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2024.7.6『Osaka Crash Night2024』

大阪大会での事。
とてもXに収まりきらない想いがあるので、noteに書くことにしました。


光留さんが言う様にこれ以上心配したら怒られちゃうかもしれません。

そして、これもまた光留さんがよく言っていた“天龍プロジェクトの再始動からこれまであんな戦いばっかりやっているのに、こういったことがなかったこと自体が奇跡”でした。

信頼できる選手しかいません。
だから、これはアクシデントです。

誰が悪いとかはもちろんありません。
誰もがあり得ることです。
誰だからとかも絶対にありません。

だけど絶対絶対ぜっーたいに!!!!
どんな理由があっても生きてリングを降りなきゃだめです。
生き抜いてこそなのです。

もう二度と過去のあの時の様な思いはしたくありません。

そして、選手全員が抱える本人たちが納得したリスクであり、私も覚悟をしているリスクです。

だから戦いに水を差したのも事実です。

我が家の父、天龍源一郎が65歳までプロレスラーであったことを考えると、いかに本人の気持ちを優先したかがわかると思います。
男が選んだことに口を挟むもんじゃない。の母の教えに則って『お父さんの口から言わない限りは…』という家でした。
だから試合というのはプロレスラーだけがルールに則り決めることが出来るものだと思います。
代表を務める前から、勝った負けたに悔しがったり、対戦相手や、プロレスに口を挟むな。という教えです。
いくら代表だからといって、簡単に止めていいはずはないです。

だからごめんなさい。
試合を止めた。決断しました。
細かいことなど何も考えずにお顔を見て即断しました。
でも何も後悔していません。

今回のことで、擁護してくださる方、称えて下さる方、すごく多くいて下さり本当に感謝しかありません。
でも、もし、そこにブーイングが起きたり、ふざけんな!というお声がどれほどあったとしても構わないと思っています。

その覚悟をしなくては務まらない役割だからです。


命の価値は変わりません。
これからも私たちを繋ぐたった一つの『プロフェッショナル・レスリング』プロレスを生業とする者の有名無名に関わらず、天龍プロジェクトに関わる選手の命を預かる立場として、全てを尊い一つしかないものであることを再度念頭におき、無事に大切な人のところにお返しするまでを一つと捉え、より一層の注意を払いながら、不安がゼロではなくとも少しでも安心して最大限に選手たちがその瞬間全力を注げる様に努めます。

そして、昨日たくさんのご不安を感じさせてしまいましたが、ファンの皆様にはこれからも気負うことなく楽しんでプロレスを観てほしいです。
笑ったり、驚いたり、感動したり、元気をもらったり、、、
悲しくない涙を流してください。
命のやり取りだなんて、思わなくたっていいです。
それでいいんです。

そんなことは皆様が背負わなくても大丈夫。

でももし、もしも、そう思ってくださるならば、どうか、その瞬間にしかない、選手たちの生き様を見逃さずに見つめていただく力に変えてください。

選手は自分の命を人に預け、人の命を預かり、その中で戦う仕事です。
人を生かし、生かされるお仕事です。
レフェリー、私は人の命を預かる仕事です。

そう見えていなかったとしても根底に命がかかわることは確かな事実です。

それはどれも誰かにお願いされたことではなく、自分が決めて生きているものです。

そして、この今お話しした全てが、無事であるからこそお伝えできることです。

私は、今回のことで大将の引退試合を思い出しました。

1万人という大勢の方が天龍源一郎の最期を見届けにお集まりくださいました。
だけど、あの人が選んだのは新日本プロレス オカダ・カズチカ選手でした。
それ自体は最良の決断だったと思っていますが、やはり不安はあったのも事実です。

プロレスのことに一切口を出さない母が、大会当日の試合前にそっと
『これ、お父さんに試合前に渡してくれる?』と差し出した手紙には
“自分の足でリングを降りてね”と書いてありました。

これ以上の言葉はありません。

この言葉の意味を本当に深く知るには、本人は少し時間がかかりましたが、私たち家族はどんなことが起きても、最悪な事態が起きても、プロレスのせいにはできません。しません。
そして、何かが起きてしまった時、必ず側にいる訳でもありません。
リングの上に上がり、声をかけることも許されていません。

そして、引退試合の日は母と決めていました。
もし、何かがあったら、母は救急車に一緒に乗って、私は会場に残って、ご来場の皆様に謝罪をしたり、対応をするから。
家族という立場より、プロレスを生業とするものを優先しました。
この想いにはファンの人がいるから、見つめてきてくださったファンの方たちがいるからこそできる決断です。
これが決して正しい判断かは、無事に自分の足でリングを降りたからわかりませんが、でも、日々そうした覚悟を家族として代表としてしているつもりです。

だから、あの日の大きな決断を思い返す機会を頂いたことにも感謝しています。
そうだ、そうだった。と、また覚悟を新たにした次第です。

そして、ここからは家族であり、団体代表である、私個人の意見として言います。
今回この様なことが起きて、常々思っていたことです。
今一度、主催を務める方、プロレスラーを名乗る方にこのリスクを回避できるのであれば様々な意味で回避していただきたいと願います。

イタズラに選手たちの命を預からないでください。

プロレスは自由だけど、自由ではありません。
責任を取る覚悟をチケットの売れ行きより負ってください。
胃痛と吐き気に日々壮絶に襲われるほどに負ってください。
それでも足りないほどなのです。

大きな代償が伴います。

それ以上の価値が選手たちにはあります。と伝えたいんです。

皆、それぞれに覚悟の度量は違います。
でも命の価値は等しいです。
だから、選びましょう。
いきにくい世の中だけど、選んで生きていくことを大切にしてください。

易々と人に命を預けないでください。

私が100点とかじゃなくて、
中の人への注意喚起はしたいかな。と思いました。

どうか、言葉足らずでも伝わります様に。

これまで再始動して、言葉にもし難い、いろんなことがありました。
それでも、選手皆と一緒に生き抜いてきたんだという実感を前向きに今、感じています。
天龍プロジェクトに上がる全ての選手が敵味方ぢゃなくて、プロレスに身を置くものとして最良の判断と行動をしてくれた。
スポーツマンシップに則った素晴らしい人たちしかいなかったことに感謝をしています。
これからも信頼できる家族たちと一緒にプロレスを腹いっぱいにやるしかありません。


光留さんと病院の待合室で過ごした時間。
救急車の中。
検査終わり、みのるさんが言った第一声のクソ下ネタは私のプロレス人生で割と忘れられない思い出になりました。笑

天龍源一郎、全日本プロレスラスト名古屋の鼻血ぶーを更新しましたね、これは笑う😂

大丈夫、プロレスラーは強いし、私たちは強いです!


いつになるかわからないです。
でも、全員が願っていること。
再戦。
必ず叶えます。
大阪の地で、もう一回どんな形でも必ず。
いつになるか今はお約束できないけれど…その時まで、どうか待っていてください。

そして、今日も明日も日本全国のどこかで行われるであろうプロレスを思いっきり楽しんでもらえたらうれしいです。

相変わらずの拙い文章ですが、お読みいただきありがとうございました!
さぁ、次は7月17日新木場に向けて、がんばるでーーーー!!!

後悔してもいい、でも出来る限り周りと自分を信じていられる環境で、生きよう。

チームWAR We Are Revolution!!!
7月6日はフジイさんの54回目のお誕生日でしたので(^▽^)/

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