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死ぬまで友達でいたいと思うこと

先日、中学1年生の娘(もうすぐ中2)から友人関係の悩みを聞いた時に、私の中でふと思った事があったので書いていきます。

【登場人物】バスケ部で仲のいい友達
A子(さっぱりしていて発言力のある気まぐれな新しい友達)
B子(いつも優しく包み込んでくれる安心感のある新しい友達)
C子(ふざけるのも毒舌も楽しい小学生時代からの友達)

ちなみに皆大好き伊藤君はC子が好き

娘「お母さん、私・・・A子の事が苦手なの・・・」

聞く所によると、A子は気まぐれな所があり、C子ととても仲が良く、4人で一緒にいても、C子を連れてどこかに行ってしまったり、笑いを取ろうとするが故にたまに強い口調でモノを言ったりするとの事。

娘「たぶん、A子の事を苦手だと思ってるのは私だけかもしれない。
別にA子の何が悪い訳でもない。一緒に居ると楽しいし、面白いし、A子のことが本当に好き!と思うんだけど・・・やっぱり苦手なんだよね。私がおかしいのかな?」

それについて私はこう答えた。

私「わかるよ。A子って、すごく面白いんでしょ?魅力的で刺激的なんでしょ?一緒にいると楽しいのわかるよ。だけど・・・疲れるんだよね?
一緒にいる時は楽しくて、楽し過ぎるんだけど、ふとした時に疲れを感じるんだよね?
気まぐれな人ってそうだよ。魅力的で刺激的でミステリアスだけど、こちら側が疲れるんだよ。その「疲れ」に自分自身が気付かなければいいんだけど、気付いてしまったら・・・もう程よい距離感で付き合うしかないね。」

娘はものすごく納得していた。
わかり過ぎる程わかったという顔をしていた。

私にも、かつてとても仲の良い友達がいた。高校時代から15年位の付き合いで、パリピ風味時代の写真を見ると、いつも私の横には彼女がいた。

仮に名前はT子としよう。

T子は、背が低くてちょっとぽっちゃりしていたが、顔は誰もが振り返る程の美人だった。そう、派手で目立つ美人。
都内某所に通う私立高校で、たまたま西東京方面から通う家が近かったので3年間一緒に電車通学をした。

T子はよく笑う子だった。
私のつまらない話に、いつもT子は大笑いしてくれた。

高校を卒業してからは、それぞれの進路に進んだけれど、家が近かったのでそれからもよく会っていた。
彼女が2年間のアメリカ留学から帰ってきてから、彼女に彼氏が出来て、私が不倫して、彼女が失恋して、私がまた不倫をして、クラブに行ってテキーラ飲んで酔って暴れてゲロ吐いて、どんな時でも私の隣にはT子がいた。

30歳の時、私はT子と喧嘩をした。些細な喧嘩だった。

それが原因で、私はT子と離れてしまった。もう連絡するのは一切やめようと思った。
なぜなら、もう疲れてしまったのだ。
15年もの間一緒にいたけど、T子の気まぐれにこれ以上振り回されたくないと思ってしまったのだ。
T子と会わなくなって、寂しくて、つまらなくて、刺激の無い日々が続いていたけれど、心の底ではどこかホッとしている自分がいた。

それから8年間、私はT子と一切の連絡を断った。
その頃は私も子育てに忙しかったのでちょうど良かったのかもしれない。
38歳の時に、共通の友人が結婚するとの事で私はT子に会った。
相変わらずの美人で可愛く、よく笑うT子だったが未だに独身だった。
私がT子と会わなくなる頃に付き合っていた、T子に身も心もゾッコンだった結婚寸前の彼氏はどうしたのか?と聞くと、一言「別れた」と言われた。詳細を聞くと、きっかけは些細な事だったとの事だが、私にはわかったのだ。

彼もきっと私と同じで、T子に疲れてしまったのだ・・・

美人でキレイで可愛くてよく笑うT子は、とっても魅力的で刺激的で自慢の友達で大好きだったけれど・・・疲れるのだ。

その後も私はT子と会う事は無かったし、後にLINEもブロックされている事がわかった。何がどう彼女の琴線に触れたのかわからないけど、私はT子から完全に嫌われてしまったようだった。

長年生きていればそういう事もあると今は思っている。


***

魅力的で刺激的な人は、すごく楽しくて面白いけれど正直一緒にいると疲れる。
男女間での恋だの愛だのも同じで、自分の気まぐれで相手を振り回し振り回されるのは、もう懲り懲りだと思った。

私は、気まぐれで人を振り回す人間にはなりたくない。
自分の経験上、振り回される人間の気持ちは痛い程わかったから、そういう人間に自分はなりたくない。


理想は地に根が生えている人。
周りから、そこに私は必ずいる、と思われていることが理想だ。
そこにはAYAがいるから大丈夫、安心、と思われていることが理想。

だから私は、noteからも絶対にいなくならない

私は死ぬまでここで書き続けるつもりだ

私はずっとここにいる


この先、私を知る人とは、死ぬまでずっと友達でいたいと思っている






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