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ボーダーライン episode14「私服勤務の日」

~LAPDノギー分署~

絢音:おはよう
蘭世:おはよう
絢音:なんで○○さんと日芽香さんは私服なの?
蘭世:今日で100シフトだからじゃない?
絢音:え?

~LAPDノギー分署警部オフィス~

新内:今日で100シフトね
橋本:全員がここまで残れるわけじゃないから祝福するべき?
○○:さぁ?
新内:これまでは指導巡査が教えてくれたけど、今日は違う
蘭世:私服勤務の日ですね?
新内:そうよ
絢音:私服勤務の日ってなんですか?
橋本:指導巡査は制服を着ないで私服で完全にオブザーバーとしてパトカーに乗る
○○:今日の俺達は何があっても手を貸したり助言したりはしない
中元:すべて自分一人で判断して
橋本:つまり、あなた達は今日、あらゆる意味において一人よ
新内:これは、あなた達の習熟度を測るもので将来的には今日の結果が昇進に大きく影響するかもしれない
橋本:何か質問は?
絢音:はい。本当にピンチの時はどうすれば?
橋本:どうにかしなさい。無理なら指導巡査が介入する
新内:でも、間違いなく、その場合も評価の対象になる。以上よ

~LAPDノギ-分署~

絢音:緊張する...
蘭世:知ってる?試用期間中に消える新人の2割はこの私服勤務の日に消えるらしいよ?
絢音:知りたくなかった...

○○:二人とも成長したなー
中元:思ってないでしょw
絢音蘭世:・・・
○○:何見てる?俺達は居ないぞ?
蘭世:装備を取りに行こう
絢音:そうだね
中元:私は私服勤務の日で担当した子が3人脱落したよ
○○:俺は8人だな
絢音:・・・
(荷物を受け取る蘭世)
○○:もうミスを犯してるぞ
蘭世:え?
中元:居ない人の分までバック要る?
絢音:バックは2個用意します。いざという時のためです
○○:ミスせずに済んだな
中元:この先はどうかな~
(歩いていく○○と中元)
絢音:長い一日になりそう...
蘭世:うん...

~ノギー分署駐車場~

(パトカーの助手席に乗る絢音)
○○:・・・
絢音:・・・
○○:俺は居ないぞ?
絢音:すみません...どうぞ
○○:どうも

~ヒナター・ヒルズ2467~

絢音:パトカーの運転ってこんな感じなんですね
○○:俺は居ないぞ
絢音:すみません

キャリー無線:ディスパッチより全ユニット。ノギー・アベニュー2432で459の可能性

絢音:行きますか?
○○:俺は居ない

絢音無線:2-A-35向かいます。コード2

~ノギー・アベニュー2432前~

絢音無線:2-A-35、コード6

絢音:行きましょう
○○:あぁ

ドンドン

絢音:警察です!
○○:・・・
絢音:・・・

バリンッ(窓が割れる音)

カチャ(銃を構える絢音○○)
絢音:行きましょう

~ノギー・アベニュー2432中~

○○:・・・
男性1:おりゃああ!
絢音:きゃあ!
○○:大丈夫か!
絢音:オリャ!
男性1:あぁ...
絢音:あなたを逮捕します!
○○:一人逃げたぞ
絢音:この人お願いします!
○○:・・・

絢音:LAPDだ!止まれ!
男性2:クソッ!
絢音:あなたを逮捕します

絢音無線:2-A-35、男性2名を逮捕。コード4

絢音:○○さん逮捕しました
○○:そうか
絢音:あれ?もう一人は?
○○:逃げた
絢音:え?逃がしたんですか?
○○:逃がした?俺は今日は居ないと何回も言っただろ?お前が逃がしたんだ
絢音:・・・

