警視庁第二機動捜査隊乃木坂分駐所season4　第九話

ＡＭ８：３０～警視庁乃木坂警察署二機捜乃木坂分駐～

○○：おはよう
寺田井上樋口若月：おはよ～
○○：おはようございます
若月：○○が装備付けたら引継ぎしようか
○○：はい

ＡＭ９：００～警視庁乃木坂警察署駐車場～

○○無線：機捜246から二機捜。乃木坂、赤坂、重点密行
井上無線：機捜247、同件
二機捜無線：二機捜了解

ＡＭ１１：００～乃木坂駅前～

○○：お、また交通安全イベントやってる
寺田：そういえば、一日警察署長で女優が来てるみたいだけど...行く？
○○：行くか
寺田：じゃあ、駅前ＰＢの駐車場借りようか
○○：そうだね

～乃木坂駅前交番前～

山下：あ、○○さんと蘭世さん
○○寺田：お疲れ
○○：ちょっと駐車場借りるわ
山下：了解です
○○：他の皆は？
山下：イベントに駆り出されてます
○○：あ、それもそうか...
山下：地域課と交通課と刑事課と生安課の合同イベントなので気合が入ってるんですよね...
寺田：ピーポ君まで居る...
○○：こんな短期間で大変だな...
山下：はい...あ、皆さん、警備中のはずなのでどこかに居るはずですよ
○○：そう。じゃあ、行ってくるわ
山下：お気を付けて～
寺田：ありがとう

～乃木坂駅前～

○○：人多いね
寺田：そうだね
ＰＭ１：すみません
○○：はい？
ＰＭ１：警察の者ですが身分証明書の提示よろしいですか？
○○：身分証明書ってどっちの？
寺田：どっちでもいいでしょ...
飛鳥：あ、その人たちは大丈夫ですよ
ＰＭ１：ですが...
○○：これ身分証ね
（警察手帳を見せる○○と蘭世）
ＰＭ１：警察官？
飛鳥：二機捜の隊員
ＰＭ１：齋藤部長のお知合いですか？
飛鳥：元部下。まぁ、今じゃ階級一緒だけど...
ＰＭ１：失礼しました！
○○：新人ですか？
飛鳥：そう。○○君と同期の新人くん。普段は坂之上交番で勤務してるんだけど...
○○：イベントで駆り出されたと...
飛鳥：そういうことだね...
○○：瀧野部長まで居る...
寺田：大変ですね...
飛鳥：それで、どうしたの？
○○：あ、イベントしてたんで見に来ました
飛鳥：暇なの？
○○：ノーコメントで
飛鳥：あ、一日警察署長が来たって
○○：ところで一日警察署長って誰？
寺田：女優の畑芽育さん
飛鳥：あ、ステージに来たね

○○：美人だね
寺田：絢音に言うよ？
○○：それは勘弁...っていうより絢音に似てない？
寺田：言われてみれば？
○○：ん？
寺田：どうしたの？
○○：蘭世。ステージに行って畑さんを守って？
寺田：え？
○○：多分。襲われる
飛鳥寺田：え？
○○：瀧野部長！手伝ってください！
瀧野：どうしたの？

～ステージ前～

寺田：すみません。通してください
ＰＭ２：これ以上先には行けませんよ
寺田：二機捜です。通してください
（警察手帳を見せる蘭世）
ＰＭ２：ですが...
飛鳥：早くして
ＰＭ２：わかりました...
飛鳥：私は瀧野部長と○○の応援に行くから畑さんは頼む。すぐに梅達が来るはずだから
寺田：分かりました
瀧野：行きましょう
飛鳥：そうですね

～ステージ付近～

男１：・・・
○○：すみません。警察です
男１：助けてくれ...
○○：え？
男１：これ...
（上着を脱ぐ男１）
○○：爆弾...
男１：いつの間にか気を失ってて...気づいたらこうなってて...乃木坂駅に行けって...
○○：・・・
飛鳥：○○！
瀧野：どんな状況？
○○：飛鳥さん...瀧野部長...
飛鳥：どうした？
○○：来ちゃダメです...
飛鳥瀧野：え？
○○：来ちゃダメです！
瀧野：どうしたの？
○○：爆弾です...
飛鳥瀧野：!?
○○：処理班を呼んでください。それと、付近の封鎖を...
飛鳥：分かった
瀧野：指示出してきます
飛鳥：お願いします

