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高松宮記念【馬場で展開が大きく変化!?自信の予想公開】

逃げた馬の成績は[1-0-0-9]

各年の前半3ハロンを見ると、32秒7~35秒6と幅があり、決着時計も1分6秒7~1分12秒2と、馬場状態によってまったく別物のレースになってしまう。また、スプリント戦にもかかわらず、明確に前有利の傾向を見てとれない点にも注意。

▼脚質別成績
逃げ 10.0% 10.0% 10.0%
先行 11.1% 19.4% 27.8%
中団  4.7%  11.8% 20.0%
後方  2.0%  4.1%  4.1%

初めのコーナーを2桁位置で通過した馬も、計10頭馬券内に好走している。一方、上がり3ハロン最速馬は複勝率25.0%と低調な数字。これといった傾向を掴みづらい。

中京芝1200mのスタートは、向こう正面の半ば。100mほど緩やかな坂を上ると、直線まで続く長い下りに入るため、息を入れづらい。その間には角度のきつい3、4コーナーが含まれ、馬群の外々を回ると大きな負荷がかかる。最後の直線は412mと長く、下りきったあと、坂を駆け上がるレイアウト。

今回は重くなる馬場を踏まえ差優勢の前残りの展開になる可能性が大!!

◎評価は坂路で4ハロン50秒9、ラスト1ハロン11秒7を馬なりで叩き出したソーダズリング。あふれんばかりのスピードのなかでもしっかりと折り合い、ラストは持ったまま抜群の手応えでフィニッシュ。反応も良く態勢は整っている。荒れ始めた走路でも、体幹しっかりのフォームで真っすぐ登坂。フットワークが柔らかく、それでいて力感もある。しまいの反応と伸びも良かった。元来が攻め巧者ということを考慮しても、気配の良さは言うことなし。

逃げ馬に注目すると、ビクターザウィナー、モズメイメイとテイエムスパーダに、マイルから短縮するウィンカーネリアンがいる。日本馬3頭の中で最も行きたいのはテイエムスパーダ。

ただ、テイエムスパーダは特段テンが速いタイプではなく、特に近走はスタート後に押して押して、という感じ。昨年のスプリンターズSでは、1枠2番の絶好枠を引いたが、7枠13番のジャスパークローネに簡単にハナを切られている。結果的にスプリントG1としては流れが落ち着き、前々での決着となった。

そのジャスパークローネとビクターザウィナーは、昨年の香港スプリントを走っており、前者ハナ、後者番手の関係。とはいえ、スタート直後はビクターザウィナーが完全に抜け出し、ジャスパークローネが押しながら強引にハナを奪っている。そう考えると、ビクターザウィナーとテイエムスパーダなら前者のほうが速いはずだ。となれば、昨年のスプリンターズSのように隊列が早めに決まり、前に楽な流れになりそう。

〇ビクターザウィナー
ハナを切られると、日本馬は苦戦を強いられるかもしれない。前走はレベルの高い香港のスプリントG1を逃げ切っており、昨年の香港スプリントでは日本馬に先着している。逆に、日本馬による香港スプリント好走は、2021年2着のレシステンシア以降出ていない。パンパンの良馬場よりも、時計がかかったほうがいいだろうし、天候も味方しそう。

◎ソーダズリング
〇ビクターザウィナー
▲ルガル
△マックドール
‪✕‬トウシンマカオ

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