5年ぐらい経っても私は変わっていなかったらしい

ふと思い立って、本館ブログ「Luminous Tale.」の初期の記事を読み返していた。
懐かしさに駆られつつ読んでいると、いやはや、自分は変わっていないなと思う記事に出会った。

あとで後悔しないために今自重しない、という話 | Luminous Tale. 


紛れもなく自分の書いた記事なので、該当部分をまるっと引用してしまおう。

こないだ仕事の休憩中にネットサーフィンしてたら、はっとする内容の記事を見つけた。
後悔しない人生を歩むために必要なこと | jMatsuzaki
なるほどな、と思う。
今ものすごくやりたいことがある時は、思い切ってやってみた方がいい。やらなかったらきっと「うわーあの時やっとけばよかったーorz」ってなりますから。
やってみた結果まずいことになりそうだったら、その時にやめてみてもいいんじゃないだろうか。最初からやらないよりは。そもそもやらなかったら、状況が悪くなることはないけど、今より良くなる可能性もない。
良い意味で「自重しない」ってやつかな。何でもかんでも自重しないってのは少々まずいかもしれないが、かといって自重しすぎたら窮屈だし、せっかくのチャンスを逃すかもしれない。
なので、自分が今「めっちゃやりたい!」ってのがあるのなら、さくっとやったらいいんじゃないかな、と思います。私も自分がやりたいと強く思ったことに関しては自重してません。やりすぎだろってツッコまれてもやってます(笑)
(ちなみに私は基本的に宝塚の、特に花組のことに対してはとことん自重してません。だって大好きなんだもん!!)

今の私が言っていることと同じじゃん、ほぼ。
当時は20代半ばだった。その時からこういうことを考えていたらしい。そして今も、変わらずそう考えている
もっとも、今は「やりたい」と思いつつも手を出していないものが多々あるが(いや当時からすでにそういうところあったか)。

今一切自重していないものといえばやはり宝塚(特に花組公演)で、そこもまったく変わっていない。花組公演の観劇回数も、当時とほぼ変わっていない(大劇場公演10回以上とかザラ。遠征も一公演につき2回はする)。
変わったとしたら贔屓か。当時は花組95期男役・柚香光さんだったが、今は花組100期男役・聖乃あすかさんだ。
推す対象こそ変わったけれど、熱意は同じのはず……いや、今の方が何倍も強かったわ。まあそんなものだ。

それでも、たまには下手に自重して後悔することもあったんだけどね。宝塚のことでさえ。
ちょうど1年前の花組東京宝塚劇場公演「ポーの一族」。新人公演で聖乃さんが初主演を果たして、当時聖乃さんが大好きになりつつあった私は大劇場の新人公演こそ観に行ったのだけれど、東京の新人公演は観に行かなかった。
結果……数ヶ月もしないうちに激しく後悔した
ほどなくして聖乃さんを贔屓にすると心に決めた私は、初の新人公演主演という大きな舞台をちゃんと見届けるべきだった、この目に焼き付けておきたかったと悔いることになったのだ。大劇場では観たけれど、それがあまりに素晴らしかったが故に、東京で観なかったことは「片手落ち」に感じられたのだ。

それ以来、聖乃さんの出演する公演は絶対に悔いのないように、一切の自重はしないと決めている。
だから無理やりにでもスケジュール組んで観に行くし、その資金を用立てるためなら節約もするし、入り出待ち等で聖乃さんにお会いする為なら仕事の融通さえもつける。苦手な早起きだって1ヶ月ぐらい続ける。
普段のんびり無計画生活している自負のあった私にしては、自分でも驚くほどの計画的行動力である。
まあきっと、「好き」のためならこうやって自分を奮い立たせていけるのだろうと思う。むしろそうじゃなきゃ、私はまともに動けない

そしてそういうところも、昔から変わっていないように思う。
昔から、興味をもつ対象が少なく、興味を持てなければ周りが何と言おうとそれに手を出したりすることはない代わりに、ひとたび興味を持ったならば尋常ではないほどの熱量を注ぎ込む癖があった。いわば、完全なるオタク体質(そのくせマンガやアニメには全く興味を示さなかったけれど)。
それはきっと、「自分が興味を持ったり好きになったりした対象のことは余すところなく知りたい」という欲求から来ているのだろうと思う。そう、知りたいのだ。知らないことがないようにしたいのだ(知るべきでない部分を除き)。

だから自重はしない。興味をもったこと、知りたいことのためなら。知らずに後悔してしまうことのないようにするためなら。
そして何より……自分が好きだと思える何かや誰かのためなら、何だってする
その対象が、今は贔屓の聖乃あすかさんである、というわけだ。

きっとこれからもそうだろう。5年後も、10年後も、その先も。
幾度となく推し変を繰り返してきた私だけれど、今は聖乃さんを卒業のその時まで推そうと決めている。だから10年後も、やはり聖乃さんを推していきたいと思う。
もしかしたら何かが変わっているかもしれないけれど、根本的な性質、つまり「好きな対象のことは余すところなく知りたい」という欲求は変わらないだろう、これからもきっと。
私は私のままでいたいなと、今も願う。昔そう願ったのと同じように。

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