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乃木坂高校学校内警察 第五話

AM9:05~乃木坂高校職員室~

賀喜:あ、○○さんと絢音さん...
○○:犯人から2回目の電話が来てヒントは中元先生だって...
中元:え?私?
○○:はい...なにか心当たりはありませんか?
中元:ごめん…特にない...
○○:そうですか...
設楽:その感じは進展無しか...
○○:あれ?そういえば、なんでここに中元先生居るんですか?
絢音:え?
○○:僕たちが初めて会った時は乃木坂心理クリニックで働いてましたよね?
中元:あ~...あそこは潰れたよ?院長がめちゃくちゃな人で...
賀喜:そういえば、乃木坂心理クリニックから通報が多発してた時期がありましたけど...なくなりましたね...
○○:ってことは、今は乃木坂心理クリニックは廃墟ですかね?
中元:多分、そうだと思うけど...
○○:ありがとうございます。絢音!行くよ!
絢音:わかった...

ウーーーウーーーウーーーウーーーウーーーウーーーーーーーーーー

AM9:15~乃木坂心理クリニック廃墟~

絢音:ここにひなのちゃんが居るのかな?
○○:多分いない...
絢音:え?
○○:ただ、証拠はあると思う...

絢音:こっちは誰も居ない...
○○:こっちも...
絢音:○○の言った通り居なかったね...
○○:これって...

AM9:42~Seed & Flower合同会社~

~廊下~

史帆:あれ?○○さんと絢音さん...
○○:ちょうどいいところに!ちょっと手伝ってもらってもいいですか?
史帆:え?

~応接室~

○○:何度もすみません...
今野:構いませんよ?
○○:それでなんですけど...日向坂のファンクラブの会員情報を見せていただけませんか?
今野:え?
○○絢音:お願いします
今野:申し訳ありませんがファンクラブの会員情報は個人情報ですので令状もなしに見せることはできません...
史帆:今野さん
今野:加藤…どうした?
史帆:私からもお願いします!
今野:だが...
秋元:見せて差し上げなさい
今野:いいんですか?
秋元:緊急事態ですから構いません。その代わり後で令状を持ってきてください
○○:ありがとうございます!

今野:これが会員情報です
絢音:さすがに多いね...
○○:すみません。広い部屋を借りてもいいですか?
今野:わかりました。こちらにどうぞ

~レッスン室~

○○:すみません。お邪魔します
絢音:この中から探し出すの?
○○:うん...とりあえず山に令状の請求を頼んで他のPMはここに呼んで?
絢音:わかった

~10分後~

飛鳥:遅くなった...
井上:お待たせ
○○:この中から乃木坂心理クリニックの患者と同一人物を探してください
飛鳥:わかった

~5分後~

梅澤:お待たせしました
寺田:この中から同一人物を探せばいいのね?
鈴〇:はい
真夏:わかった
若月:よし、やろう!

~3分後~

賀喜:遅くなりました
生駒:私たちもやるよ!
樋口:はい!
史帆:○○さん!私たちも手伝います!
京子:私たちはこっち側やろう!
金村:わかりました!

井上:一人見つけた!
○○:了解です。他にも居るかもしれないから続けましょう!
全員:はい!

~10分後~

史帆:居ました!
絢音:こっちも見つけた!
丹生:一人居た!
飛鳥:これで全部...
生駒:合計4人か...
○○:すみません。タフパッド貸してください
樋口:はい
○○:ありがとうございます
絢音:何を調べるの?
○○:居た...
絢音:え?
○○:見つけた同一人物の一人が前歴ヒット
絢音:あれ?この人ってこの前臨場した日向坂の握手会に居なかった?
○○:え?
賀喜:あ、確かに見た覚えがあります...
○○:なるほど...監禁場所が分かった...
全員:え?!

AM10:58~乃木坂会館~

犯人:あと二分で鈴木○○がここに来なければお前は死ぬからな?
上村:・・・😢
○○:誰が死ぬって?
犯人:やっと来たか...
○○:ひなのちゃん。もうちょっと頑張ってね?
犯人:そう言ってられるのも今のうちだ!この建物には爆弾が仕掛けてある。お前ら二人が外に出たとたんドカンだw
○○:少し話しませんか?高坂剛さん
高坂:お前と話すことなんかない!
○○:まぁいいじゃないですか?どうせ僕たち死ぬんでしょ?
高坂:・・・
○○:この事件の全ての始まりはここ乃木坂会館で起きた握手会の時の事件。あの時あなたはファンとして現場にいた。そして握手をする前に事件が起きた。あの時、運営は握手会を続けようとしたが僕が止めた。それを知ったあなたは僕のせいで握手ができなかったと思った。だから、僕と推しに復讐をしようとした...
高坂:そうだよ?お前がいなかったら推しと握手できたのに!
○○:それはどうでしょう?
高坂:あ?
○○:あの時の被害者は佐々木美玲さんと上村ひなのさんの二人。多分握手会を続けててもあなたは推しと握手できませんでしたよ?
高坂:うるさい!うるさい!うるさい!みんな死んじまえ!
カチッ(高野が爆弾の起爆ボタンを押す)
カチッカチッ
高坂:クソッ!何で爆発しないんだ!
井上:それは爆弾を解除したからかな~
高坂:!?
○○:警察舐めちゃだめだよ~
高坂:うるさい!第一こっちは金払ってたんだぞ!なんで握手できないんだよ!
○○:黙れ!お前!アイドルを何だと思ってるんだ!
高坂:・・・
○○:アイドルはロボットじゃないんだ!アイドルだって僕たちと同じ人間だ!
高坂:・・・
○○:一つ忘れるな?僕たちファンがアイドルの人生を決めることなんかできないんだ!
寺田:高坂剛さん。あなたを誘拐罪で現行犯逮捕します
真夏:時間は午前11時ちょうど
○○:ひなのちゃん大丈夫?
上村:○○さん...😢
(○○に抱き着くひなの)
絢音:よく頑張ったね...

飛鳥無線:駅前齋藤から乃木坂。先ほどの拉致監禁事件に関してマル被を誘拐罪で現逮。マル害は無事。どうぞ

AM11:20~警視庁乃木坂警察署~

井上:じゃあ、すこしお話聞かせてね?
上村:はい...
○○:じゃあ僕たちは高校に戻ります
井上:了解。お疲れさま

○○電話:もしもし史帆さん?
史帆電話:もしもし?
○○電話:皆さんのおかげで事件が解決しました。ありがとうございました。それとひなのちゃんは無事です
史帆電話:そっか。ありがとね~

AM11:25~乃木坂高校職員室~

○○:みーぱんさん。下にパトカーが待ってるのでひなのちゃんのところに行ってあげてください
美玲:○○さん!ありがとうございます!
(職員室を出ていく美玲)
怜奈:○○君。ひなのちゃんを助けてくれてありがとう...
○○:僕は自分の仕事をしただけです
絢音:でも、無事でよかった...
○○:そうだね...
絢音:そういえば、○○。あの時、爆弾の処理が終わってなかったらどうするつもりだったの?
○○:いや、終わってると思ってたから考えてなかったな...
真夏:何言ってんの?上司である私に妨害電波を用意しといてくださいって言ったのはどこの誰よ?
絢音:ってことは...
寺田:もし、処理が終わってなくても爆発はしなかったね...
○○:切り札は最後に取っておこうと思いまして😅
真夏:まぁ、いいや。とりあえず勤務に戻りなさい
○○絢音:はい!


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