飛鳥無線：至急至急！駅前齋藤から乃木坂！
乃木坂無線：至急至急どうぞ
飛鳥無線：了解。現在、乃木坂駅前で爆発物を付けられた男性を発見。至急、爆発物処理班を要請する。どうぞ
乃木坂無線：乃木坂了解

～ステージ前～

瀧野：付近の人を避難させてください！
ＰＭ２寺田：どうしたんですか？
瀧野：鈴木部長が違和感を感じた人に爆弾が仕掛けられてた...
ＰＭ２：わ、わかりました！
寺田：○○...

～ステージ付近～

飛鳥：爆発物は時限式？
○○：いや、遠隔操作です...
飛鳥：つまり...
○○：いつ爆発するか分かりません...
飛鳥：そんな...
○○：警察官は半径１００メートル離れてください！それと半径200メートルで規制を！
飛鳥：了解
男１：すみません
○○：どうしました？
男１：犯人が電話を代われって
○○：・・・

○○電話：もしもし？
犯人電話：こんにちは。君は誰だ？
○○電話：警視庁の鈴木です
犯人電話：警察の方ですか
○○電話：はい
犯人電話：では要求をお伝えします
○○電話：・・・
犯人電話：要求は周りの人間を離れさせれてその男に近づけさせないでください。もちろん鈴木さんもです
○○電話：分かりました
犯人電話：安心してください。要求さえ聞いてもらえれば爆弾は爆発させませんから
○○電話：離れるのは半径１００メートルほどでいいですか？
犯人電話：ええ。１００メートルもあれば、もし爆発しても巻き込まれませんから大丈夫ですよ
○○電話：分かりました
犯人電話：要求は以上です

プープープー

○○：犯人から要求で全員、あなたから１００メートル離れろと指示があったので離れます
男１：そんな...
○○：ただ、要求を聞けば爆弾は爆発させないとも言っていたので安心してください
男１：分かりました...

～乃木坂駅前～

ウーーーーウーーーーウーーーーウーーーー

飛鳥：どうなった？
○○：マル被から電話でマル害から半径１００メートルは誰も近づくなと指示がありました
瀧野：１００メートルってことは...
○○：爆発物の処理はもちろん。爆発物に近づくこともできません...
寺田：とにかく、爆処理はもちろん捜一や機捜、公機捜も今向かってる
○○：了解。畑さんは？
寺田：とりあえず、○○くんと山にお願いして駅前ＰＢに居てもらってる
○○：了解。マル被は要求を聞けば爆弾は爆発させないと言ってましたが...
飛鳥：どこまで信じていいか...
○○：はい...おい！報道陣をもっと下がらせろ！
ＰＭ１：はい！すみません！下がってください！
○○：っていうか、乃木坂ＰＳの交通安全イベントって呪われてるんですか？
飛鳥：まぁ、この短期間で交通安全イベントをやった結果、両方で事件が起きてたらね...
○○：乃木坂署もイベントなんかしなければ良いものを...
生駒：○○くん
○○：生駒さん
生駒：とりあえず、この近辺は○○君の指示通り半径２００メートルは一般人が入れないように地域課に規制の指示を出した。それと付近の道も緊急車両以外は通れないように交通課に要請したよ
○○：ありがとうございます
井上樋口：お疲れ様
井上：状況は？
○○：お疲れ様です。密行中に交通安全イベントをやっていたので様子を見に来たら不審な人物が居たため声を掛けようとしました。そしたら、その男が爆発物を巻きつけられてました...
樋口：爆発物...
○○：それと、マル被からの指示で半径１００メートルは誰も近づくなと...
井上：マル被と話したの？
○○：はい。電話で話しました。マル被は要求を聞けば爆弾は爆発させないと...
井上：どこまで信じていいかは分からないけどね...
○○：はい...
井上：マル害の身元は？
○○：分かりません...