見出し画像

水無月という和菓子

東京は本日37℃予報。
いや、もう無理…。

今日は6月30日ということで、水無月を食べる日ですよね。

実はそんな風習を全く知らなかった私。知ることになったきっかけは姫でした。(ちなみに姫とは私の実母。)
入院中、水無月を買って届けろとの命令が下り、その時初めてお菓子の存在を知ったのです。
新宿中のデパートを駆けずり回って、ようやくゲットした記憶が今も鮮明に残ってます。不仲だった姫の世話をするようになり、ものすごく追いつめられていたあの頃。とてもわがままな人だったので、どこどこの何々を買って来い(それがいちいち高いから腹立つ)と電話がありました。毎日病院に行くことだけでも重労働なのに、私の気持ちを慮ることは出来ない人でした。

閑話休題。
どうしても姫の話題になると愚痴ばかりになってしまいます。

去年ふと思い出したんです、水無月のこと。それで調べてみたら厄払いの意味があるお菓子だと知りました。まだ一回目のワクチン接種さえも済んでおらず、諸々不安な気持ちをお菓子に救ってもらいたくなって購入。といっても、何処でも簡単に買えるわけじゃないんですよね。地元の和菓子屋さんなんかでは扱っていないことがほとんど。結局通販でゲットしました。

姫のことは今でも嫌いです。亡くなったからといってそれまでにあった様々な出来事はチャラにならない。ただ、季節ごとの行事を大切にする人だったな程度には思い返します。

で、水無月。近隣の百貨店まで行けば買えるようですが、暑さに慣れていない身体に37℃ってあまりに危険すぎる。

今年は諦めよう…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?