ!俺がせっかく付き合ってやるって言ってやったのに!あいつは俺を振りやがって!ムカついたから殺したんだ!
真夏堀:・・・

~警視庁武蔵野警察署取り調べ室隣室~

賀喜:そんな理由で殺害されたって...
久保:・・・
賀喜:酷い...
生田絢音:・・・

~警視庁捜査一課46係~

生田:疲れたね...
真夏:そうだね...
堀:報告書、終わらせないと...
久保:私もだ...
カタカタカチッ
賀喜:さっきの被疑者の殺害理由...酷かったですね...
生田真夏:・・・
絢音:人を殺害する理由なんてそんなものだよ?
賀喜:え?どういうことですか?
絢音:賀喜ちゃんは飛鳥さんを守るために銃を撃ったでしょ?
賀喜:はい...
絢音:じゃあ、賀喜ちゃんは人に殺意を向けて殺害したことはある?
賀喜:ありません...
絢音:そう。殺意があっても私達は殺害する前にその気持ちを抑える。そんな私達が人を殺害した人の考えを理解できることなんて滅多に無いんだよ...
賀喜:そうですね...
絢音:って、○○が言ってたよ
真夏:相変わらずだね~
絢音:はいw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?