悪意を持つハッカーのアイコン

ほめ言葉の裏側に隠されたもの

私が10才(小学4年)になった頃には 目に見えて女性的な男子児童になっていたみたいで 元々は仲が良かった同級生(男子)が私を「おかま」と呼んだ事から クラス内外でそう呼ばれる様になりました。


それは中学生になってからも続きました。


あれは確か 中2の昼休みの時間だったと思います。


教室でくつろいでいた私に対して


クラスメイトのボーイッシュで有名だった女子が


〇〇君(私の事)は 女性よりも女性らしいよね!


と 言って来たのです。


そう言い放った彼女のにやけた表情からして 決していい意味で言っているのではないだろうという事は 何となくではありますがわかりました。


<女性よりも女性らしい>というのは 本来であれば歌舞伎などで女形を演じている男性(役者)に対する褒め言葉として使われているものです。


いい意味で言われたのではないと感じつつも さほど深く考えずにその場をやり過ごして20年以上が経ったある日 たまたま観ていたテレビ番組の中で女性の悪意というものを特集していたのです。


何気なく観ていると 某オネエタレントさんが過去に「女性よりも女性らしい」というその言葉を女性から言われたのだそうですが 実はその言葉は・・


「女性よりも女性らしい」=「あなたは男としての魅力が無い」


という悪意に満ちた意味合いが潜んだ言葉だったのだと振り返っていました。


中学生の私に対して言われたその言葉も 同様の悪意が含まれていたのかどうかはわかりません。


ただ・・ 同級生の女子のその言葉は 私に対する意味深(悪意?)なものが少なからずあったと感じられるものでしたので


一見するとほめている様に思わせておいて 実はこちらをディスってきているという事実が本当にあるのだと考えると 何だかとても恐ろしいですし それをだいぶ後になってから気づいた私は 何と言うお気楽ものなんでしょうか・・。笑


私のそんな鈍感さは弱点でもあり 同時にそれが大らかさ(天然)という個性でもありました。


もしかすると・・私のそんな大らかさが反感を買ってしまっていたのかもしれません。


女性的で異質な印象をあたえてしまう部分と そんな大らかさとが重なって・・。


そのどちらか一方であっても目に付きやすいものなのに 私の場合はその両方なのですから尚更だったのでしょう・・。笑


それまでの私は 悪意を持ち それを直接的または間接的に相手にぶつけてくる人だけが100パーセント悪いものだと思っていたのですが


「(※決して全てではありませんが)そんな悪意を向けられる側(私)にもその要因があったのではないのか?


と 今ではそう考えられる気持ちの余裕がでてきました。


天然的な大らかさというのは 女性的(中性的)な男性と同様に 全ての人に微笑ましく受け入れてもらえるものではないと思います。


ですが私自身 身内や ごく近しい知人には幼い頃から良心的に接してもらえていたので  それが当たり前なのだと そう思っていたのでしょうね・・。


それまでの私に対する他者から受けた悪意みたいなものは この世には当たり前な事は何一つなく 幸せだと思えるような事でも いつ不幸せに転じてしまうのかわからない脆さ(曖昧さ)を教えるための試練(メッセージ)だったのではないかと考えると これまでに自分の身に起こった出来事を受け入れられそうです☆










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