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警視庁捜査一課46係 第一話

AM8:30~警視庁捜査一課46係~

絢音:おはようございます
秋元:あ、絢音ちゃん。おはよう
絢音:真夏さん。おはようございます
生田:あ、絢音ちゃんおはよ~
絢音:生田さん。おはようございます
生田:あ、まなつ~。今日の夕飯焼肉食べたい!
秋元:え?私が払うの?
生田:もちろん!
絢音:久々に生田さんのジャイアンを見た...😅
賀喜:お、おはようございます!
絢音:あ、賀喜ちゃんおはよう
秋元:おはよう
生田:おはよ~
賀喜:おはようございます
秋元:って、なんで私がいくちゃんが食べる焼肉を払わなきゃいけないの?
生田:いいじゃん!
秋元:よくない!
絢音:あの~...全員揃いましたよ?
秋元生田:あ、ごめん
生田:じゃあ、改めて。警視庁捜査一課46係係長の生田絵梨花警部です。ちなみに元は警視庁捜査一課2係の係長ね。よろしく
生田以外:よろしくお願いします
秋元:私は警視庁捜査一課46係主任の秋元真夏警部補です。元は二機捜乃木坂分駐です。よろしくお願いします
生田秋元以外:よろしくお願いします
生田:じゃあ、みんな自己紹介しようか!
秋元:じゃあ、絢音から
絢音:はい。鈴木絢音巡査長です。元は真夏さんと同じで二機捜乃木坂分駐です
生田:ちなみに私も捜一の前は二機捜乃木坂分駐の所長でした!
秋元:その情報今いらない…😅
絢音:真夏さん...次の人を指名してください...
秋元:あ、ごめん。え~と、じゃあ未央奈
堀:はい。堀未央奈巡査部長です。元は赤坂署刑事課です。よろしくお願いします
生田:よろしく~
秋元:次、久保ちゃん
久保:はい。久保史緒里巡査です。元は日向坂署刑事課です。よろしくお願いします
秋元:よろしくね~。じゃあ、最後賀喜ちゃん
賀喜:はい。賀喜遥香巡査です。元は乃木坂署乃木坂駅前交番です。よろしくお願いします
秋元:改めてよろしくね~
生田:じゃあ、質問ある人!
絢音:はい
生田:お、絢音ちゃん!
絢音:私というか...○○からなんですけど...なんで46係なんですか?強行犯は4係までしかありませんよね?
生田:あ~...これは本人がいたらすぐ納得すると思うんだけど...なんか上層部の女性のイメージが48か46でみんな坂が付く警察署から来たから46になったんだって~
絢音:アイドルの手によって私たちの係の名前が決まったと...
生田:そういう事~
秋元:あとペアだけど、私と未央奈。生ちゃんと久保ちゃん。賀喜ちゃんと絢音ちゃんで
生田:え...真夏と組んでタクシー代とか全部払ってもらおうと思ったのに...
秋元:え?そんなこと考えてたの?!
生田:まぁいいや。まぁそういうことで、今日からよろしく!
秋元:雑だなぁ😅

プルプルプル

絢音電話:はい。警視庁捜査一課46係...はい...わかりました

秋元:どうしたの?
絢音:乃木坂3丁目公園で男性が背中を刺されたそうです
秋元:よし、みんな行こうか

AM11:35~乃木坂3丁目公園~

ウーーーーーーーーーー

生田:状況はどんな感じ?
○○:それが...
井上:マル被が消えた...
秋元:え?消えた?
○○:というより、誰もマル被を見てない...
絢音:そんなことある?
賀喜:マル害も見てないんですか?
樋口:足音は聞いたみたいだけど...見てはないみたい...
寺田:わかったことといえば、マル被の身長がマル害より高いことですかね...
堀:それはどうして?
○○:ナイフの刺さってた位置ですね
絢音:通常より高い位置に刺さってたの?
○○:そういう事だね
生田:その感じじゃマル索の結果も...
寺田:情報なしです...
生田:そう...
久保:マル害の方は?
井上:乃木坂大学病院に搬送したよ
久保:そうですか...
井上:ところで、そちらのお二人は?
生田:あ、新しく46係に配属になった
堀:堀未央奈巡査部長です
久保:久保史緒里巡査です
井上:二機捜、井上小百合警部補です
樋口:二機捜、樋口日奈巡査長です
寺田:二機捜、寺田蘭世巡査長です
○○:二機捜、鈴木○○巡査長です
久保:鈴木?
絢音:あ、○○は私の旦那さんね
堀久保:え~!?
○○:まぁ、鈴木は元からだけど...
絢音:それもそうだね😅
○○:あ、捜一のバッジ似合ってるよ
絢音:ありがとう
○○:まぁ、そういう事だからよろしく
生田:じゃあ、自己紹介は終わりね。あとは引き継ぐね
井上:お願い

