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子どもは無力

マスク依存症になってしまった中2の娘を見て思う

子どもは無力だよなと

道端で若いお母さんが、4歳くらいの女の子に向かって「なんで?なんで出来ないの?出来るよね?なんで出来ないの?なんでなんで?」親の権力振りかざしてにじり寄るそのお母さんの姿に、美人が台無しと思ったと同時に、

子どもは無力だよなと

と思った。


連休明けの定期テストのために、机にかじり付いて夜中まで勉強している娘に「もうやらなくてもいいんじゃない?」と声をかけるが、「塾に行ってる人は私よりも勉強してる。だから私は塾に行かない分、頑張らないといけない」

全ては、歯列矯正にお金がかかってること、大学生の兄にもお金がかかってること、それを踏まえて「塾に行かない」選択をした娘は、本当に偉いと思う。

しかしながら、中学生がお金を稼げないことにかこつけて、親の不甲斐なさを子どもに押し付けてるだけじゃないのか?

子どもは無力

子どもは塾や矯正費用、部活費などを捻出するには、親にお伺いを立てなければならない。
「すみません、お願いします」
と言われる度に、偉い子だなと思うけど、それでいいのかな?と思う。

娘は、学校の教科書を何度も読み、学校で与えられたワークを繰り返しやるのが彼女の勉強スタンス。プラスαのために私が買ってきた1000円そこそこの教材を「ありがとう」と言って、喜んでやっている。

これでいいのか?

本当にこんなんでいいのか?

きちんと塾に行かせて、力を付けさせてあげるのが娘のためなんじゃないのか?

しかしながら、娘なりに「塾に行かなくても張り合えるだけの力は付けられる」ということを試しているようにも見受けられる。
とりあえず、様子を見てみようと思う。

そんな娘がGW中に行った旅先のお土産売り場で、その場でじっと見つめているものがあった。

クロミのタオルハンカチ660円

私が「それくらいなら買ってあげるよ」
と言ったら、娘は満面の笑みを浮かべた。
しばらく、クロミとウサハナで迷ったあげく、クロミを買った。

「ありがとう、私が持つよ」

と言って、その場で他のお土産も一緒に持ってくれた。


子どもは無力

だけど、その笑顔は世界を救う

と、私は思う



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