2月の夕暮れキャンプ
今年は寒暖差アレルギーなんていう言葉が聞こえてくるくらいの温度差のある冬。
暑かったり、寒かったり、光熱費高かったり、案外大変です。
夕暮れキャンプの日は穏やかな冬の晴天の日。
冬は寒くなくっちゃね…と思いましますが、心地よく過ごせることは何にも勝るので、あったかくてよかった。
始まるともなく始まって、ゆるーっと終わる。
この感じが好きで、「始まるよー」の挨拶をしなくなってしまいました。
もちろん、時間設定を設けているし、お金もいただいているし、わたしだってスタッフもいるし、ちゃんと時間で区切るが大事なことだとは知っているのだけれど、フワーッとしてます。
それは、わたしが、時間で区切られるのが苦手だったり、声をかけるのが苦手だったりが大きく関わっていると思う。
そして、いい感じに語り合ってる人たちを見ているのが好きだからかな…とも思う。
いつかの夕暮れキャンプの時に、17時すぎたくらいから、闇が迫ってきて、辺りがシュッと暗くなった。
その時に、来ていた3歳くらいのこどもが、
「おかあさん、こわいから、かえろう」と、おかあさんにしがみついて言った。
今、都会の夜は明るい。
ドアを閉められたこどもべやが暗くて怖いって思ったこともあったけれど、でも、それは家の中。
自然の中でまっくらは本当にまっくら。
スマホの灯りをかざしても、本当に自分の手元?手先しか明るくならない。そして、めちゃくちゃ頼りない。
その時は怖くなったので、夕暮れキャンプはおしまい。解散!となったのだけど、帰ってお母さんからのお母さんのInstagramにはこうあった。
「とっぷりと日が暮れ、少し寒くなってくるとこどもたちが「帰りたい…」…中略…怖いなって思うことも大事だと母は思ったのでした。」
圧倒的に大きなものを見ると、ちょっと怖くなる。
ドキドキしちゃう。
なぜだろう。
かなわないと思っちゃうのかな?
目に見えるものだけが全てではなくて、目に見えない何かを感じる。
そんな経験をしてほしい。
こどもも。
おとなも。
その瞬間を見たいなとわたしは思っている。
だから、フワーッと始めて、フワーッと終わるんだろうな。
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