鈴木:どうしましょうか...
生田:鑑識さん。下足痕は?
鑑識1:ここは公園なので下足痕が多すぎて特定は無理です
生田:そうですか...
秋元:とりあえず、私たちは乃木坂大学病院に行ってくるね
生田:わかった~
秋元:行こう
堀:はい
生田:じゃあ、私たちはマル害の勤め先に行ってくるかな。絢音はどうする?
絢音:もう少しここに居ていいですか?
生田:全然いいよ~。気が済むまで調べな~
絢音:ありがとうございます
生田:じゃあ、行こう!
久保:は、はい!
賀喜:絢音さん何してるんですか?
絢音:機捜って、関係がある場合を除いて家まで聞き込みに行かないから、ここから窓が見える家のどれかに目撃者がいるんじゃないかと思って
賀喜:な、なるほど...
絢音:あの家とあの家。それとあの家の三件だね。行こうか
賀喜:はい

~一件目~

ピンポーン

女性1:は~い
絢音:すみません。警視庁の鈴木です
賀喜:同じく賀喜です
女性1:警察...
絢音:先ほどそこの公園で事件が起きたんですけど何か知りませんか?
女性1:何も知らないです
賀喜:そうですか...
絢音:家の中に他に人はいますか?
女性1:居ないですけど…
絢音:そうですか。ご協力ありがとうございました
賀喜:ありがとうございました

~二件目~

ピンポーンピンポーン

絢音:留守かな?
賀喜:そうみたいですね
絢音:っていうか...誰も住んでない気がする...
賀喜:あ、カーテンが無いですね...
絢音:空き家か...

~三件目~

ピンポーンピンポーン

絢音:あれ?ここも空き家?
賀喜:みたいですね...
絢音:とりあえず、現場戻ろうか
賀喜:はい

~乃木坂大学病院~(秋元・堀視点)

秋元:○○君達に言ったことと同じことしか教えてくれなかったね...
堀:そうですね...

~被害者会社~(生田・久保視点)

生田:マル害を恨んでる人はいなさそうだね...
賀喜:そうですね...

PM13:10~警視庁捜査一課46係~

絢音:いただきます
賀喜:絢音さん、手作り弁当なんですね
絢音:そう!朝、○○が持たせてくれたの!
賀喜:良かったですね!
秋元:さすが○○君…
久保:見た目から凄い...
堀:凄いですね...栄養バランスもしっかりしてる...
生田:絢音ちゃんのお弁当で盛り上がるのは良いけど早く食べないと時間なくなるよ~
秋元久保賀喜堀:は~い

PM14:00~警視庁乃木坂警察署大会議室~

管理官:これより捜査会議を始めます。それでは事件の詳細を
刑事1:はい。被害者氏名は木下奏斗さんで通報者は本人です
刑事2:被害者によりますと、歩いていたところ急に背中に激痛が走り、後ろを見たら誰もおらず、背中にナイフが刺さっていたとのことです
管理官:初動捜査は?
堀:現着した二機捜によると、マル索をしましたが不審な人を見たという証言は無し
絢音:防犯カメラにも不審な人は映っていなかったようです
管理官:そうか...下足痕は?
久保:現場が公園だったため、下足痕が多くどれが被疑者のか判断するのは難しい様です
管理官:そうか...二機捜さん!マル索中に変わった点は?
井上:いえ、特には...
管理官:そうか...二機捜さん。ありがとうございました
井上:それでは、失礼します
管理官:では、捜査の割り振りを各係長から伝えてもらう。捜査会議は以上だ
生田:じゃあ、捜査の割り振りだけど...絢音ちゃんと○○はなんか引っかかってるっぽいね...
絢音:はい...
生田:○○と話して来たら?
絢音:すみません。行ってきます

~警視庁乃木坂警察署駐車場~

○○:じゃあ、行こうか
寺田:そうだね。あ、絢音
○○:え?
絢音:○○!
○○:絢音、どうした?
絢音:この事件、何か引っかかるんだけど○○はどう思う?
○○:...それは、自分で気づくべきだよ?ただ、ヒントをあげるとしたらもう一度現場へ行くべきかな...
絢音:そっか…ありがとう。あ、お弁当美味しかったよ!
○○:お、美味しかったようでよかった...絢音。頑張ってね?
絢音:うん!ありがとう!
(警察署の中に戻っていく絢音)
寺田:教えなくてよかったの?引っ掛かりの正体
○○:僕が教えたら絢音が刑事として育たないからね~
寺田:それもそうだね~
○○:じゃあ、改めて行こうか
寺田:は~い

