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乃木坂高校学校内警察 第二話

AM6:00~○○・絢音宅~

絢音:あ~!
○○:どうしたの?
絢音:食パン焦がした...😢
○○:あ、うん...どんまい...
絢音:ごめんね...○○...
○○:僕が食べるやつなのね...😅まぁ、いいけど...

AM7:00~乃木坂高校職員室~

○○絢音:おはよう
山崎:おはようございます
深川:みんな、おはよう
○○山崎絢音:おはようございます

トントン

上村:失礼します
怜奈:ひなのちゃん。どうしたの?
上村:○○さんに用があって...
怜奈:○○さんって鈴木の方?
上村:はい
怜奈:○○く〜ん!

○○山崎:は〜い!
怜奈:○○...あんたのこと○○くんって呼ばないから...
山崎:それもそうか...
○○:で、どうし...あ、なんか服装で察したわ...
上村:😅
○○:ってことは...
美玲:○○さん!
○○:ですよね~😅
美玲:察していると思いますが!今日一日密着させて頂きます!
○○:上は許可を出したの?
美玲:広報課に聞いたところ是非とのことです!
絢音:広報課に確認する?
○○:みーぱんさん達を疑ってはないけど一応ね…
絢音:了解

絢音電話:もしもし。二機捜の鈴木ですが、広報課に繋げていただけますか?

~数分後~

絢音電話:分かりました。ありがとうございます。失礼します

絢音:間違いなく許可出したって
○○:じゃあしょうがないか...
美玲:そういうことなのでよろしくお願いします!
○○:は~い
美玲:じゃあ、撮影始めます!
○○:あ、セルフなんだ...😅
美玲:こんにちは!日向坂46の佐々木美玲と!
上村:上村ひなのです!
美玲:今日は、乃木坂高校に来ています!
上村:この乃木坂高校では学校内警察、スクールポリスが試験運用されています!
美玲:ということで、密着させて頂こうと思います!
上村:今日一日密着させて頂くのは乃木坂高校学校内警察の鈴木○○さんです!
○○:こんにちは。よろしくお願いします
絢音:○○ってノリいいよね~(ボソッ

ガシャン!

白石:なに!?
純奈:確認してきます!
与田:○○さん!
○○:与田ちゃん!何があった?
与田:男子が喧嘩を始めて!一人が三階から落ちました...
全員:!?
○○:○○君!救急要請!
山崎:は、はい!

山崎無線:至急至急!乃木坂高校山崎より乃木坂。現在、乃木坂高校構内にて...

○○:深川先生!怜奈先生!行きましょう!
深川怜奈:わかった!
○○:絢音は教室に!
絢音:了解!

AM8:10~乃木坂高校校庭~

○○:大丈夫か!?
男生1:だ、大丈夫です...
○○:深川先生。お願いします
深川:わかった...

同時刻~乃木坂高校2年2組教室~

絢音:喧嘩してた生徒は?
筒井:この子です...
純奈:何があったの?
男生2:・・・

AM8:15~乃木坂高校校庭~

○○:あとお願いします
救急隊:わかりました

ピーポーピーポーピーポー

AM8:16~乃木坂高校会議室~

○○:どんな感じ?
絢音:完全黙秘...
○○:そう...
純奈:何があったか教えてくれない?
男生2:・・・
○○:○○君。ここお願い
山崎:わかりました

AM8:20~乃木坂高校2年2組教室~

○○:どうやったら喧嘩してて、ここから落ちるの...
絢音:さぁ?
美玲:怖いですね...
○○:何があったか教えて?
与田:教えてって言われても...
筒井:二人が急に言い合いを始めて...
岩本:で、高坂が落ちたってことしか...
○○:じゃあ、喧嘩した理由は誰もわからない感じか...
藤野:役に立てなくてすまん...
○○:大丈夫だよ?ちなみに二人って仲が良かった?
藤野:あの二人はあんまり関わりない気がする...
与田:確かに...
○○:そう...
絢音:さて、どうする?
○○:一応、殺人未遂だから捜一呼ぶか...
絢音:そうだね
山下:しっつれいしま〜す!
○○:あれ?どうした?
山下:与田ちゃん!
与田:美月さん!
○○:・・・😅
井上:来た理由忘れてない?
飛鳥:忘れてるな...
梅澤:忘れてますね...
賀喜:忘れちゃってますね...
○○:忘れてるな...で、何しに来たんですか?
井上:あ〜...事件っぽかったから一応来たんだけど...
○○:なるほど...

プルプル

○○電話:はい。鈴木です
深川電話:あ、もしもし?
○○電話:深川先生。どうしたました?
深川電話:今、病院なんだけど、何で喧嘩したか教えてくれなくて...
○○電話:そうですか...

