後期授業で伝えたいことの準備。

みなさま、こんにちは☆久々のnote投稿。長かった夏休みが終わり、来週から本格的に後期授業がスタートします。今日はそのための準備をコツコツと。普段しない準備を今年の後期のためにしてみたので、その心境の変化もぽつぽつと。

今年から新しくご契約していただいた大学での授業を4月からスタート。かなり自由に授業をさせてもらっていて、少人数クラスだったために、最終回のプレゼンでは初日には想像もできなかったほどにスキルが上がっており、とても達成感がありました。

その最終日に彼女たちに言われたのが、「先生の授業が終わっちゃったら英語話す機会なくなるからどうしよ…」と。残念ながら日本に住んでて英語を使う機会は私自身も少ないので気持ちは痛いほど分かります。そこでぽろっと口が滑ってしまい、「私の知り合いのアメリカ人がYouTube取ってて、インターン探してるけどやる?」と。

コワーキングスペースにスタジオを作り、外国人の視点から関西の良いところを発信するという内容です。ゲストが豪華なので、良ければ観てください。


少し話は過去に戻り、なぜ英会話講師をしているのかというと、ロンドンに住んでいる時にあまりにも東アジア人たちの自国愛が強く、他国が経済的にもどんどん発展しているのを感じ、「日本このままではヤバイのでは?せめて英語話せる人が増えたらなんとかなるのでは?」と思ったから。とにかく一人でも英語を使って、外貨を稼げる人を増やしたかったからです。

そんな思いを持ちながら、大阪のどこかに世界とのハブスポットができたらもっと経済発展するのではないかというアイディアを持ち合わせていたところ、同じ志でコワーキングスペースを運営している今の代表と出会い、コワーキングスペースでコミュニティコーディネーターとしてのキャリアをスタートさせました。

私にとっては、同じ軸で大学のお仕事も、コワーキングスペースでのお仕事をしているにも関わらず、けっこう大学ではきっちりと線引きしてたんですよね。なのであんまり学生にもコワーキングスペースでのことは話していなかった。なぜかと聞かれたら深い理由はないのですが、けっこう学校関連って理解できないような謎のクレームが多いので、トラブルにできるだけ巻き込まれないようにしていたのかもしれません。

そんな心境を少し変えたのが去年の出来事。私の授業を受ける必要がないほどに英語が堪能な学生がいました。専門学校1年生の時点ですでに将来の夢が決まっており、アメリカのブランディング業界で働きたいとのこと。英語力もコミュニケーション力も、他の授業でも先生方から高評価の学生だったので十分にアメリカでチャレンジできたと思います。しかし残念ながらビザが簡単におりないんですよね。海外で働いたことがある人に色々聞いてみましたが、アメリカは他の国よりもハードルがとても高かった。結局、アメリカで働ける手立ては残念ながら当時は見つけることが出来ませんでした。

私の働いているコワーキングスペースでは、ボーダーレスなハブスポットを目指していることもあり、関西に住んでいる外国人の方が出入りしています。日によってはあちこちで英語が聞こえるほどに。私にとっては、その環境は当たり前になっていたのですが、ふとこれは当たり前ではないなと思い改めました。なかなか特殊だと。

学生をアメリカに出してあげれなかった悔しさから、コワーキングスペースでの英語環境は学生に提供できるのではと思い立ったのです。

そう思いながら去年一年を過ごしながら、話は戻りますが今年の前期終わり。学生が授業が終わると英語を話す機会がなくなるという発言をしたのに対し、ぽろっとYouTubeの話をしてしまったんだと思います。

そこで驚きだったのが、大抵は私から提案をしてもそれを受けようとしない学生ばかりなのですが、今回はまさかの全員が「やりたいです!」だったんですよね。なんかね、感動しました。4月に会ったときの彼女たちだと絶対に即断ってただろうに。笑 それほどの変化を与えられたことに嬉しさしかなかったですね。こういう人を一人でも増やしたくて英会話講師の道を選んだんだよねって。あらためて原点に戻った気がしました。

今は、拙い英語を使いながらもYouTubeのお手伝いしてくれてます。日本でも英語を使う場所を提供できたことに私が一番自己満足しているかもしれない。笑

期の始まりはどの学校でもオリエンテーションなのですが、そこでいつもはイギリスで働いていたことは話します。けれど、そこまで深く「なぜ英会話講師を始めたのか?」の軸では話したことがなかったなと思って。

この夏、コワーキングスペースで私が授業をしている大学のインターンシップを受け容れたんです。これはYouTubeは関係なく、コワーキングスペースの方で。そこでお昼休憩中に同僚からのフリで私がなぜ英会話講師をしているかを話すことになって。全員に伝わったかは分からないけれど、インターン生の数人が私の授業を後期から受けるのを楽しみにしてくれてるんですよね。

今年の後期からはもう少し過去のプライベート面も見せて、一人でも多くの学生が「英語を使う」ことを意識してくれたら嬉しいなと思います。この仕事始めてから初めて、向こうに住んでた時の写真使ってスライドなんか作ってしまったな。それにしてもロンドン時代の最後の最後でスペインでデジカメを盗まれ、ほぼ2年間の思い出もなくなるという辛い思い出が、数少ない写真をピックアップしながら蘇りました。学生たちにはスリには気を付けて、の一言も忘れないように伝えよう。

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