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20年鼻炎に苦しんだ女がようやく耳鼻科に行った話

今年も花粉の季節になり、周りから苦しみの声が聞こえてくる。
私も花粉の被害者の1人だが、
よく考え直してみたら花粉の時期どころか年中苦しんでいることに気がついた。

幼稚園の頃に先生から「あんた鼻すする音うるさいよ」と言われて、かくれんぼでは鼻をすする音で友達に見つかり、
大人になっても「いつもと髪型違って分からなかったけど鼻すする音で分かったよ」と言われ
連続して噴射するくしゃみをいじられ
「鼻かむのつよすぎだよ?」と先輩に優しく注意され、タイプのイケメンに「ティッシュの使用量えぐくね?」と冷めた目で見られた。

あれ?ちょっとまって?
全く気にせずに「あはは〜アレルギーなんすよ」で生きてきた私だが、こうして見ると結構かわいそうな過去で驚いた。少しも気がつかなかった。無駄なポジティブマインドが耳鼻科への道を閉ざしていたのかもしれない。

ともかく、何かしらのアレルギーがあるらしいことは知っていたので、まあ生まれ持ったものだししゃーないなーと思っていた。


つい先日、実家に帰省した際に、母親が耳鼻科に通っている話をしてきた。
母「月1で行って花粉の薬もらってるよ」

は!?!!耳鼻科って通院するものなん!?!

耳鼻科に通うという発想が全くなかった。
逆にいつ行くものなんだよといわれると、たしかに、と思ってしまうが、こんなに毎日苦しんでいたのになぜか耳鼻科に行くという発想が少しもなかった。

そして今日、奇跡的に朝早くに目が覚めている。
休日は夕方起きることもあるような自堕落な人間からしたら午前中に活動ができることは奇跡なので、すぐに耳鼻科を訪れた。

診察室に呼ばれ、とくに鼻水とくしゃみの症状がひどいことを伝える。
医者「まあ今は花粉もありますからね〜」
医者「とにかく鼻見てみましょうか」
(出会って30秒の他人に鼻の穴をこじ開けられる)
医者「うわ、ひどいですね」

医者「軽症、中症、重症の重症ですね(にこにこ)」

何笑ってんだよと思うけど、いままでそこそこ苦しかったことを理解してもらえた瞬間は結構嬉しかった。

その後、血を抜くタイプのアレルギー検査を勧められる。
医者「まあ別にやらなくてもいいんだけどね、40種類くらいの中でなんのアレルギーあるか分かるよ、やってく?」
居酒屋寄ってく?のテンションで言われたので
一杯だけ飲んで帰りますんでのテンションでアレルギー検査が決定。

待合室で一旦待つことに。
そこで私は突然我に帰る。

あれ、、?
私いまから血液抜かれる流れになってる、、、?

実は採血にはトラウマがある。
私の肉肉しい腕から血管が見つからず、
採血を連続失敗、腕も手の甲も刺されまくり、大人数の看護師たちがザワザワしながら私の周りに集まり足の甲に針をぶっさされた記憶が蘇る

こ、こわい!!!!!!

ビビり倒してる間に名前を呼ばれて、担当の看護師さんにオタクばりのスピードで話しかける。
「わたしけっかんでずらいでけどだいじょうぶですかねまえいっぱいしっぱいされちゃってこわくてだいじょうぶですかねあんまりとくいじゃないんですけどこれいたいですかねえいたいですか」

痛いですかと年下の看護師にまくしたてる大人は十分イタイ存在である。

大騒ぎしたあげく、気がついたら採血は終わっていた。今回も天才医師に当たってしまった。

あまりにあっという間に採血がおわり、拍子抜けしたような、安心したような心持ちでいると、会計に呼ばれる。

「6600円です。」

ろ、ろくせんえん!?!!
ぼったくりバーなの!?
こっちは一杯飲んだだけだせ!?!!!

なんて余計なことは言わず、6000円なんてスッと出せてしまう富裕層なので(悲しい嘘)
まあそれくらいの値段なの分かってましたよヅラして帰ってきました。

どうやらアレルギー検査はそれくらいが相場みたいですね。
これから検査する人は心して行くように!ぼったくりバーに行くくらいの心持ちで行ってくださいね!

結果は1週間ほどかかるみたいなので、
気が向いたらレポします。

こんな長文を最後まで読んでくれたあなたは暇なのでしょうか?
そんなあなたに良いことがありますように。

サラバ

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