~ノギー・アベニュー2432前~

○○:とにかくこいつを後ろに乗せたらあいつを探せ
絢音:はい
○○:安心しろ。どうせあいつは遠くまで逃げない
絢音:あ、居ました
○○:ほらな

絢音:LAPDだ!手を挙げて腹ばいになれ!
男性1:クソっ!
絢音:改めてあなたを逮捕します
○○:よし。署に連れて行くぞ
絢音:はい

~ノギー広場~

絢音:ハンバーガーを
店員:ハンバーガーですね
○○:俺はオニオンリング
店員:オニオンリングですね
中元:少なくない?
○○:そうか?
中元:少ないでしょ...
蘭世:私はチーズバーガーを
中元:私もチーズバーガーで
店員:チーズバーガーを二つですね
○○:俺は先に席に行ってる。金は後で払う
中元:私も~
(席に歩いていく○○と中元)
蘭世:どう?私服勤務
絢音:さっき、○○さんに被疑者をお願いしたら、俺は居ないって被疑者が逃げてて...何とか捕まえた...
蘭世:そっちは大変そうだね...
絢音:そっちはどうだった?
蘭世:今のところは何も起きてないかな
絢音:そっか...

中元:どう?私服勤務の日は
○○:どうせ、あいつらもこの会話してるんだろうな
中元:それはそうだねw
○○:まぁ、絢音に被疑者をお願いされたから放置したら被疑者が逃げたから、絢音が捕まえた
中元:絢音ちゃん可哀想...
○○:でも、私服勤務の日は指導巡査は居ないからな...
中元:そうだけどね...
○○:そっちは?
中元:今のところは何も起きてない
○○:そうか
絢音:オニオンリングです
○○:サンキュ。代金な
絢音:は~い
蘭世:チーズバーガーです
中元:ありがとう。これ代金ね
蘭世:了解です
橋本:お疲れ~
○○:お疲れさん
中元:お疲れ様~
絢音寺田:お疲れ様です

キャリー無線:全ユニットへ。サクラー・アベニュー2312で586

絢音:違法駐車...行きますか?
○○:俺は居ない
絢音:・・・

絢音無線:2-A-35向かう。コード3

絢音:行きましょう
○○:はいよ

~サクラ・アベニュー2312~

絢音無線:2-A-35、コード6

絢音:通報したのはあなたですか?
女性1:えぇ...4日前からずっと止まってるんです
絢音:そうですか...

絢音無線:2-A-35より指令室。ナンバー紹介願います。2NSE623。シルバーのSUV
純奈無線:紹介の結果。所有者はウィリアムズ・リンダ。1981年10月21日
絢音無線:2-A-35了解

絢音:うん?
○○:どうした?
絢音:血です
カチャ(銃を構える○○絢音)
○○:開けるぞ
絢音:援護します
ガチャ(車のドアを開ける○○)
絢音:クリア!
○○:誰も乗っていないか...
絢音:トランクを開けます
ガチャ(トランクを開ける絢音)
絢音:・・・
○○:どうした?

絢音無線:2-A-35より指令室。サクラ・アベニュー2312へ強盗殺人課と監督官を要請する。419を発見。おそらく187。コード3
キャリー無線:指令室了解

○○:・・・
絢音:・・・

~数分後~

ウーーーーーーーー

橋本:2-L-20、コード6

橋本:また監督官の要請?
○○:すまん
橋本:もう、あんたが監督官になりなさいよ...
○○:書類仕事苦手だからパス
橋本:巡査部長が増えてくれると助かるんだけど...
○○:誰か良い人居ないの?
橋本:あんた
○○:おい...😅
橋本:で、状況は?
絢音:586の通報で来たのですが車外に血があり中を確認したら...
橋本:遺体があったと...
絢音:はい...
橋本:あとは刑事に引き継いで
絢音:了解です

~LAPDノギ-分署~

絢音:やっと終わった~
○○:お疲れさん
絢音:○○さんもお疲れ様です
○○:私服勤務は大変だっただろうがよくやった
絢音:ありがとうございます!
寺田:絢音!お疲れ様~!
絢音:お疲れ~!

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