警視庁捜査一課46係season2　第二話

ＡＭ９：５９～警視庁捜査一課46係～

賀喜：今日のお昼どうします？
絢音：私、今日は○○のお弁当だから～
賀喜：あ、○○さんの勤務って今日から24時間ですもんね～
絢音：そうなの～
真夏：相変わらずバカップル...
生田：羨ましい...
久保：この仕事だと付き合うの大変ですもんね...
真夏：そうなのよ...
堀：デート中は呼び出し来るかもしれないし...
生田：警察って言うだけで冷たい目で見られるし...
堀真夏生田：はぁ～...
絢音：賀喜ちゃんは好きな人いないの？
賀喜：い、いませんよ！///
絢音：怪しいな～
賀喜：いませんって！
真夏：怪しいね～
生田：怪しい～

プルプルプル

賀喜電話：捜査一課46係です。はい。はい。わかりました

生田：どうしたの？
賀喜：乃木坂管内で白骨化した遺体が見つかったそうです
生田真夏：また、乃木坂管内...
久保：行きましょう
絢音：そうだね
生田：やっぱり、○○って事件を呼ぶ疫病神だよね...
真夏：うん...
絢音：お二人とも！
生田真夏：は、はい！
絢音：早く行きますよ！
生田真夏：はい...

～乃木坂1丁目現場前～

ウーーーーーーーーーー

賀喜：え？消防が居るってことは火災？
絢音：とりあえず、入ろうか...
賀喜：はい

～現場～

絢音：お疲れ様です
○○寺田井上樋口：お疲れ様
生田：また○○達...
寺田：さすがコナン君...
○○：蘭世？
寺田：ごめん
真夏：それで、状況は？
○○：空き家の火災で臨場して消火後、消防が白骨化した遺体を発見しました
井上：付近のマル索は放火の可能性があったから終わってたけど不審者はなし
生田：そっか...
真夏：じゃあ、あとは引き継ぐよ
井上：お願い
○○：じゃあ、行きましょうか
井上：そうだね
絢音：男性？
琴子：多分、男性だね...
賀喜：ここって空き家だったんですよね？
山下：うん。最低でも私が配属されてからは誰も住んでないよ？
絢音：私達が卒配された時も誰も住んでなかったよ
賀喜：そうですか...
堀：元から床下にあったのか...
生田：火災の前に床下に隠したのか...
琴子：え!?
絢音：どうしたの？
琴子：ご遺体の隣にこれが...
絢音：え!?
真夏：これって...
久保：警察手帳？
賀喜：誰か落としたんですかね？
山下：手帳の汚れ具合から見て落としたわけじゃなさそうですね...
琴子：さすが絢音と○○に育てられてるだけあるね～
堀：確かに
山下：それほどでも～
飛鳥：調子に乗るな
山下：は～い
絢音：どうしますか？
真夏：とりあえず、いくちゃん達はご遺体が誰かわかったら調べて？
生田：は～い
久保：行きましょう
真夏：絢音達はこの警察手帳の持ち主を調べて
絢音賀喜：はい
真夏：私たちは前に住んでた人のことを調べようか
堀：そうですね

～日向坂不動産前～

真夏：またここか...
堀：行きましょう

～日向坂不動産応接室～

加納：あ、刑事さん。どうされました？
真夏：何度もすみません...
加納：河野の件ですか？
堀：今回は別件でして...
加納：別件？
真夏：はい。乃木坂１丁目の空き家の放火の件で...
加納：あ、そちらの件でしたか...
真夏：はい
堀：それで、あの家に住んでいた人の資料を見せてほしいんですけど...
加納：あの家は20年近く誰も住んでませんよ？
真夏：20年...

～警視庁本庁通信指令室～

絢音賀喜：失礼します
高山：あ、絢音ちゃんと賀喜ちゃん。どうしたの？
絢音：この警察官について調べて欲しいんですけど...
高山：警察手帳？
絢音：白骨化した遺体の隣に置いてあって...
高山：指令室じゃなくて紹介センターの方に行った方がいいと思うけど...
絢音：あ、そっか...
高山：いいよ。こっちから確認してあげる
絢音：すみません...
高山：全然いいよ～

高山：きいちゃん
北野：は～い
高山：無線貸して？
北野：どうぞ～
高山：ありがとう

高山無線：警視庁から123。身分照会願う。氏名は岩下卓志。生年月日不明。職業は警察官。どうぞ
ＰＭ１無線：123了解。しばらく待たれたい。どうぞ
高山無線：警視庁了解

高山：情報少ないからヒットするかな？
北野：どうですかね...

ＰＭ１：123から警視庁
高山無線：警視庁です。123どうぞ
ＰＭ１：了解。紹介の結果。免許は期限切れ。逮捕状はなし。その者は2015年5月から捜索願いが出ています。所属は警視庁捜査一課特殊犯捜査1係で階級は警部補です。どうぞ
高山無線：警視庁了解

絢音：捜査一課...
賀喜：どういうことですかね...

