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乃木坂高校学校内警察 第八話

~乃木坂高校倉庫~

ガタガタガタガシャーーーン

○○:藤野ーー!😢
絢音:・・・😢
○○:嘘だろ...😢

~乃木坂高校体育館~

怜奈:○○君!藤野君は無事!?
○○:・・・
怜奈:○○君!
山崎:姉さん!落ち着いて!
○○:藤野は...倉庫内で瓦礫に挟まれ逃げられない状態になってました...
怜奈:え?
○○:そして、倉庫の老朽化もあり余震が来た瞬間に...倉庫が倒壊して...
怜奈:嘘でしょ?嘘って言ってよ!😢
○○:すみません...
怜奈:ねぇ!○○君!
山崎:姉さん!落ち着いて!

設楽:大丈夫か?
○○:本音を言うと...大丈夫じゃないです...
設楽:だろうな...無理するなよ?
○○:はい...
絢音:○○は悪くないからね?
○○:・・・

AM10:00~乃木坂高校校庭~

ウーーーーーーーーーー

生田:3人とも大丈夫!?
絢音:私と○○君は大丈夫ですけど...○○は無理かもしれないです...
生田:え?
高山:何があったの?
絢音:○○と仲が良かった藤野卓也くんが…倉庫で瓦礫の下敷きになってて助ける方法がなくて...
高山:藤野君は?
絢音:余震で倉庫が倒壊して...
生田:そっか...
絢音:○○。相当責任を感じてます...
高山:そっか...そんなところ悪いんだけど、鈴木のほうの○○君と絢音ちゃんは私たちと避難誘導に当たってもらっていい?
絢音:わかりました

絢音:○○。生田さん達が避難誘導してだって
○○:わかった...

~数時間後~

管理官:生田!高山!
生田高山:はい!
管理官:今、警視庁から震源地の方の青梅PSと無線が繋がったらしいんだが、被害が酷いらしいから何人か連れて行ってもらえないか?
生田高山:わかりました
管理官:誰を連れていくかは二人に任せる
生田高山:はい

生田:絢音ちゃん
絢音:はい
生田:今、管理官から震源地の方の青梅PSと無線が繋がったらしいんだけど、被害が酷いから何人か連れて行くことになったんだけど、乃木坂分駐の人達で行ける?
絢音:多分、大丈夫です
高山:○○君は?
絢音:○○なら大丈夫ですよ...○○はケガした人を見たら体が勝手に動きますから...
生田:そうだね...
高山:わかった...じゃあ、一度乃木坂PSに寄って出動服に着替えて?
絢音:わかりました

絢音:○○。生田さんが青梅PSのに行くから私たちも来てだって
○○:わかった...

PM15:25~警視庁乃木坂警察署二機捜乃木坂分駐~

生田:みんな着替え終わった?
絢音:終わりました
高山:もう行ける?
寺田:大丈夫です
生田:じゃあ、行こう
真夏:ところで、どうやってあっちまで行くの?
絢音:車じゃ渋滞にハマりますよね...
高山:まぁ、しょうがないね...

PM15:55~首都高~

ウーーーウーーー

絢音:○○...大丈夫?
○○:大丈夫だよ...
絢音:無理しなくていいからね?
○○:わかってる...
高山:必要ないと思うけどトリアージタグの色の意味は分かるよね?
○○:はい...
高山:一応確認していい?
○○:わかりました...最初に緑は歩行が可能で軽傷の方。次に黄色が赤ほどではないけど治療が必要な方。赤が一刻も早く治療が必要な方。そして...黒が...死亡。又は蘇生の見込みがない方...
高山:大丈夫そうだね。現場は負傷者がたくさんいるから、トリアージタグを見て負傷者をトリアージエリアに搬送してね
○○絢音寺田:わかりました
真夏:分かった

PM17:00~警視庁青梅警察署~

ウーーーーーーーーーー

生田:やっぱり時間かかったね
真夏:そうだね...
PM2:お疲れ様です!
高山:状況は?
PM2:移動しながら報告します。青梅PS付近の被害はそこまで多くないのですが...震源地の方の奥多摩PBへ行く途中の道路が陥没し、行けない状態となってます...
高山:そうですか...
PM2:現在、陥没した道路の付近で要救助者が多数見つかっていて全員を青梅市立第八小学校に設置した救護所に搬送していて東京消防庁の特殊救急車も来ています
○○:DMATは?
PM2:DMATは2隊来ていて、今は救護所で要救助者の処置をしています
○○:そうですか...
真夏:奥多摩PBに行けるのはいつくらいになりそうですか?
PM2:多分ですが、明日になるかと...
真夏:そうですか...

PM17:25~青海市立第八小学校~

全員:・・・
○○:想像以上に要救助者がいますね...
絢音:そうだね...
PM3:お疲れ様です!現在、災害時対応無線で関連機関が同じチャンネルを使ってるので変更をお願いします
高山:わかりました

高山:じゃあ、まず、いくちゃんと真夏はここに来た負傷者をDMATまで連れて行って!
生田真夏:了解
高山:蘭世ちゃんと絢音ちゃんは赤タグエリアと黄色タグエリアと緑タグエリアを周って負傷者が急変してないかを見て。急変してたらDMATを要請して
絢音寺田:わかりました
高山:私と○○君は指揮本部に行くよ
○○:わかりました
高山:みんなケガしないように

~絢音・蘭世視点~

絢音:ねぇ?あの人具合悪そうじゃない?
寺田:あそこは緑タグ...
絢音:行こう

絢音:大丈夫ですか?わかりますか?
負傷者1:ハァハァハァ…
寺田:すみません!
救急隊1:はい!どうしました?
絢音:この方、具合が悪そうなんですが...
救急隊1:え?わかりますか?
寺田:どうですか?
救急隊1:呼吸困難になってます。教えてくださりありがとうございました。おい!DMATを呼んでくれ!
救急隊2:了解!

~生田・真夏視点~

女性1:すみません
生田:どうされました?
女性1:ここに来る途中に段差につまずいてしまって...
生田:あ、血が出ちゃってますね。救急隊のところに一緒に行きましょう
女性1:すみません。ありがとうございます
生田:いえいえ。では行きましょう

男性1:すみません!
真夏:どうしました?
男性1:妻が息をしてないみたいなんです
真夏:え!?大丈夫ですか?わかりますか?
男性1:妻は大丈夫ですか?
真夏:いつからこんな感じですか?
男性1:ついさっきここにきてる途中です...
真夏:そうですか...すみません!AEDとDMATを!
救急隊3:了解です!
真夏:1.2.3.4.5.6.7.8.9…
救急隊3:AEDです!
真夏:心肺停止状態です
救急隊3:わかりました。おい!スーパーアンビュランスまで連れて行くぞ!
救急隊4:はい!
救急隊34:1!2!3!
救急隊3:心マ続けてください!
真夏:わかりました!

~高山・○○視点~

○○:一実さん。なんで僕は指揮本部なんですか?
高山:ちょっと前の銀行強盗事件、覚えてる?
○○:僕と絢音が中に潜入して怒られたやつですよね?
高山:そう。あの時の○○君の指示が良かったから指揮本部が適任だと思って
○○:そうですか...

高山:捜一高山です
○○:二機捜鈴木です
指揮隊1:お疲れ様です。青梅消防署指揮隊です
高山:負傷者の状況は?
指揮隊1:はい。現在わかってるだけで、黒が7名。赤が18名。黄色が21名。緑が24名です
○○:そうですか...
高山:我々は何をすればいいですか?
指揮隊1:避難所の様子を見てきてもらってもいいですか?
高山:わかりました。行こう
○○:はい


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