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水槽の中から学ぶこと

我が家では熱帯魚を飼っています。日々その水槽を眺めて感じていることを書いてみたいと思います。


水槽の中にも社会がある

水槽の中にも社会がある。とはいえ、水槽をみている私が勝手に描き出した社会ともいえますが。

個体によって寿命の長さや起きるハプニングも違う。人間の社会みたいに、水槽には熱帯魚たちの人生がある。

私の朝は彼らの生存確認からはじまる。


種類によって生き様が違う

ネオンテトラはとても穏やかで飼いやすい。仲間同士で傷つけ合うような様子もあまり見られない。キレイな青色を眺めゆったり「鑑賞」ができる。

とある日、飼育に自信が出てきたので新たにグッピーを迎え入れた。そこから水槽事情が一変する!

グッピーはオスとメスのペアで販売される為、オス2匹メス2匹を購入。そのうちメス1匹が水質が合わず、すぐに死んでしまう。しばらくするとメス1匹に対しオス2匹の追跡が始まる。このオスの追跡がなかなか激しい。

とてもじゃないが「鑑賞」という気分にはなれない!夫に相談しもう1匹メスを増やそうと熱帯魚屋さんへ出かけた。


気にしてるのは人間だけ

熱帯魚屋さんにうちのメスが激しい追跡にあっていることを相談してみる。すると「まぁ、魚は本能で生きてるんで。気にしてないと思いますよ!」と。話によると魚のメスは追跡がウザイとは感じておらず、本能で生きているため自分のやりたいように泳いていると言うのだ。

正直、私はグッピーのメスに完敗した気分になった!

追い回されていたように映ったメスは、人間で表現するなら「自分軸」があり「自己肯定感高い系」だったのだ。


変化するモノの見え方

その日からメスの見え方がガラっと変わった。追われて困っていたように見えたメスが、堂々とオスを振り切っているように見えるではないか!

結局すべては私の「思い込み」や「モノの見方」の問題だった。

水槽の中にも社会がある。個体によってそれぞれの人生がある。でも水槽に映る社会は私の価値観でつくられているのかもしれない。

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