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【ニューヨーク住み20年】:メトロポリタン美術館 The Great Hall Commission: A Metta Prayer を見てきた

自称マンハッタンでいちばんNYC フェリー とランドールズ島を愛するアジア人、山本アヤメです。

 10月も半ばになりました。メトロポリタン美術館のグレートホール(正面入り口から入った場所)のお花もハロウィンを感じさせられるオレンジ色のアレンジなっています。

 中央の円形のインフォメーションセンターを中心に左右対称の吹き抜けの開放感のある空間に、チケットカウンター、クローク、館内でいちばん大きなギフトショップ、メンバーデスクなどがある、正面入り口を入ったグレートホールでは新しい展示が始まっています。

ビデオインスタレーション:A Metta Prayer

 1階の壁面に4つ、2階の壁面に2つ、合計4つのジャコルビー・サッターホワイトのビデオインスタレーションが映し出されている。サッターホワイトは、メトロポリタン美術館のパーマネントコレクションから100以上の作品をレンダリングし、三次元アニメーション、実写、コンピューターで生成された想像上のニューヨークの風景と組み合わせ、4種類のストーリーを展開している。このインスタレーションにはさらに、音楽、照明を用いたり、サッターホワイトと親しい共同製作者によるライブパフォーマンスも予定されており、美術館内に没入型のアート空間を出現させています。

 美術館のエントランスなので暗くすることはできないので、日本のチームラボほどの没入感はないものの、天井のパープルからグリーンの照明が普段のMETに慣れている者には、かなり新鮮である。4種類の映像はそれぞれ異なる世界観で見比べてみるのも楽しそうだ。個人的は2階のスクリーンの映像に惹かれた。

ジャコルビー・サッターホワイトとは

 ジャコルビー・サッターホワイトは1986年、サウスカロライナ州コロンビアに生まれる。現在はブルックリンを拠点にパフォーマンス、アニメーション、音楽、絵画、彫刻、写真など、さまざまな分野を融合させ、美術史、ポップカルチャー、クィア理論、アフロフューチャリストの観点から、非常に多面的なメディアインスタレーションを制作している。新技術やソフトウェアプラットフォームの多くを活用した彼の高度なクリエイティブで実験的な作品は、現代のメディア文化のダイナミズムと技術の高い融合を示している。岡山芸術交流2022参加アーティストでもある。

動画はこちらから




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ayame_yamamoto


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