~警視庁乃木坂警察署大会議室~

絢音:ただいま戻りました
生田:おかえり~。ヒントは貰えた?
絢音:え?なんでヒントだってわかったんですか?
秋元:○○君のことだからね~
生田:で、絢音ちゃんは○○のヒントから考えて動くよね?
絢音:はい。もう一度現場に行けって言われました
賀喜:現場100回ですね
秋元:じゃあ、絢音ちゃんと賀喜ちゃんはもう一度現場に行って?
絢音賀喜:はい!
生田:じゃあ、私たちはマル害の家に行ってくるかな
秋元:わかった。私たちは聞き込み行こうか
堀:はい

~乃木坂3丁目公園~(絢音・賀喜視点)

賀喜:○○さんはなんでもう一度現場に行けと言ったんでしょうかね?
絢音:多分、○○は現着した時に何かに引っかかったんだと思う...
賀喜:現着した時...
絢音:...あれ?今日って何曜日だっけ?
賀喜:え?今日は日曜日ですけど...
絢音:それだ!
賀喜:え?
絢音:普通は誰かを殺そうとするなら日曜日の公園なんか選ばない...
賀喜:じゃあなんで...
絢音:まさか...

~被害者宅~(生田・久保視点)

生田:何かある?
久保:いえ、特には...
生田:ん?これなんだろう...
久保:これって、13年前の新聞ですね
生田:この事件って未解決事件だった気がする...
久保:え?未解決事件?

~被害者会社~(秋元・堀視点)

秋元:木下さんが誰かに恨まれてたとか聞いたことないですか?
同僚1:アイツのことは誰も恨んでなかったと思いますよ?
堀:そうですか...
秋元:じゃあ、木下さんが誰かを恨んでたということは?
同僚1:う~ん...あ、恨んでた人いたな...
秋元:え?
同僚1:アイツが恨んでたのは警察だよ。理由は知らないけどね...
秋元:そうですか...
秋元堀:ありがとうございました

~警視庁乃木坂警察署大会議室~

秋元:みんな何かわかった?
絢音:私たちがわかったことは現場がおかしいことですかね
堀:現場がおかしい?
絢音:○○に言われてもう一度現場に行って気づいたんですけど、今日は日曜日ですよね?
久保:そうですけど...
絢音:普通、日曜日の公園で人を殺そうとすると思いますか?
堀:確かに...
生田:私たちは被害者の家の中から、13年前の未解決事件の新聞の切り抜きが見つかった
絢音:13年前?
生田:そう...
賀喜:どんな事件だったんですか?
久保:13年前、家族が殺されたと男子小学生から110番通報があり、PMが現場へ急行。現着したPMは通報をした男子小学生が現場で泣いているのを発見。保護。そして相勤のPMが家の中を確認したところ、男子小学生の母親、父親、妹、計3名の遺体を発見
生田:その後、警察は捜査をしたが犯人はわからず未解決になった事件…
絢音:まさか、その男子小学生って...
生田:そう。今回の被害者の木下奏斗さん
久保:そして、現場の住所が...乃木坂3丁目です...
秋元:やっと、繋がった...
生田:え?
秋元:被害者の会社に聞き込みに行ったらマル害の同僚から、マル害を恨んでる人はいなかったけど、マル害が恨んでる人はいたみたいなの
久保:被害者が恨んでる人?
秋元:マル害が恨んでたのは警察みたい...
生田:そう...
絢音:ってことは、今回の事件の犯人は...

~乃木坂大学病院病室~

トントン

生田:失礼します
木下:はい。
生田:警視庁捜査一課の生田です
秋元:同じく、秋元です
絢音:鈴木です
木下:何の御用ですか?
生田:木下さんを殺そうとした犯人が見つかりました
木下:え?見つかったんですか?
生田:はい
木下:そうですか!それはよかった...
秋元:木下さん。犯人はあなたです
木下:え?
生田:あなたは13年前、家族を殺した犯人を捕まえなかった警察を恨んだ...
秋元:だから、あなたは、自分で自分を殺そうとして、警察に恥をかかせようとした
絢音:未解決事件が増えたら警察に非難の声が殺到しますからね...
木下:…最近の警察は優秀なんだな...そうだよ...俺が自分で刺した...
生田:そうですか...
木下:俺は逮捕されるのか?
生田:それは、無理ですね...
木下:え?
生田:自殺は罪に問われませんので...
木下:そうか...
絢音:生田さん。お願いがあるんですけど...
生田:お願い?
絢音:13年前の事件の再捜査をしてほしいんです!
木下:え?
絢音:13年経った今なら技術も上がりましたし犯人を捕まえることができると思うんです!
生田:...わかった。特対に電話しておく
絢音:ありがとうございます!
木下:刑事さん。この度はすみませんでした...それと、ありがとうございます!😢

~乃木坂大学病院廊下~

生田:絢音も○○に似てきたね
絢音:そうですか?
秋元:私も似てきたと思うよ~
絢音:うれしいです


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