～警視庁乃木坂警察署二機捜乃木坂分駐～

生田：どうだった？
真夏：あの家には20年以上、住んでる人は居なかった
絢音：20年ですか...
生田：事件に関係してるかなんとも言えないね...
堀：そうですよね...
真夏：絢音達は？
絢音：調べたところこの警察手帳の持ち主は2015年の5月から捜索願が出ていました
真夏：捜索願い？
賀喜：はい。捜査中に行方が分からなくなったそうです
久保：捜査中...
生田：所属は？
絢音：警視庁捜査一課特殊犯捜査1係です
生田：特殊犯か...
真夏：いくちゃん達は？
生田：残念ながら情報ゼロ...
久保：遺体が誰かも判明してないです
真夏：そっか...
絢音：現場で他に何か見つかった？
琴子：見つかってないよ
真夏：そっか
○○寺田井上樋口若月：・・・
真夏：じゃあ、特殊犯係に行こうか
絢音：そうですね
○○：うん。なんでここで話してるの？
絢音：え？ダメ？
（上目遣いをする絢音）
○○：まぁ、いいけど...
井上：え。弱...
寺田：弱すぎでしょ...😅
琴子：○○は絢音の尻に敷かれてるんじゃなくて絢音のことが好きすぎて絢音優先になるんだよね...😅
寺田：いい関...係？
琴子：どうだろね？
真夏：とにかく特殊犯係に行こうか
生田：そうだね
真夏：じゃあ、絢音といくちゃんと私で行ってくるね
堀：わかりました

～警視庁捜査一課特殊犯捜査1係～

絢音：失礼します
田村：あ、絢音さん。どうしたんですか？
真夏：係長って居る？
田村：係長ですか？
係長：生田係長...どうしました？
生田：お時間よろしいですか？
係長：わかりました

～警視庁捜査一課応接室～

係長：それで、どうしたんですか？
生田：岩下卓志警部補はご存じですか？
係長：岩下のこと何かわかったんですか？
生田：今日見つかった白骨化した遺体の隣に岩下卓志警部補の警察手帳がありましたが...今のところは捜査中です...
係長：遺体の身元は？
真夏：判明してません
係長：そうですか...
生田：それで、岩下警部補のことなんですが、捜査中に行方不明になったんですよね？
係長：はい。あの日は2015年の4月29日でした。当時、主任だった僕と岩下と当時の係長と当時、特殊犯捜査1係だった3人の計6人で誘拐事件の捜査に向かいました
真夏：誘拐事件？
係長：はい。田村。2015年4月28日発生の誘拐事件の捜査資料を持ってきてもらっていい？
田村：わかりました
係長：誘拐事件の捜査は前日の28日から始まってました。誘拐されたのは白鳥めぐみさん15歳。朝の通学中に中学生が誘拐されたという110番通報で判明しました。当時僕たちは白鳥さんの家に行き、マル被から電話が来るのを待つと同時に捜査をしていました。マル被の電話を白鳥さんの家で来るのを待っていたのは当時の係長と2人の刑事で、捜査をしていたのが僕と岩下と残りの1人の刑事でした。そして犯人からの電話が来ないまま1日が経ち29日に岩下が居なくなりました
絢音：どういうことですか？
係長：分かりません。ただ、拳銃等の装備は置いてあったんです
生田：それで岩下警部補の件は誘拐じゃないと判断されたんですね？
係長：そうです。結局、岩下は見つからないままです...
生田：そうだったんですか...
絢音：白鳥めぐみさんはどうなったんですか？
係長：岩下が居なくなった翌日に遺体で見つかりました...
絢音：そうですか...
賀喜：すみません！失礼します！
絢音：賀喜ちゃんどうしたの？
賀喜：先ほど見つかった白骨化した遺体と同じところで別の埋められた別の遺体が見つかりました！
生田：別の遺体？
賀喜：はい...

～現場～

ウーーーーーーーーーー

生田：どんな状況？
琴子：あの後、白骨化した遺体の回収のためにここの土を掘ってたら、白骨化しきれてない遺体が見つかりました
絢音：2体目の遺体...
琴子：検視官が来てないので分かりませんが遺体はおそらく女性で埋められてから4年程経過してると思われます
真夏：4年か...
久保：どうなってるの...

～乃木坂１丁目～

小川：じゃあね～
女中２：彩。また明日～

小川：今日も疲れた～
男性１：・・・
ビリビリビリ
小川：!?
バタッ（倒れる小川）
（小川を車に乗せる男性１）
山下：何をしてるんですか!?
（車で走り去る男性１）
山下：止まりなさい！