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ボーダーライン episode5「警官としての覚悟」

~LAPDノギー分署会議室~

橋本:皆。おはよう
新内:おはよう
橋本:炎上は○○達のおかげで解決した。だけど警官が一人亡くなった
新内:今からバッジに着ける黒帯を配るから着けながら勤務して
橋本:それと、警官を殺した犯人はまだ捕まってないから気を付けて勤務しなさい

~ヒナター・ヒルズ~

○○:大丈夫か?
絢音:大丈夫です
○○:本当は?
絢音:本当は、怖くなってきたんです
○○:・・・
絢音:母が亡くなった時以来なんです。目の前で人が亡くなったの...
○○:そうか...
絢音:私はどうするべきなんでしょうか?
○○:それは、お前次第だ
絢音:え?
○○:お前が警官になった理由は新内警部と話して解決しただろ?
絢音:はい
○○:なら、お前は警官を続けたいのか、それとも警官を辞めたいのか
絢音:私は...続けたいです
○○:なら克服するんだ
絢音:どうやって...
○○:それは現場で克服するしかない
絢音:・・・
○○:それを協力するのが俺の役目だ
絢音:ありがとうございます

純奈無線:ディスパッチより全ユニット。ヒナター・アベニュー3421で390

絢音:酔った男性ですか...
○○:行こう

○○無線:2-A-35。向かう。コード2

~ヒナター・アベニュー3421~

○○:あれだな
絢音:確かに酔ってますね...
○○:銃だ!
バンッ(銃声)
○○:伏せろ!

○○無線:2-Aー35!444発生!銃撃を受けてる!

○○:降りろ!
絢音:は、はい...
(パトカーから降りる○○絢音)

バンッバンッ(銃声)
○○:大丈夫か!
絢音:だ、大丈夫です...
○○:LAPDだ!
バンッバンッ(銃声)
絢音:・・・
○○:怖いのか?
絢音:はい...
バンッ(銃声)
○○:怖くても現場で乗り越えるしかないぞ!
絢音:・・・
バンッ(銃声)
○○:お前が怖くて固まればそれだけお前や周りの人間が危険になるんだ!
絢音:・・・
○○:乗り越えろ!
バンッ(銃声)
○○:リロード!
絢音:援護します!
バンッ(銃声)
(銃を撃つ絢音)
バンッ!(銃声)
男1:うわああ!
(被弾する男1)
絢音:武器を捨てろ!
男1:わ、分かった!
○○:お前を逮捕する

絢音無線:全ユニットへ。コード4。被疑者を確保。救急車を要請する。被疑者が右足を被弾
純奈無線:ディスパッチ。了解

○○:よくやった
絢音:ありがとうございます
○○:止血帯頼む
絢音:了解です

ウーーーーーーーーー

ジェイ:おい!大丈夫か!?
○○:新人のおかげで無事だ
ジェイ:そうか

蘭世:大丈夫?
絢音:大丈夫だよ
蘭世:そっか...

ウーーーーー

レイチェル:お待たせ
○○:右足に被弾してる
真夏:了解
怜奈:ストレッチャーを持って行きます
真夏:お願い
レイチェル:ガーゼください
真夏:はい

ウーーウーーー

橋本:また監督官の要請?
○○:すみません😅
橋本:怪我は?
○○:被疑者が右足に被弾しましたが他はなしです
橋本:そう。正当防衛?
○○:はい
橋本:分かった。ところで絢音はどう?
○○:え?
橋本:人の死が怖くなってたでしょ?
○○:バレバレですねw
橋本:私を誰だと思ってるの?
○○:さすが巡査部長w
橋本:で、どうなった?
○○:もう大丈夫ですよ。乗り越えましたから
橋本:そう。さすが敏腕指導巡査ね
○○:どうも
真夏:処置終わったから搬送するね
橋本:分かった。後ろから巡査が着いてく
真夏:了解
○○:我々は?
橋本:パトロールに戻って
○○:了解

○○:新人。行くぞ
絢音:はい!

~ノギー・ヒルズ~

絢音:あの。○○さん。ありがとうございました
○○:何がだ?
絢音:○○さんのおかげで乗り越えられました
○○:俺は何もしてないさ
絢音:そうですか?
○○:ああ
絢音:ありがとうございます

純奈無線:ディスパッチより全ユニット。ノギー医療センターで417
○○無線:2ーAー35。コード3
純奈無線:ディスパッチ。了解

ウーーーーウーーーー

~ノギー医療センター前~

○○無線:2-A-35。コード6
純奈無線:ディスパッチ。了解

深川:お疲れ様
○○:状況は?
警備員1:拳銃を持った男がICUの前に居るんです
絢音:行きましょう

~ノギー医療センターICU前~

警備員1:あれです
○○:LAPDです
絢音:許可証を見せてください
男1:・・・
(走り出す男1)
○○:行くぞ新人!
絢音:はい!
(男1を追いかける○○絢音)

○○無線:2-A-35!ノギー医療センターで417が逃走!コード3で応援を!