絢音:なんだって?
○○:マル害?であってるのか?の方も何も話さないみたい...
井上:困ったことになったね...
○○:マル被から聞くしかないか...ここお願い
梅澤:はい

AM8:29~乃木坂高校会議室~

○○:何があったか話してくれない?
男生2:・・・
○○:二人とも教えてくれないと困るんだよなぁ...
男生2:・・・
○○:まぁいいや...
絢音井上飛鳥美玲上村純奈男生2:え!?
○○:え?なに?その反応?
絢音:だって聞かなくてもいいの?
○○:いや~...聞かなきゃだめだけど、警察って加害者や被害者に寄り添うべきだと思うんだよ...だから、無理やり聞くんじゃなくて、話してくれるまで待つべきだと思うのよ...
井上:それは、そうだけど...
○○:どうせ聞けなくても怒られるのは僕だけですし...警察が被害者や加害者に寄り添えなくなったら、そんなのただの税金泥棒ですもん
飛鳥:警察官の口から初めて聞いたよ...税金泥棒...
井上:私も初めて聞いた...
男生2:スクポリさん...面白いな...
○○:そう?
男生2:ああ...
○○:あ、僕たちに話したくなかったら同級生に話すこともできるからね?
男生2:いいよ...話すよ...
○○:自分のペースでいいからな?
男生2:俺とあいつは3組の奴にいじめられてるんだよ...そして生きるのも嫌になった...そして死のうと思った...だけど、せっかくなら事件を起こしていじめた奴を懲らしめてやろ
うと思って、言い争いするふりして飛び降りた...
○○○:そうか...いじめてきた奴の名前は?
男生2:3組の山口健太郎とその取り巻きです
○○:そう...教えてくれてありがとう。まだ死にたいか?
男生2:あんたが居るこの高校ならまだ生きてみるのも悪くないな...
○○:無理するなよ?
男生2:ああ...
生駒:じゃあ、悪いけど警察署に行こうか...
男生2:はい...
○○:生駒さん達いつの間に?
生駒:え〜と...何があったか話してくれない?あたりから?
○○:要するに最初ですね...
生駒:とりあえず行こうか...
男生2:はい...

AM9:00~乃木坂高校職員室~

○○:2年3組の山口健太郎の資料を見せてください
教師1:え?
○○:山口健太郎の資料を
教師1:何でですか?
○○:今回の事件は山口健太郎のいじめから始まったようなので...
教師1:お断りします
絢音美玲上村:え?
教師1:生徒を売るようなことはできません
○○:・・・
西野:山口健太郎君の資料です
教師1:西野先生!勝手に何やってるんですか!?
西野:この前の盗難事件の時の○○君を見てたらわかる。○○君は悪い人じゃない。だから私は協力する
教師1:でも...
西野:生徒が自殺してからじゃ遅いんだよ?
教師1:・・・
西野:どうぞ
○○:ありがとうございます...
絢音:あれ?
○○:どうした?
絢音:この子どこかで見た気がする...
○○:え?
絢音:思い出せない...
○○:紹介するか...
絢音:あ、思い出した!
○○:お!
絢音:そうだ...前に○○が休みの時に対応した家庭内暴力事案の被害者の息子さんだ...
○○:え?
絢音:確か…母親が父親を訴えて離婚したはず...
○○:・・・
井上:でもどうするの?
○○:え?
井上:いじめの証拠がないから逮捕はできないよ?
○○:校長先生。生徒を集めて下さい

AM9:20~乃木坂高校体育館~

女生1:何だろうね?
女生2:さぁ?
男生3:まだかよ...
男生4:早く受験勉強したいんだけど...

設楽マイク:静かにしてください

男生5:そういえば、さっき何かあったらしいぜ?
男生6:へぇ~
女生3:眠...
女生4:私も眠い...

○○:静かにしろ!
生徒達:・・・
○○:僕たちがここに配属されて、すでに2件の事件が起きた。2件ともいじめのせいで起きた事件だ。いじめてる奴に聞くがいじめの何が楽しい?
生徒達:・・・
○○:そして、これを聞いてる奴のほとんどが「私には関係ない」「いじめ?しらねぇよ」って思ってると思うが、関係ないって思ってる奴らは大間違いだ!
生徒達:・・・
○○:いじめは先生や大人が気づかないところで起こる場合が多い。つまり助けられるのはお前らクラスメイトなんだよ!
生徒達:・・・
○○:いじめられてる子に手を差し伸べるでもいいし、近くの大人に相談するでもいい。とにかく、助けられるのはお前らクラスメイトだけだからな。覚えてけよ?
生徒達:・・・
○○:それと、僕の話を聞いた後でいじめをしたやつがいた場合はいじめをしたやつを全員逮捕してやる。いじめは犯罪だ!覚えとけ!
生徒達:・・・

AM9:55~乃木坂高校職員室~

怜奈:○○君。ありがとう...
○○:いえ、落ちた生徒は?
怜奈:無事だった...いま深川先生がそばについている...
○○:そうですか...
絢音:○○。お疲れ様
○○:ありがとう
美玲:○○さん!かっこよかったですよ~
○○:ありがとうございます...これでいじめがなくなればいいけどな...


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