○○:そのまま追いかけろ!
絢音:了解!

~ノギー医療センター4階~

絢音:なんで逃げるの!

絢音無線:2-A-35。AからBへ!被疑者は4階へ逃走!
○○無線:了解

絢音:止まりなさい!
男1:止まるかよ!
○○:LAPDだ!手を挙げて腹ばいになれ!
(男1の前から拳銃を向けて来る○○)
絢音:手をあげろ!
男1:くそっ!
絢音:逮捕する

○○無線:2-A-35より指令室。コード4。被疑者を確保。被疑者移送のため応援を要請する
純奈無線:指令室。了解。向かわせます

中元:どうしたの!?
○○:あ、ひめたん。拳銃を持った男が居るって通報だったんだけど...
絢音:ICUからここまで逃げたんです
中元:結構距離あるね...
○○:ひめたんはどうしたの?
中元:ひなのちゃんの病室の帰りだよ
絢音:あ、ひなのちゃんは大丈夫そうですか?
中元:もう大丈夫そうだよ
絢音:よかった...
○○:で、あんたは誰だ?
絢音:銃です
○○:リボルバーか...
絢音:それと身分証です
○○:え~と...ジョン・ケイシーか...
男1:・・・

○○無線:2-A-35より指令室。身分照会願う。ジョン・ケイシー。1978年5月7日
純奈無線:少しお待ちください
○○無線:2-Aー35。了解

絢音:○○さん...これ...
○○:え?
中元:バッジ?
○○:シカゴ警察のバッジだ...

純奈無線:ディスパッチより2-A-35。ジョン・ケイシーはシカゴ警察の巡査です。バッジ番号は23543
○○無線:了解

○○:どういうことだ?
男1:話すことはない
絢音:どうしますか?
○○:・・・

○○無線:2-A-35。ノギー医療センター4階に監督官を要請する。コード1
橋本無線:2-L-20。向かう
ジェイ無線:2-A-23。コード6

蘭世:お疲れ様です
ジェイ:状況は?
○○:これな~んだ?
ジェイ:シカゴ警察のバッジ?
○○:こいつのだ
ジェイ:どういうことだ?
○○:こっちが聞きたい
絢音:そういえば、巡査なのにリボルバーなんですね?
○○:個人の銃だろ?許可をもらえばLAPDでも個人の銃を使えるからな
絢音:なるほど。○○さんも許可貰ってるんですか?
○○:ああ。グロック17の許可を貰ってる
ジェイ:まさかの17かよ...19の方が使いやすくね?
○○:制服中は19で私服の時に17を使ってるけど、特に気にならないな...
ジェイ:えぇ...

橋本無線:2-L-20。コード6

○○:あ、来たな
橋本:お待たせ。また監督官の要請?
○○:すみません...
橋本:どうしたの?
○○:拳銃の所持で逮捕した男が持ってたんですけど...
橋本:シカゴ警察のバッジ?
○○:この男はジョン・ケイシー。シカゴ警察の巡査らしいです
橋本:どういうこと?
○○:何もしゃべらないので分からないですね
橋本:問題になりそう...
○○:だから呼んだんです
橋本:○○...はぁ~...
○○:どうします?
橋本:シカゴ警察に問い合わせるか...
ジェイ:この男はどうします?
橋本:確認が取れるまでは留置しといて
ジェイ:了解。新人。行くぞ
蘭世:はい
ジェイ:行くぞ
男1:わかったよ
○○:すみません。ひなのちゃんのところに寄ってからでいいですか?
橋本:いいよ
○○:新人。行くぞ
絢音:はい!
中元:じゃあ、私も行く
橋本:早めに戻りなさいよ
○○:は~い

橋本無線:2-L-20。コード4
純奈無線:ディスパッチ。10-4

~ノギー医療センター406号室~

中元:ひなのちゃん
上村:あ、中元先生
中元:何度もごめんね~。お客さんだよ
上村:え?
絢音:ひなのちゃん
上村:絢音さん!
絢音:元気?
上村:はい!
絢音:良かった~
上村:絢音さん。色々ありがとうございました!
絢音:私は何もしてないよ...

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